2001年は、時間的に余裕のある日々ではあったものの、相次ぐ不幸に見舞われて人間不信に陥っていたので、折角の時間も、まともに制作に充てられなかった。
心が荒むと画力も低下するらしい。
何故か、絵も上手く描けなくなっていた。
ヴィトンの絵付けなら、単調な作業なので、取り敢えずそれしかまともに作れなかった。
それすら、順調に制作していた訳ではなく、寝てばっかりいた。
他にも作品のチャレンジをしてみたものの、全て失敗し、最終的に破棄した。
ミズマさんの「ヴィトンで何か作れ!!」との命で、3つのヴィトン作品のアイデアを考え、その内1つだけ完成した。
BITONSUTAIN(VUITTENSTEIN ヴィトンスタイン)である。
スクリーントーンが、モノグラムになっている。
「ヴィトンもリキテンスタインも、どっちも人気者だ」という暗喩が込められている。
サイズははっきり憶えてないが、確かF30くらいだったと思う。
残念ながらこの作品は、確か2005年頃にメルボルンで二束三文で売却されたと聞かされた。
二束三文なので、私は代金を貰っていない。
他には、「ヴィトン壷」という、ヴェルニ柄の壷のアイデアも考えたが、精神的な打撃やヴィトンスタインを作り上げた後に「つまらないなあ」と思ってしまったせいで作る意欲が出なかった。
残りのアイデアは、ある新しいヴィトン柄を考えたのだが、ヴィトンスタインを制作した後「つまんないなあ」と思って、ヴィトン壷と同様、このアイデアも制作する意欲が出なかったので、凄く後悔した。
というのも、その後に別の作家のデザインしたものと、基本的におなじだったからだ。
どういう内容なのかは、絶対言えない。
まず、証拠が無いし、下手にトラブルを起こしたくもないから。
でも、もし制作していたら、次回で取り上げるGEISAI#1に出していたかもしれないので、物凄く面白い事になっていたのになあと、非常に残念に思った。
次回のルイヴィトン秘話は、
ヴィトン IN GEISAI#1をお送りします。
気まぐれで書くので、
いつになるかは気分次第です。
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