恩田陸バトン | 旧・日常&読んだ本log

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流れ去る記憶を食い止める。

2005年3月10日~2008年3月23日まで。

以降の更新は、http://tsuna11.blog70.fc2.com/で。

苗坊の読書日記苗坊さんから、「恩田陸バトン 」を頂きました。
苗坊さん、どうもです! えーと、でも、前走者の方は、「東野圭吾」さんでやっておられるようなので、これは「作家バトン」と言うべきなのかな。

恩田陸さんは、去年、その面白さに目覚めた作家さんで、でも一気に読んでしまうのは何だか勿体無くて、チビチビとゆっくりその著作を読み進めている所です。チビチビ読まなくても、恩田さんの作は沢山あるから、きっと大丈夫なんですけどね。

① PCもしくは本棚に入っている『恩田陸』
 
す、すみません、図書館のヘビーユーザーであるワタクシ。実は所有している作品は、『夜のピクニック』だけなのです。しかも、これは頂き物だったりもします・・・。自分の中で、ぐるぐると巡りに巡った結果ではあるのですが、この本はブログを始めた切っ掛けの一つでもあります。

 で、設問の「PCに入っている」を拡大解釈して、このブログ上にある恩田さん関連の記事をリンクしておきます。ほとんど、記事の虫干しですね・・・。

 「夜のピクニック
 「麦の海に沈む果実
 「黒と茶の幻想
 「六番目の小夜子
 「図書室の海
 「禁じられた楽園
 「象と耳鳴り
 「月の裏側
 「夏の名残りの薔薇
 「木曜組曲

 その他、メモを取らずに返却してしまったので、記事は書いていないけれど、『ネバー・ランド』も読んだことがあります。今のところ、一番好きだったのは、『黒と茶の幻想』です。

② 今妄想している 『恩田陸』
 
うーん、妄想とはなんでしょう??次に読みたいな、と思っているのは、『ライオンハート』喋喋雲さんの記事を読んでから、気になってます。

喋喋雲さんの記事はこちら
  →輪廻する魂は夢から生まれる 「ライオンハート」

 妄想するとしたら、最後までびっちり怖~い、恩田さんの本。
『禁じられた楽園』『月の裏側』は途中まではすっごい怖いのだけれど、ラストがいまいち決まらないんですよね~。恩田さんのファンではあるのですが、ここだけはほんとに惜しい!、と思うのです。

③ 最初に出会った『恩田陸』
 
前述の頂き物の『夜のピクニック』。以降、読んだものに、これ以上に爽やかな学園物はないと思うのですが、ん?これはただの爽やかな学園物ではないぞ、と思ったのが、はまった切っ掛けです。瑞々しいんだけれど普遍的で、年齢に関わらず、少々気恥ずかしくはあれど、胸をアツくしてしまう物語だと思います。他のものに比べ、多少、優等生的ではあるのですが。

④ 特別な思い入れのある 『恩田陸』
 
『黒と茶の幻想』。謎、質問を提示され、それに答えることで、見えてくるものもある。これは色々なタイプの人間が、一番上手く書かれているように思います。

⑤ あなたにとって『恩田陸』とは?
 
人間観察に非常に優れた人。これからも、おおっと思わず唸ってしまう表現に触れたいなー、と思います。印象深いのは、『麦の上に沈む果実』のヨハンの美少女考や、『月の裏側』の「人を読む」新聞記者高安などの鋭い描写。柔らかな表現の下にある、絶望や怖さをもっともっと魅せて欲しいなぁ、と思う。

⑥ バトンをまわしたい人6人 とその【お題】
 
6人って多いですね。笑 こんなに多いのは初めてだー。
えーと、「作家バトン」のようですので、もし「この作家さんについて語りたいっ!」という熱い思いをお持ちの方がおられましたら、どうぞ持っていってくださいませ。

 うーん、でも、これって読んで面白いものを書くのが難しいような・・・。設問を少し弄った方が面白いかもしれませんね(とかいいつつ、弄るセンスは私にはないのですが)。最近、局所的にブーム化している、佐藤賢一や南條竹則について、お聞きしたくもあるのですが、既にみなさん記事の中で、この程度の事は書かれているようにも思うしなー。