リモコン振り回してきた~ソフト編1: 「SDガンダム SCAD HAMMERS」 | 忍之閻魔帳

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■Wii:「SDガンダム SCAD HAMMERS」(12月2日発売)

何から手をつけるか色々と考えたのだが、
とびきり派手でもとびきり地味でもないこの辺りから。

「SDガンダム SCAD HAMMERS」は、
ゲームキューブで発売されていた
「SDガンダム ガシャポンウォーズ」の流れを汲む作品で、
グラフィックやサウンドなどの土台部分は
「ガシャポンウォーズ」からの流用ではないかと思われる。
確認したわけではないのだが、「そう見える」ことは確かだ。

「SDガンダム SCAD HAMMERS」の最大のウリは、
リモコンを適当に振り回すだけで、
誰にでも簡単に爽快感が得られることである。
リモコンを縦に振り下ろせばハンマーを縦に、
リモコンを振り回せばハンマーを振り回す。
振りの強さでハンマーの威力に強弱をつけられたり、
ジャンプやガード、溜めと組み合わせたアレンジ技もあるが、
基本となるのはこの2種類のみ。
ちなみに、ハンマーの種類は10種類以上あるらしく、
ゲームのみに登場するオリジナルハンマーのデザインは
大河原邦男氏が手掛けている。

ゲームはステージクリア方式で、マップ上のザコを倒しつつ、
最後に待ち受ける巨大ボスを倒せばクリアとなる。
マップは自動生成になっているらしいのだが、
1ステージしかプレイしていないため、どの程度変化するのかは不明。

プレイした印象は、
「特別面白いわけではないが、気がつけば遊び込んでいる」という
ボーッとプレイ系の面白さで、とにかく破壊すればOKなシンプルさも含め、
感覚的にはニンテンドウ64で発売されていた
「ブラストドーザー」あたりに近いかも知れない。
(あれほど作り込まれてはいないが)

気になったのは、ステージ上に埋め込まれた地雷。
レーダー機能も無いためマップ上で事前に発見することが出来ず、
ダメージを受けて初めて「踏んだな」と分かる困りモノ。
ハンマーを振り回しながらゆっくり歩けば踏む前に破壊することも出来るのだが、
せっかくの軽快さが損なわれてしまうのは惜しい。
単純さがウリのアクションゲームで、ステージ移動に足枷は必要無かったのでは。
もっとスイスイとステージを進み、ヤァヤァとハンマーを振り回し、
ガシガシとボスを倒す爽快感を味わいたかった。

Wiiの機能を使って既存のゲームを手直ししてみました、という
軽めの1本だと理解していれば、「SDガンダム」らしい雰囲気の、
おもちゃっぽさも味わえるゲームとして地味にお勧めだ。

●リモコン振り回してきた~Wii 全般について
●リモコン振り回してきた~ソフト編1:「SDガンダム SCAD HAMMERS」
●リモコン振り回してきた~ソフト編2:「Elebits エレビッツ」
●リモコン振り回してきた~ソフト編3:「Wii Sports」「はじめてのWii」
●リモコン振り回してきた~ソフト編4:「おどるメイドインワリオ」
●リモコン振り回してきた~ソフト編5:キッズ向けタイトル4本
●リモコン振り回してきた~ソフト編6:残りをまとめて手短に

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに仕様変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


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  タイトル:SDガンダム SCAD HAMMERS
  メーカー:バンダイナムコゲームス
   発売日:2006年12月2日
    価格:6090円(税込み)
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