NEWSポストセブンより
浜岡原発元設計士「耐震強度データに偽装があった」と告発
【「いろいろ計算したがダメだった。この数値では地震が来ると2号機はもたない」

「浜岡の地盤はそもそも岩どころか、握りつぶすことのできる砂利の集まったシャーベットのような状態でした。さらに、大地震による断層や亀裂ばかりでぐちゃぐちゃになっていたんです」(谷口さん)

あまりにショッキングな報告に「建設中止もやむをえないか…」と思った谷口さんの目の前で、先ほどの担当者がこう言った。
「データを偽装して、地震に耐えられることにする」

「担当者は“岩盤の強度を測定し直したら、福島原発並みに岩盤は強かったことにする”“固有振動数はアメリカのGE社が推奨する値を採用し、共振しないことにする”などと次々と“対策”をあげていくんです」
堂々の“偽装宣言”を耳にした谷口さんは、良心の呵責に苛まれた。

技術者として、そんな危険な原発を造るなんてできるわけがありません。悩んだ末、私が辞めることで何かしら警告になるのではないかと思い、会社を去ることにしたんです」(谷口さん)】

 福島原発、耐震強度偽装?設計・施工ミス?
 実は、事故を起こした福島第一の耐震強度も設計値を大幅に下回っていました。
浜岡と同様に耐震偽装をしたか、もしくは設計ミス、施工ミス、手抜き工事のいずれかが原因である事は、
疑いの無い事実です。