津波への対策 福島第1原発:08年に津波可能性*吉田・現所長が「あり得ない」と動かず。
【東電は08年春、明治三陸地震が福島沖で起きたと仮定、想定水位5.7メートルを大幅に超え、
最大で水位10.2メートル、浸水高15.7メートルの津波の可能性があるとの結果を得た。】

 考えられる最大の地震も考慮 福島原発、耐震強度偽装?設計・施工ミス?
【東電は同原発で予想される揺れの最大値を600ガルと想定・・2台の地震計で記録された今回の地震の最大加速度は、448ガルと431ガル】 設計通りなら、十分耐えられる筈だったが・・

 今さら言うまでもないが、東電の言うことはウソだらけ、津波への対策も手抜き、耐震強度も設計値以下、
東電原発の歴史はトラブルとトラブル隠しの歴史。

福島第1原発:2010年電源喪失事故*危機一髪『内緒でベント』
【10年の事故では、中央制御室の作業員が外部ディーゼル発電機を起動し、原子炉格納容器のベント(弁の開放)を行って、容器下部にある抑制室に蒸気を逃がして圧力を下げたことで、炉心の破損は免れた。】

 電源喪失もベントも3.11が初めてではなかった!それでも・・東京電力の原発はこんなに安全です??

関連記事 『福島第1原発:輝かしい?トラブルの歴史』東電HPより。
       東電を告発して?原子力村に刺された*佐藤栄佐久・福島県前知事。
       福島原発*非常用電源は安全設計審査指針に違反していた!!
       「揺らぐ安全神話 柏崎刈羽原発」新聞協会賞受賞 ≫ 封印された活断層
       福島第1原発:冷却配管やっぱり地震に耐えられなかった!!
       福島原発第2も耐震評価ミス 東電は震災前に把握。
       原発・全部ウソだった①、ウソで固めた耐震強度。

 東京電力HP
もっと詳しく原子力地震対策
建設予定地周辺を徹底的に調査しています。

 原子力発電所の建設の際には、事前に徹底した地質調査を行い、発電所の敷地を含む周辺の
地質・地質構造、活断層および、過去に発生した地震等を確認・評価しています。

 揺れの少ない強固な岩盤上に建てています

 地震が起こると地震波が岩盤を伝わり、堆積したやわらかい地盤で揺れが増幅され、地表では大きな揺れとなってしばしば大きな被害をもたらします。

原子力発電所の重要な機器・建物等は、表層のやわらかい地盤を取り除き、地震による揺れが小さく、堅固な岩盤の上に直接固定して建設しています。岩盤上の揺れは、新しい年代のやわらかい地盤の揺れに比べ1/2から1/3程度になることがわかっています。

 さらに、これらの施設は、一般の建物と比べてはるかに太い鉄筋や厚い壁、広く厚い基礎を使用し、
揺れや変形の少ない丈夫なサイコロ型の建物としています。

 大きく揺れたときには、原子炉は安全に自動停止します

 大地震が発生して、原子炉建屋に設置された地震感知器が震度5強程度の大きな揺れを感知したときには、安全確保のため、直ちに制御棒が自動的に挿入され、原子炉は安全に自動停止します。

 福島第一原子力発電所の場合、原子炉建屋基礎に設置された地震感知器が水平方向135ガル、垂直方向100ガルの揺れを感知すると、原子炉を自動的に停止するしくみになっています。

 同様に福島第二原子力発電所の場合、水平方向135ガル、垂直方向100ガル、柏崎刈羽原子力発電所の場合、水平方向120ガル、垂直方向100ガルの揺れを感知すると、原子炉が自動的に停止します。

 考えられる最大の地震も考慮して設計しています。

 原子力発電所の建物や機器・配管などは、歴史上の地震や活断層の詳細な調査結果に基づき、周辺地域でこれ以上の規模では起こり得ないような大きな地震や直下型地震を想定し、これに耐えられる設備とするため、耐震上の重要度に応じてS・B・Cの3つのクラスに分けて設計しています。

 また、原子力発電所の耐震設計で発電所の敷地に想定する地震動(地震の揺れ)は、強度に応じて基準地震動Ssとして定義されています。

基準地震動Ssは、プレート境界で発生する地震や内陸の活断層により発生する地震など、あらかじめ敷地周辺で具体的に想定される震源による地震動(敷地ごとに震源を特定して策定する地震動)を評価した上で、

 敷地近傍において特定の震源によらず念のために想定するものとして、震源と活断層を関連付けることが困難な過去の地震について得られた観測記録等をもとに想定する地震動(震源を特定せずに策定する地震動)を併せて評価し、策定しています。

 Sクラスの設備は、基準地震動Ssによる地震力、さらに建築基準法で定められた3倍の規模の地震力に対しても、十分に安全であるように設計することで、原子力発電の「止める」「冷やす」「閉じ込める」という安全機能を維持しています。

 津波への対策

 原子力発電所では、敷地周辺で過去に発生した津波の記録を十分調査するとともに、過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価し、重要施設の安全性を確認しています。また、発電所敷地の高さに余裕を持たせるなどの様々な安全対策を講じています。】

 窓まど さまより
東京電力の原発はこんなに安全です 2011/04/19
【ここでご紹介する資料は、とかく素人が不安に思う原子力発電所がどれほど安全につくられているのか、
東京電力が一般向けにわかりやすく解説したものです。

 2011年4月9日に東京電力のページを閲覧した際、なぜか「トップページ > 原子力 > もっと詳しく原子力」とつながっているはずのリンクが切れており、これは何か、想定範囲内の小さな事故が起きたのかもしれない、もしも将来、想定を大幅にこえる過酷事故が起きて、貴重な資料全体が消えてしまっては大変だと思い、「念のために」ダウンロードしておいたものです。

 おかげさまで、立派な資料が消失することなく、読んでいただけることを喜んでおります。
 先回りして紹介すると、《地震対策》の項目では、・考えられる最大の地震も考慮して設計しています。・過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価し、重要施設の安全性を確認しています…などとあります。

 読めば読むほど、素人が心配する必要はない、東京電力の原発は安全だということがわかる第
一級の資料だと思います。

 私たちは過去40年以上、こうした説明を信じて暮らしてきたのです。
→資料へ

【ご注意】 2011/04/09時点の東京電力のホームページを、「もっと詳しく原子力」のページを起点に自動的にダウンロードしたものです。インターネットに接続した環境で、一定範囲から外にでると現在の東京電力のページに飛びます。外に飛び出すとリンクをたどって元の地点には戻らないので、閲覧する際はご注意下さい。】

窓まど さま、貴重な資料を守って下さりありがとうございました。