「オマエラ、軍隊シッテルカ!?」/韓国徴兵制の実態①
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バジリコ株式会社
目次
プロローグ そして入隊が決定した
第一部 入所隊のころ
第一章 幸福はお終い、不幸の始まり
第二章 自由の日はいつ訪れるのか
第二部 訓練所のころ
第三章 死んだと思ってあきらめろ
第四章 シゴキと訓練の日々
第五章 『ランボー』なんか実在しない
第六章 敵より怖いのは、気の狂った上官だ
第七章 いつか除隊するその日まで
第八章 ゆきゆきて行軍
第三部 憲兵学校のころ
第九章 訓練所から憲兵学校へ
第十章 どうせ軍人は人じゃないよ!
第十一章 世界一短気な韓国人
エピローグ 同じ船に乗った戦友愛
韓国には周知の通り、徴兵制が布かれている。しかしながら、兵役時代に体験したことを外部に漏らしてはならないという軍規、また軍隊時代に体験した屈辱と孤独、喪失感と暴力を封印したいという気持ちが相まって、これまで韓国の軍隊生活について、語られることは少なかったのだという。陸軍で二十六ヶ月、海軍で二十八ヶ月、空軍では三十ヶ月にも及ぶ、一般社会から隔離された、辛く苦しく孤独な日々。
この本は、1992年に軍隊に入隊し、陸軍憲兵隊に配属された、ごく普通の大学生だった著者が、ネット上で書き続けた軍隊体験記がもとになったもの。ごく普通の文明社会に生きてきた若者が、ほとんど理不尽とも言える軍隊生活のシゴキ「オル・チャリョ」(体育会系も真っ青!)の中で、何とか耐え忍んでいく様が語られる。著者はどちらかというと、要領の良い方であると見え、時に上官の目の盗み方も含まれる。多少目を盗んだところで、訓練やオル・チャリョは焼け石に水的な厳しさに溢れているけれど・・・。
この本の中では、二十六ヶ月に及ぶ軍隊生活の内の最初の四ヶ月が語られる。時間的には短い期間であるとはいえ、一番辛いといわれる期間でもあり、読んでいると全然短いとは思えない。これだけでも十分に濃い体験ではあるのだけれど、この後、軍隊生活を全うする中で、「ごく普通」だった著者の精神はどのような影響を受けたのだろう、と思った。客観的に見る余裕があるとはいえ、偶然見ることが出来た女性の可愛さに胸震わせ(軍隊ではほとんど女性を見ることはないので、まるで天女のように見えたそう)、大の男が甘いお菓子に執着し、パンと牛乳目当てに洗礼を受ける様は、その置かれた環境の苛酷さを物語る。
続編があるので、近々そちらも図書館で借りてきたいと思います。この「濃い」体験は、何らかの影響を及ぼさずにはすまないだろうし、韓国の人の「熱さ」の一因でもあるのでは、と思った。 うーん、でもどちらが先か?という問題でもあるのかな。そもそも、軍隊にはシゴキがつきものなんでしょうか・・・。










