Cpt.5★チャリの王子様(2)〜2つの壁〜 | アホみたいに楽しく★100%英会話を身につける方法

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=【初心者でも100%英会話を身につけられる方法】
2年間のアメリカ生活で見いだした、たった350個だけの単語を使い、
瞬間英作文、海外ドラマ、映画で楽しく続ける、新しい英会話習得法を提案しています。著書”海外ドラマはたった350の単語でできている”を出版しました。


こんちはーあっほーUSAです
前回はチャリの王子様の話をしました。(→こちら

王子様の前にたちはだかる2つの壁こそ
日本人の前に立ちはだかる2つの壁なのですが、
その壁とは一体なにか?
そして王子様はこれからどうすればよいのか?今日は前回の解説編です

前半パートは2つの壁とは何かについて、
後半パートは2つの壁の壊し方についてです
今回もボリューム満点なのですが、ぜひじっくり読んでみてください!

ーーー

●2つの壁とはなにか?


さて、もう一度おさらいすると
王子様は1年間チャリの勉強をしたにもかかわらず、

1メートルもチャリをこげなかったという物語でした

この物語の王子様には実は2つの悲劇があるのです


その悲劇とはこちらになります

 

 

 


まず1つめの悲劇は、
王子様はチャリンコのことは死ぬほど勉強したが、
一度も乗ったことがなかったこということです
言うならば、チャリに乗れないチャリ博士でしょうか


王子様の国では馬車での移動が主流でした
そして王様も先生も実はチャリに乗った事も見た事もなく
国内にチャリもなかったので、
本を見ながらチャリの乗り方やその構造を
王子様に細かく教えたということです


先生は馬車には乗れたので
まあ同じ乗り物やし、大丈夫やろと思っていたんです


この場合、全く悪気はなかったわけです
そして王子様は疑う事もなく、真剣に学びました
この教える方に悪気がなかった教えられる方にも疑いがなかった
ということが結構重要ポイントです


そして次に2つめの悲劇は
サマンサ王国で走っていたのは
そもそもチャリではなくオートバイだったことです


しかも普通に乗ってるだけではなく、
ものすごいスピードで、うねるようなハンドルさばきです
この場合、仮に王子様がチャリに乗れたとしても
もちろんオートバイには乗れないわけです





さて、そして俺の悲劇も同じく2つあります
それがこちらになります

 

 

 

 

 


1つ目はインプット重視の学習が生んだ悲劇、、、

すなわち難しい文法や単語を詰め込むばかりで
英語を実際に自分の人生で使っていなかったということです
俺自身、マジで1回も外国人と英会話したことはありませんでした


知識はいっぱいあるけれど、
全然英語が使えない、全く役に立たない、、、


「ごちゃごちゃ考えずにとりあえずやってみよう」というように
英語だけでなく、仕事でもそうだと思いますが、
基本的に知識というのは使う事で定着し、自分のものになってきます
知識が知恵に変わるといった感じでしょうか


新しいものを取り入れたら、古いものを捨てるように、
インプットした分はアウトプットすることで
バランスがとれるようになっている気がします


しかしながら、学校教育では
暗記力を競うような学習スタイルがメインであるのが現状です
もちろん評価の仕方、基礎の重要性など色々な議論があると思いますが、
それを考慮しまくったとしてもです


つまり、
日本の教育は知識蓄積型の学習、詰め込み教育であり、
大学受験をクリアするという以外の、
【自分の人生への知識の応用】という視点はあまりにも欠けているということです
そしてそれを象徴しているのがまさにこの英語教育であると言えます


読んだら理解出来るけど、実際には全く言いたい事が言えない、、、
王子様は1年間でしたが、俺は実に15年間です。もうマジで笑えません、、、


おそらく俺のような英語を使えない英語博士が日本中にたくさんいます
これは実践よりも理論を好む日本人ならではの壁なのです


飲み込んだのに吐き出されない、
インプットしまくりなのにアウトプットされない、
これこそがインプットとアウトプットの間に立ちはだかる巨大な第1の壁、


▶【インプットとアウトプットの壁】です




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次に、2つ目は読解重視の学習が生んだ悲劇、、、

すなわちアメリカで話されてる英語は、
そもそも学校で習ったような英語とは全然違っていたということです
早口言葉かと思うような想像以上のスピード、そしてうねるようなリズム
しかし使われているのは中学レベルのシンプルすぎる単語


これまでに日本の教材で聞いてきた英語、ニュースの英語に比べて
全く別物かと思うぐらいに大きなギャップがあったのです


さらに日本には、いわゆるカタカナ英語、
和製英語がアホみたいにいっぱいあります


たとえばゴダイバ。これ何かわかりますか?お台場じゃないです
この音を聞いた時にイメージが浮かぶでしょうか?


、、チョコレートですね


Godiva。日本ではゴディバですがアメリカではゴダイバです
帰国時におみやげ買う時にゴディバと連呼しまくりましたが全く通じませんでした
聴き取れないだけでなく、その音じゃないと通じません
日本語に特有のカタカナ英語が本来の英語の妨げになる、、、
これは日本人ならではの壁と言えます


さらに、さらになのです
日本の学校教育は基本的に読解中心です
学校の試験も受験もそのほとんどが読解問題ばかりであり、
リーディングは得意だという方も多いかとおもいます


俺自身も、仕事で論文の読解が必須なので、
日常会話は何一つ話せないのに、
高度な文章はスラスラ読めるというヘンテコ状態でした


しかし、言葉というのはそもそも音楽と楽譜の関係と同じで、
音が先、文字があとなのです。絶対に音ありきなのです
にもかかわらず、ひたすら文字を詰め込む、詰め込む、詰め込みまくる、、、


その結果、読んだら理解出来るけども、
耳できくと速すぎるわ、うねってるわで何言ってるのかさっぱりわからん


これこそがリーディング中心学習の結果として
【耳で聞く英語】【目で読む英語】
2つの間にできてしまった
巨大な第2の壁、


▶【音と文字の壁】になります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


このようにリーディング重視型の日本人と英語の間には
スピーキング、リスニングに関する2つの壁が
それぞれ大きくたちはだかっているというわけなのです


ーーー


●2枚の壁の壊し方とは?



さて、大事なのはここからです
つまりいかにしてこれら2枚の壁をぶっ壊すかということです


まず最初に、
チャリまったく乗れないチャリの王子様が
バイクを乗りこなすためにまず何をすべきか考えてみます


その答えは、、、こちらになります


1. とりあえずチャリを実際にこいで自分で乗れるようにすること
2. チャリに関するあらゆる知識をうまくオートバイへと変換すること




ここで、いきなりオートバイに乗るのは危険すぎます
王子様はそもそもチャリにすら乗れないのです
バランスをとるとかそういう基本的感覚が全くありません
まずやるべきことはチャリの練習をすることなのです


また、王子様には圧倒的なチャリに関する知識があります
チャリに乗るだけなら知識はほとんど必要ないのですが、
もはや王子様の頭脳の半分はチャリの知識で犯されています


知識自体はチャリに乗れない時はガラクタそのものですが、
チャリに乗れるようになれればとても役に立ちます
なぜなら感覚的にわかっていることが、理屈で裏付けられ、
トラブルが起きた時など、原因を理解し、解決方法を考える事ができるからです


さらに同じ自転車なので、その仕組みはバイクと通じる部分も多くあります
バイクを別のものと考えるのではなく、チャリの延長のものとして理解し
チャリの知識をうまくバイクへと応用していき、
自転車とバイクの間にある壁を取り払えばいいわけです





そして同じく俺がアメリカにきてからやったことも2つです


1. とりあえず日本語英語のまま気にせず、実際に英語を使っていく(インプットとアウトプットの壁への対応)
2. 英語を読んで自分が思ってる音と、実際の英語の音とを一致させる(音と文字の壁への対応)



1はスピーキングです
実際に自分の人生で自分が主語として英語を使うことを徹底しました


今まで培ってきた中学レベルの文法知識をベースに
シンプルな中学レベルの単語だけを使って、
自分を主語 I として英語を使いまくる、、、


実は、第2章で書いてきた【簡単な500個の単語を自分の人生で使う】という
幹と枝葉の法則IとYouの法則
このスピーキングの壁をぶっ壊す方法について言及したものなのです
(2つの法則については→こちら


というか、このブログの第1章、第2章の話のほとんどは、
インプットとアウトプットの壁をどうやって壊すかということにフォーカスして書いてきました
第2章の特に16話以降の記事を読んでもらえば、
その方法の概要はイメージしていただけるかとおもいます(→こちら


次に2がリスニングです。
リスニングについては、このブログでは実はまだほとんど触れていないのですが
基本的には日本人が得意なリーディングをベースとして、
読んでる文字から正しい音が鳴ることをまずは目指していきます


このとき、音と文字の壁をぶっ壊す手段として大活躍したのが
これまでにも紹介したSATC, Friendsのような海外ドラマだったのですが、
その方法の全貌については第4章で詳しく話す予定です


そしてアメリカで俺がメインにやったことも
とにかく英語を使ってアウトプットすること英語の音と文字を一致させる事
結局この2つだけでした


英会話に文法は一切必要ないという意見もよく耳にするのですが、
15年間詰め込んできた知識を全部忘れる事は不可能であり、
▶【中学校レベルの文法と単語をベースに英会話に応用させていく】
これが100%英会話を身につける方法の軸となっています


すなわち、普通に学校で英語を勉強してきて、それなりに知識はある、
リーディングは得意だけど全然英語が使えない、、、

そんなあなたがやるべきこともこの2つの壁をぶっ壊すことなのです

 

 

 


ーーー





このように、
アホみたいに楽しく100%英会話出来る方法とは
大雑把に言うと2つの壁を壊す方法となります


リスニングの壁とスピーキングの壁の2つをクリアできることが
英語とあなたの距離を近づける方法そのものだということです


ところで
壁は2枚なのですが、まずどちらの壁を攻めていくべきでしょうか?
この2つの壁を壊す順序こそが本ブログの最もキーとなる部分なのです



つまり、

【リスニングとスピーキング、、、英会話で大事なのはどっち?】です


次回からはリスニングvsスピーキングの壮絶な戦いがはじまります
お楽しみに!

 

 

 

Cpt6へ★安藤美姫と本田圭祐の共通点とは?

 

 

 

 

 

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第3章★100%英会話を身につける方法〜もくじ


-イントロダクション
▶まず何をすればよいか?
▶英語との距離感とは?(1)
▶英語との距離感とは?(2)

-学校英語で、英会話できるようにならない理由
▶チャリの王子様(1)
▶チャリの王子様(2)~2つの壁~

-目指すは ”そこそこスピーキング+圧倒的リスニング”
▶安藤美姫と本田圭祐の共通点とは?

-リスニングか、スピーキングか大事なのはどっち??
▶リスニングVSスピーキング
▶発音できない音は聞き取れない?

-発音よりも大事なのは、セリフを作る力。
▶スピーキング=メイキング+発音
▶スピーキングの3ステップとは?
▶リスニングとスピーキングとメビウスの輪
▶100%英会話を身につける順序とは?

-最終結論
最終話▶100%英会話を身につける方法
 
 
 
 

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