当Blogは「ヴィトンネタ」で始まったので、2007年最後を飾る記事も、「ヴィトンネタ」と行きましょう!!
以前、群馬県立近代美術館で「日常の変貌」展(2004年2月28日~4月11日)が開催されたのだが、その展覧会は、複数の作家が参加していた。
その参加作家の一人に会田誠がいたのだが、会田の出し物は、美術専門学校である「美學校」の「バラバラアートクラス」(会田誠の教え子)の生徒達の作品を混沌と展示するという内容だった。
うだつの上がらない私を不憫に思った会田誠は、バラバラアートクラスメンバー達の混沌とした作品群に「ヴィトン作業着シリーズ」を紛れ込ませる形で展示させてくれた。
「非公認」作品を公立の美術館で展示するには、こういった邪道な方法しかないのだ。
というか、よく許可が下りたものだ。
展示するに当たっては、「ヴィトン作業着シリーズ」をマネキンに着せ、ガラスケースに入れた。
かなり豪華な展示。
そのマネキンは、バラバラアートクラスメンバーの一人で、後にchim↑pomメンバーとなる人が探し出して来てくれたのだ。
又、当展示の為に、「ヴィトンベルト」も急ピッチで制作した。
画像は、同年夏の「こたつ派2」展における展示風景。
因みに、ガラスケースに入れられて展示されている「ヴィトン作業着シリーズ」の画像は、「日常の変貌」展のカタログや「prints21 会田誠 2004年秋号」に掲載されている。
「ヴィトン超々ロング」(作業ズボン)は、2002年に作り始めたのだが、実は、ふくらはぎの部分が未完成である。
でも、展示するに当たっては目立たない場所なので、何とか誤魔化せた。
この記事を打ち込んでいる2007年12月31日現在、未完成の侭ミヅマアートギャラリーの倉庫に眠っている。
他のヴィトン作業着シリーズと共に。
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追伸
でもまあ、「ヴィトン作業着シリーズ」は、「日常の変貌」という趣旨に、偶然上手く沿った作品になってるなあとつくづく思う。
また、もし「公認」を受けていたら、「コピーの時代」展(滋賀県立近代美術館 2004年6月5日~9月5日)にも展示出来たかも知れない。
さあて、2008年も頑張るとするか!!