2024年(令和6年)5月5日-463号
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枯れ果てて、散るのではありません。
この世は、かりそめの宿-
ならば-春さらば-と、すがしく散る、
万朶の桜のひとひらにこころ学びたいものです。
今までも、このように生かされ、
そして、生きて参りました。
師 承真尼婆子の後ろ姿を追いつ、
婆子の踏み跡を行きつ戻りつ……。
ひたすらに生きようとする、
盲目的意思を感じながらも、
深遠な真理を未だ識り得ない我が身の、
自分の愚かさに、
明けることのない夜……「無明長夜」を憶います。
だからこそ、人は心の遍歴と軌跡の中で、
心の樹海を彷徨い歩くとも、
無明長夜を照らす生きる灯火を、
心の旅を開く鍵を、
人生の道すがらに求めようとするのです。
☆ 左藤無憂樹─生きる命をつなぐ蓮の絲……☆彡
vol.00463 202年5月5日(日)配信
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私の「哲学の道」散歩道にて
★……いつの間に 春惜しめども 世の中は……
いつの間に
春惜しめども
世の中は
諸々のこと
薫風に流され
2024年5月5日 詠
・Ave Maria /Giulio Caccini ・ Vladimir Vavilov
ジュリオ・カッチーニの《アヴェ・マリア》再掲
( 珠玉のピアノ曲…… )
https://www.youtube.com/watch?
☆彡・最新の今日のひと言
★…2024年5月5日 今日のひと言
─いつの間に 春惜しめども 世の中は……
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2024年4月22日 今日のひと言
─……千草の花を 籠に摘み 野にあるがごと……
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
☆彡・ 憶いでの小筥から……今日のひと言
★…2019年6月3日 今日のひと言
─……鐘花よ 湖凪( うみな )ぐ風の 蛍火呼べり
ヤマホタルブクロを詠んで
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2019年6月4日 今日のひと言
─踏み込まず、争わず……
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2019年6月5日 今日のひと言
─取捨選別と競争が軋み立つ、
この世の中に在って……
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2019年6月6日 今日のひと言
─前向きに生きようとするその心に、
新たな息吹がもたらされるのです。
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2019年6月7日 今日のひと言
─この道の先に、
新たな未来を憶い描くことなど、
到底無理……。
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2019年6月8日 今日のひと言
─心の裡のつぶやきは、命の本音……。
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2019年6月9日 今日のひと言
─私のお気に入り
その音の韻に込められる、
心に染み入る情感の種々の音楽……
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
☆彡・こころの磨き砂
古書「静夜に思ふ」を読みながら……から
◆達磨面壁九年、人間一生……。
(2015年4月27日)
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
私の「哲学の道」散歩道にて
5月5日 いつの間に 春惜しめども 世の中は……
いつの間に
春惜しめども
世の中は
諸々のこと
薫風に流され
2024年5月5日 詠
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
私の「哲学の道」散歩道にて
4月22日 ……千草の花を 籠に摘み 野にあるがごと……
散歩道
千草の花を
籠に摘み
野にあるがごと
み仏に供ふ
2024年4月22日 詠
・‥……─━━…‥憶いでの小筥から…‥…━━─…‥‥・
6月3日 ……鐘花よ 湖凪( うみな )ぐ風の 蛍火呼べり
霧のなか
うつむきて咲く
鐘花よ
湖凪( うみな )ぐ風の
蛍火呼べり
2019年6月3日 ヤマホタルブクロを詠んで
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
6月4日 踏み込まず、争わず……
仲良く出来るはずの力で、
心ならずも争ってしまうものです。
積年の人間関係というものは、
情が絡まりますと、
殊の外、
難しくなってしまうようです。
踏み込まず、争わず、
互いの立ち位置を認めて、
それ以上は、立ち入らない。
それぞれの立ち位置から、
居場所は違えども、
互いに見えるものはあるようですから……。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
6月5日
取捨選別と競争が軋み立つ、
この世の中に在って……
忍土といわれるこの世に生まれ、
選りわけられるような、
取捨選別と競争が軋み立つ、
この世の中に在って、
どうすれば、この迷いを離れ、
苦を抜き去ることができるか……等など、
孤絶感にさいなまれるものですが、
時至り、氣が満ちれば、
道は開けるものです。
自ら、道を閉ざすようなことがあってはいけません。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
6月6日
前向きに生きようとするその心に、
新たな息吹がもたらされるのです。
出逢う縁によって、
この先、どのようになるか、
まったく予想ができない現実ではありますが、
この遇縁性の中にあってこそ、
来し方、この先の往く道を、
悩み苦しむ憶いを越えて、
ただひたすらに、生き切ることです。
苦楽明暗に左右されることなく、
愁いることもなく、
前向きに生きようとするその心に、
新たな息吹がもたらされるのです。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
6月7日
この道の先に、
新たな未来を憶い描くことなど、
到底無理……。
人は、誰もその生まれを選べず、
目の前にある環境に抗いながらも、
不本意ながら、
世流れしてしまう……
この道の先に、
新たな未来を憶い描くことなど、
到底無理……。
本来、自由無碍なこころを、
ここで縛り付けてしまうのです。
この人生の道中、時を戻すことはできません。
しかしながら、
誰かが、何かをしてくれるだろうと、
閉塞感を感じながら、
待っている人生よりも、
自らが、自らの殻を破って、
わが人生の道に風を起こすこと……です。
確かに、生きていく上で、
この微弱な身力では抗えないことも数多あります。
しかしながら、
決して、わが歩む道を不平の道とはせず。
命の道を、自ら閉ざしてはいけないのです。
発心時の心から離れていないかを、
常に点検しながら、
心を真っ直ぐに保つことです。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
6月8日 心の裡のつぶやきは、命の本音……。
心の裡のつぶやきは、
命の本音……。
挫折・不運に憶えることも、
人の幸せも、
不幸せと憶う心も、その人の心次第……
不承不承、
させられている苦労なのか、
自ら、その殉難の道を心にとどめ、
今日のこの日の為に、
最善を尽くして生きようとするか……です。
自分を責めず、
ましてや、
誰彼を悪者にする必要もないのです。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
6月9日
その音の韻に込められる、
心に染み入る情感の種々の音楽……
人生の仕舞支度をしているように、
夜半に片付けをしておりますと、
長く目を通さなくなっている書物や、研究資料、
遙かな昔、当時、いわゆる
お気に入りだった音楽のメモなどが出てまいります。
特に、お気に入りの音楽は、年令を重ねながら、
今も、その音の韻に込められる、
心に染み入る情感に新たな感慨を覚えております。
この此岸での生きた証として、
備忘録のように綴っているこのブログですが、
最近は、以下の曲を好んで聞いております。
忘れないように、ここに書き留めておこうと憶います。
喜多郎
絲綢之路 / シルクロード幻想~光と影 / 飛天 / 鐘楼 / 蜃気楼
菩提樹 / 40800年 / 静けさの中で(遥かなるタクラマカン砂漠)
生命の泉 / 黒水城の幻想 / 神秘なる砂の舞(ローラン)
キャラバンサライ / ムーン・スター / 西安に祈る /流るる砂
時空間 / 再生(限りない塩沢)/ 夜明け/ 長城/天山
遥かなる大河 /天地創造神 /永遠の路 / 菩薩/ 西に向って
時の流れ /永遠の路
殊に、youtubeから/喜多郎
Kitaro 喜多郎 - 飛天 Flying Celestial Nymphs
Er-hu(二胡奏者)by Yu-Xiao Guang. (ユーシャオクワン)
Kitaro 喜多郎 - 飛天 Flying Celestial Nymphs (youtube.com)
夜半、大体執筆中でございますが、敦煌莫高窟壁画第57窟
南壁中央 仏説法図右脇侍菩薩の慈悲深き優美な表情に魅入られ、
莫高窟内の障壁画から飛天が抜け出し、鳴沙山の天空を舞い、
荒漠とした沙漠を舞飛ぶ幻想すら覚え、遥かなシルクロード、
絲綢之路に憶いを馳せながら、ヘッドフォンで聞いております。
魂の癒されるひと時でございます。
喜多郎 シルクロード幻想~光と影
空海が海を渡り、「星に発し、星に宿す。晨昏兼行す」と、
『日本後紀』巻十二に明記されている、西へ仏法を求めた
苦難の道。いわゆる 「空海ロード」に憶いを巡らせ聞いて
おります。
オカリナ宗次郎
雲を友として / こころ / 道 / 四季~愛しき子供達へ~
悲しみの果て
亡き両親のことや、来し方等などが浮かんでまいります。
Yo-Yo Ma ヨーヨー・マ
新シルクロード2007-激動の大地 - 01 Mohini (魅惑)
クラシック
アルビノーニ - 弦楽とオルガンのためのアダージョ ト短調
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
デイヴィッド・ベル(オルガン)
スメタナ - 交響詩《モルダウ》
モルダウ・「我が祖国」
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
1967年4月14~17日 ベルリン イエス・キリスト教会
バッハ - 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068より
第2曲 G線上のアリア 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
デイヴィッド・ベル(オルガン)
パッヘルベル 3声のカノンとジーグ ニ長調(編曲:M・ザイフェルト)より
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
フランク・マウス(チェンバロ)1983年9・11月
ショパン-夜想曲 第1番 変ロ長調 Op.9-1
ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ
ロンドン ロスリンヒル教会 キングスウェーホール
ショパン - 夜想曲 第20番 嬰ハ短調 遺作
ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ
ピアノの詩人と称されるショパンの、
繊細で美しい曲調が好みです。
・Ave Maria /Giulio Caccini ・ Vladimir Vavilov
ジュリオ・カッチーニの《アヴェ・マリア》
(加羽沢美濃様 珠玉のピアノ曲……)
https://www.youtube.com/watch?
Ave Maria di Giulio Caccini (Vavilov)
Nina Solodovnikova(ニーナ・ソロドヴニコヴァー)
https://www.youtube.com/watch?v=4eVr0ieTx6w&list=RDx2ibR0puNk4&index=2
指揮:Daniele Rossi
Orchestra da camera S.Maria del Suffragio di Fano
ヴィヴァルディ:「四季」全楽章
イ・ムジチ合奏団(演奏 ロベルト・ミケルッチ)
バッハ 主よ人の望みの喜びよ
指揮/レオポルド・ストコフスキー
演奏/彼の管弦楽団 チェンバロ/イーゴル・キプニス
ラフマニノフ - ヴォカリーズ Op.34-14 マゼール ベルリンフィル
揮:ロリン・マゼール
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団1988年9月
不乙
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■ 「 こころの磨き砂 」
頭を挙げては、山月を望み
頭を低れては故郷を思ふ―
李白 「静夜に思ふ」
この十日あまり、
雑事に追われておりましたが、
ようやく、昨夜から、身の回りの事に、
目が行くようになりました。
日中は、出かけておりました。
夜半、鎮まりゆくなかで、
古書 静夜に思ふ……を読みながら、
徒然なるままに、身の丈を綴ってみました……。
咲き誇る桜の姿は何処へやら……と、
この4月の嵐風の中に散る、
無常の道理を憶いながらも、
ゆく春を送り、
初夏のさわやかな風の中に、
葉を翻す若葉を見上げております。
人生に吹く業風……
風落つ中に、
わが身もまた、同じ命なのだと。
過ぎ去りし日、
この世に生を受けてより、
人生の晴れ、雨を問わず、
ゆく道に、
このいのちを使い果たすまで、
惺々著……。
一滴の水にも、
み仏のいのちが宿るように、
この人生の道中に、
粗雑に捨ててきた水を、
この掌に掬い集めるように、
いのちの芽を摘みとらず、
日々の暮らしを、なおざりにせず。
達磨面壁九年、人間一生……
身の丈……その意味を問いながら、
歩いております。
合掌
2015年4月27日
古書「静夜に思ふ」を読みながら……から
◆達磨面壁九年、人間一生……。
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☆彡・編集後記
★…御身お大事になさいますよう……不乙
※記事に掲載されている文章、和歌、画像は既に出版されている
ものもあり、無断転載・引用はご遠慮下さいますようお願い申し
上げます。どうぞ、おくみ取りくださいまして、
よろしくお願いいたします。