大塚聰以外の非公認ルイヴィトンアート(3) | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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大塚聰以外の、非公認と思われるルイヴィトン作品をまたまた集めてみました。


妄想印象派 あるいは、東京藝術(芸術)病院:::多摩美術病院-c'est la crise



セバスチャン・ブシャール(Sebastien Bouchard)

これぞ危機(c'est la crise)2009

http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/7402/sebastien-bouchard-cest-la-crise-crisis-time.html

上のリンク先に於ける英訳では「crisis time」となっているので、

それを訳すれば「危機の時代」とか「危機の今」となるんでしょうね。

「これぞ平和!」(c'est la paix!)「これが人生ってモンさ!」(c'est la vie!)

という言葉に対するもじりでもあるんでしょうか?

椰子の実を用いているのかと思いましたが、瓢箪(calabash)だそうです。

西欧的物質主義に対する批判が込められているそうです。

アフリカに於ける日用品と結びつける事により、ギャップ(dépaysement)

効果がとてもよく発揮されております。

非公認かどうかきちっと確認してはいないのですが、内容からして明らかに

非公認であろうと思います。

まず、公認を得ようと思っても、風刺的批判的内容の為、『却下』されるでしょうね。


『セバスチャン・ブシャール』で検索しても、その作家が出てくる事は、今の所

ありません(セバスティアン、ブシャル、でも)。

日本では未だ正式に紹介されていない作家さんのようです。


で、彼の他の作品を見てみると、私にとってもろ『ツボ』な作品を他にも色々と作っていて、

特に、銃に可愛いイラストがプリントされた

Persian, age of AK47

という作品なんかは、それに近いノリの作品のアイデアを、私も数年前にネタ帳に

描いております。

ネタバレになりますが、『悪趣味系マスコットシリーズ』の一つとして、

爆弾や銃を可愛いマスコットにするアイデアを考えてました。

ちょっと、ライバルだなと思いました。

他にも、『ナイキ』(NIKE)のマークと『星条旗』を組み合わせた作品である

Inglorious fashonistas

も作っていて、政治的な内容の風刺的作品を制作する美術家だなと思いました。


セバスチャン・ブシャール公式HP

http://sebastienbouchardplasticien.blogspot.com/


妄想印象派 あるいは、東京藝術(芸術)病院:::多摩美術病院-The Louis Vuitton Doggie Bag


  

ルイヴィトン犬カバン(The Louis Vuitton Doggie Bag)2009?

http://ja-jp.facebook.com/note.php?note_id=87261344029

作者不詳。

最近ネット上で見かけるようになったので、最近作られたばかりの作品のようです。

モノグラムが金色となっていますが、モノグラムを金や銀にするのは、

私が2005年に『ヴィトンお守り』で既にやっております。


妄想印象派 あるいは、東京藝術(芸術)病院:::多摩美術病院-The Louis Vuitton Pig


   

ヴィム・デルヴォワイエ(Wim Delvoye)

ルイヴィトン豚(The Louis Vuitton Pig)1997?

2004年頃に、chim↑pomメンバーの水野君からその存在を教えられた『ヴィトン豚』。

http://www.environmentalgraffiti.com/offbeat-news/artist-who-kills-and-tatoos-pigs/1252

上のリンク先の情報によれば、私が1999年に『ルイヴィトン・足袋』を完成させるよりも2年も早く『ヴィトン豚』を制作していたようですが。

1996年頃にアイデアを考えていたので、その年に制作、完成させておけばよかったな。

でも、著作権を非常に気にしていて、制作しても発表できないと思っていたので、

制作を渋っていました。

他にも彼は、ディズニーキャラクターをパロディにした刺青作品を制作しているので、

かなり毒のある刺青作家なのだというのが分かります。

私も、ディズニーをネタにパロディ作品を作ってますし。

http://j.peopledaily.com.cn/94475/94700/6492427.html

http://j.peopledaily.com.cn/94475/94700/6492432.html

http://j.peopledaily.com.cn/94475/94700/6492483.html

上の人民日報の記事によれば、2007年に、北京でも公開されたとのこと。

ならばさ、北京に『ルイヴィトン足袋』を持っていって展示しても大丈夫ではないのですか?

ミズマさん、北京支店を展開しているのでしょ?

どうですか?

中国は模造品大国なので、おあつらえ向きだとも思いますが。


デルヴォワイエ氏は、シャネルでもやろうとして訴えられそうになったらしいとの事なので、

非公認なのは疑いの余地ありません。


妄想印象派 あるいは、東京藝術(芸術)病院:::多摩美術病院-Simple Living



ナディア・プレスナー(Nadia Plesner)

素朴な生活(Simple Living)

http://badatsports.com/2008/05/page/2/

上のアドレス先の情報によれば、作者はデンマーク人だとのこと。

作品は、見れば分かる通り、飢えた黒人少年に、服を着せたチワワとブランドもののバッグを持たせる事で、強烈な皮肉を醸し出させています。

セバスチャン・ブシャールの作品と、ノリは同じですが。


日本語でこれについてネット上で語っている人がいるのかどうか調べてみた

ところ、なんと、ルイヴィトンから訴訟を起こされたとのこと!!

http://netnews.222.co.jp/netnews.php/articles/detail/SN/16240

話が違わない?

私が『ルイヴィトン足袋』を出す事に躊躇していた時、ミズマさんから

「大丈夫だ」と言われていたんですけどね。

「大丈夫」じゃ無いんじゃないんですか?

今現在はどうなっているのか知りません。

『LV』が、『Simple Living』に引っ掛けて『SL』になっております。


ナディア・プレスナー公式HP

http://www.nadiaplesner.com/


妄想印象派 あるいは、東京藝術(芸術)病院:::多摩美術病院-A Fake Louis Vuitton Bag



堂々贋物表示ヴィトンバッグ(2003)

作者不詳。

韓国面白画像の一つとしてネット上に出回っている画像。

しかし、本当に韓国のものなのかは、不明。

中国と共に、偽ブランド大国として名を馳せてはいますけど。

堂々と『贋物』と銘打っているので、訴えられない?


でも、もしかしたら、『コラ画像』かも知れない。

何か、怪しい。

以前ネットで見た事がある『リムジンパトカー』の画像も、明らかにコラ画像だったし。







最近は、会田誠もchim↑pomも、非公認ヴィトンパロディ作品を制作しているので、

黙認されているという感じではないか?と思います。

まあ、裁判で、あくまで自分の作品だと表明すれば認められるという判例が出されているからというのが一番大きいと思います。

知名度UPに貢献するのが癪だからというのもあるのかも。

でも、ナディアプレスナーの場合はどうなんだろう?


会田誠の場合は、揺ぎない地位を築いているので、多少問題のありそうな作品でも

大丈夫といった所があるのかも知れません。

例えば、浅田彰を批判した作品である

『美術に限っていえば、浅田彰は下らないものを褒めそやし、

大切なものを貶め、日本の美術界をさんざん停滞させた責任を、

いつ、どうのようなかたちで取るのだろうか。』(2007)

を、未だ駆け出しの頃に作っていたら、どうなっていただろう?と、考える。


その代わり、ヴィトンに睨まれるのを恐れているメディアは、黙殺します。

これは、当たり前です。

会田誠の『ヴィトン豊作』だって、もう忘却の彼方だし(作品としても、お世辞にも

そんなに面白くは無いし。ごめんなさい)。

他の作品で認められているから、会田さんは注目されているのです。





そういえば、『ルイヴィトン足袋』を完成させてから、丁度10年になります。

1999年の11月完成ですから。


妄想印象派 あるいは、東京藝術(芸術)病院:::多摩美術病院-Louis Vuitton TABI(1996-1999)







【関連エントリー】

やたらと『ヴィトン』での訪問客が多いと思ったら・・・

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10304658507.html

過去記事を上げる実験(1)ルイヴィトン足袋(Louis Vuitton TABI)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10151423750.html
ルイヴィトンお守り(2005年)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10074438208.html
ルイヴィトン超々ロング(作業用ズボン・2002年~未完)

ルイヴィトン作業着用ベルト(2004年)

群馬県立近代美術館に非公認ルイヴィトン作品展示

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10063147966.html
ルイヴィトンベスト(2002年)

「GEISAI♯1」に非公認ルイヴィトン作品展示

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10057192553.html
大塚聰以外の非公認ヴィトン作品(2)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10054973800.html
VUITTENSTEIN(2001年)

ルイヴィトン壷、その他(案2001年・未制作)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10050985448.html
大塚聰以外の非公認ヴィトン作品(1)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10050472787.html
ルイヴィトンヘルメット(2000年)

シャネルのドライバーホルダー(2000年)

フェンディの腰袋(2000年)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10047485559.html

ルイヴィトン足袋(1996~1999年)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10046626993.html