2024年(令和6年)3月3日-459号
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枯れ果てて、散るのではありません。
この世は、かりそめの宿-
ならば-春さらば-と、すがしく散る、
万朶の桜のひとひらにこころ学びたいものです。
今までも、このように生かされ、
そして、生きて参りました。
師 承真尼婆子の後ろ姿を追いつ、
婆子の踏み跡を行きつ戻りつ……。
ひたすらに生きようとする、
盲目的意思を感じながらも、
深遠な真理を未だ識り得ない我が身の、
自分の愚かさに、
明けることのない夜……「無明長夜」を憶います。
だからこそ、人は心の遍歴と軌跡の中で、
心の樹海を彷徨い歩くとも、
無明長夜を照らす生きる灯火を、
心の旅を開く鍵を、
人生の道すがらに求めようとするのです。
☆ 左藤無憂樹─生きる命をつなぐ蓮の絲……☆彡
vol.00459 2024年3月3日(日)配信
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★……行に入り 七日目迎ふ 雛祭り……
行に入り
七日目迎ふ
雛祭り
童女(わらわめ)からの
菓子に嬉し尼
2024年3月3日 雛の節句に詠う
・Ave Maria /Giulio Caccini ・ Vladimir Vavilov
ジュリオ・カッチーニの《アヴェ・マリア》再掲
( 珠玉のピアノ曲…… )
https://www.youtube.com/watch?
☆彡・最新の今日のひと言
★…2024年2月28日から3月3日 今日のひと言
─……行に入り 七日目迎ふ 雛祭り……
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
★…2024年2月19日から2月27日 今日のひと言
─……沈丁花 にほひ芳し 毬花の……
◆いのちを詠ふ……佛教短歌
☆彡・ 憶いでの小筥から……今日のひと言
★…2019年5月6日 今日のひと言
─朋友へ……(抜粋)
「毒箭(どくぜん)を抜かずして、空しく来処を問う」
◆朋友へ……
★…2019年5月7日 今日のひと言
─朋友へ……(抜粋)
相手様が幸せなら、自分も幸せ……
そのように憶えるよう、心を養うことです。
◆朋友へ……
★…2019年5月8日 今日のひと言
─朋友へ……(抜粋)
『心暗きときは、
即ち遇(あ)うところことごとく禍(わざわい)なり』と……。
周りの環境に動ぜず、わが心の状態にも左右されない自分自身を……
◆朋友へ……
★…2019年5月9日 今日のひと言
─朋友へ……(抜粋)
寄りかからず、
彼の人のこころに寄り添うことで……
◆朋友へ……
★…2019年5月10日 今日のひと言
─朋友へ……(抜粋)
つまづきの原因を他所に求めることなく、
また、自分をも責めずに……
◆朋友へ……
★…5月11日 今日のひと言
─朋友へ……
なかなか人は、鬼には成りきれぬものです……。
◆朋友へ……
★…5月12日 今日のひと言
─朋友へ……
ならば、山を登る苦しさも、
渓を降りる楽しさも、あって当たり前……。
◆朋友へ……
☆彡・こころの磨き砂
★…2015年4月1日 今日のひと言
日々是好日 命の道を歩く……。
◆人生の旅の途中……。
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
3月3日 行に入り 七日目迎ふ 雛祭り……
行に入り
七日目迎ふ
雛祭り
童女(わらわめ)からの
菓子に嬉し尼
2024年3月3日 雛の節句に詠う
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
2月19日 ……沈丁花 にほひ芳し 毬花の……
沈丁花
にほひ芳し
毬花の
小さな笑みを
ひとつ見つけたり
2024年2月19日 雛の節句に詠う
・‥……─━━…‥憶いでの小筥から…‥…━━─…‥‥・
5月6日
朋友へ……(抜粋)
「毒箭(どくぜん)を抜かずして、空しく来処を問う」
苦しい時には、道の先が見えずに、
誰彼のせいで、不運の波に流されている……と嘆くものです。
しかしながら、
誰彼は誰か……だとか、
不運にも、
このように、世流れしている原因が何なのか、等など、
そういうことにとらわれすぎていると、
「毒箭(どくぜん)を抜かずして、空しく来処を問う」
毒矢が体に刺さっているのに、
その対処もせずにいると、体中に毒が回ってしまい、
最悪の結果を招きかねないという教えです。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
5月7日
朋友へ……(抜粋)
相手様が幸せなら、自分も幸せ……
そのように憶えるよう、心を養うことです。
日常の些事の中で、
何も起こらずに、
何も変わらないーというのはあり得ない事です。
いわゆる、人を妬む心というのは、
彼の人と、自分とを比べることによって、
湧きあがってくる感情です。
「嫉妬の心は彼岸(ひが)より生ず。
平等を得ればすなわち嫉妬を離る」という、空海の言葉があります。
我も彼の人も、平等であるーと悟れば、
他人さまを妬む心も、瞋りの心も生じないということです。
些末なことであっても、そのことに捉われ、
自分にないものを持っている、
彼の人を妬む心が、
自由無碍な心の動きを閉ざすのです。
先ずは、
相手様が幸せなら、自分も幸せ……
そのように憶えるよう、心を養うことです。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
5月8日
朋友へ……(抜粋)
『心暗きときは、
即ち遇(あ)うところことごとく禍(わざわい)なり』と……。
周りの環境に動ぜず、
わが心の状態にも左右されない自分自身を……
空海の御教誡に、
『心暗きときは、
即ち遇(あ)うところことごとく禍(わざわい)なり』と……。
すなわち、
相手が幸せなら、私自身も幸せと思うことで、
人は平等と言う感覚で過ごせば、
妬み、嫉妬はなくなると説かれておられるのです。
いわば、
この忍土の幸不幸のことは、
すべてはわが身が引き寄せている……と、
お諭しされておられるのです。
周りの環境に動ぜず、
わが心の状態にも左右されない自分自身を、
穏やかに見つめ直す、洗心の時かもしれません。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
5月9日
朋友へ……(抜粋)
寄りかからず、
彼の人のこころに寄り添うことで……
日々洗心、穏やかに自分自身と対峙され、
御精励されておられることと拝察いたしております。
取り巻く状況を把握しながら、
脚下照顧、気配り、融和の心を忘れずに、
活路を開かれますようお祈り致します。
積年の人間関係は、
ああでもない、こうでもないと、
相手の行動を視すぎて、
かえって、難しく考えてしまいがちです。
寄りかからず、
彼の人のこころに寄り添うことで、
絆が深まり、
お互いがかけがえのない存在だと気づくものです。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
5月10日
朋友へ……(抜粋)
つまづきの原因を他所に求めることなく……
この人生の道中、
日々楽しく、笑って過ごせたら、
どんなにいいかと思いますけれども、
なかなかそうはまいりません。
和して同ぜず……
自分の持論を主張する前に、
冷静さを失わず、相手様への判断は慎重に。
客観的に自分を見つめ直すことで、
見えなかったものが視えてくる時節でもあります。
つまづきの原因を他所に求めることなく、
また、自分をも責めずに、
今直面しているこの境遇を、
活かすも、
苦にするも、
その人の生き力……と申せます。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
5月11日
朋友へ……
なかなか人は、鬼には成りきれぬものです……。
日々の積み重ねが、
過去から現在、未来への積み重ねです。
方向性や判断を的確に、
些細なことにも手を抜かず、
努力を惜しまない姿勢が評価される時節でもあります。
泣くは人生、笑うは修行とも申します。
この娑婆世に生きておりますと、
昨日も、今日も、未だ見ぬ明日も、
喜怒哀楽の渦にとらわれて、なかなかそうはまいりません。
然しながら、健気なもので、
人間は、愁い悩むその状況を越えて、なお、
苦しみさえも、
生きる力に転じて、前を向いて生きようとするのです。
紆余曲折あったにしても、
なかなか人は、鬼には成りきれぬものです……。
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
5月12日
朋友へ……
ならば、山を登る苦しさも、
渓を降りる楽しさも、あって当たり前……。
人生は、人によって見る景色はさまざま……
悲喜こもごも 、山も、渓もあってこその人生。
ならば、山を登る苦しさも、
渓を降りる楽しさも、あって当たり前……。
この人生の道中、
山あり渓ありだからこそ、
戸惑っていても仕方がありませんし、前には進みません。
生きておりますと、障礙の大波小波を被るものですが、
時至り、氣が満ちれば、道は開けるものです。
合掌
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■ 「 こころの磨き砂 」
日々是好日 命の道を歩く……。
春爛漫の、
晴れた日には、春天に咲く桜を愛し、
雨の日には、
春の雨に濡れながらも、
懸命にその命を咲かす、
ひたむきな桜の花弁にこころを寄せる……。
雨に打たれる花の姿に、
命あるものの無常を聴き、
自分の躰の中に連綿と流れる、
無常の命を見つめる……。
一刻一刻変化するこの娑婆世界。
その時を逃したら、またはないのです。
次の機会にまた……
再び……この約束は出来ません。
この人生は、
誰かに取って代わる事も、
何かが足らないからといって、
補充も叶わず。
取替えはきかないのです。
「 春の雨はやさしいはずなのに…… 」という、
歌があります。
花散らしの雨に、
打たれるままの花を見て、
雨の冷たさを、生きる根本となし、
精一杯、心を尽くして生きぬく前向きな姿勢を、
毎日の些事の中で、しっかり心にとめる。
無力な、この小さな人間の力では、
この上、更に何を求める事もありませんが、
日々是好日。
命の道を歩く……。
この命の歩み……。
これは確かなること。
合掌
2015年4月1日
日々是好日 命の道を歩く……。
◆人生の旅の途中……。
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☆彡・編集後記
★…御身お大事になさいますよう……不乙
※記事に掲載されている文章、和歌、画像は既に出版されている
ものもあり、無断転載・引用はご遠慮下さいますようお願い申し
上げます。どうぞ、おくみ取りくださいまして、
よろしくお願いいたします。