【追】音楽表現とは 2=入門段階から指導するべきもの(弾き語りジャズシンガーを聴いて) | 愛の夢のつづき

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指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
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※追記

文中に紫の字で追記しました。

短期間でもポイントを絞ればけっこう変われるという話。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

(できれば前記事と合わせてお読みください)

 

 

先日、レッスンに来られたピアノの先生が

 

ジャズでピアノの弾き語りもする

 

アメリカの有名歌手を

 

聴きに行って

 

話してくださったことです。

 

 

 

そのジャズシンガーのピアノは

 

前記事に書いたような

 

音楽表現の基礎や

 

弾むテンポ感など

 

私のいつも言うことが

 

素晴らしくできていて

 

しかも、ピアノも

 

タッチの深さの使い分けなどが

 

当り前にできていて

 

クラシックを弾かせても

 

素晴らしい演奏ができるだろうと

 

感じたそうです。

 

 

 

そして、日本の音大生と

 

何故こんなにも違うのかということを

 

考えたのだそうです。

 

 

「血ではないと思うんですよね。」

 

ときっぱり言われたのは

 

私も日頃思っていることなので

 

非常に嬉しかったです。

 

 

 

おそらく、

 

子供の頃からの音楽教育が

 

日本とは

 

全く違うのだろうと思ったとのこと。

 

 

 

このピアノの先生は

 

レッスンに来られるようになって

 

もう5,6年以上になります。

 

 

私のレッスンの全部・・・

 

つまり

 

弾き方、

 

タッチ、

 

身体の使い方、

 

具体的で解りやすい音楽表現のコツ等に

 

とても感激し、

 

熱心に採り入れる努力をし、

 

頭ではとても解って来たとのことなのですが、、、

 

 

自分の体で実現するとなると

 

特にステージで緊張すると

 

弾き方も音楽も、

 

完全にではないけれど

 

かなり元に戻ってしまうことも

 

分かってきて、

 

「これは子供の頃から

 

するべきことなのだ」と

 

思ったのだそうです。

 

 

 

だからこそ、

 

普通の街のピアノ教室の

 

重要性を改めて思ったとのこと。

 

 

 

そうですよね。

 

 

大人になってからでも、

 

何歳からでも、

 

変われると

 

私は言い続けているし、

 

実際に変われはしますが、

 

とても

 

元に戻りやすく、

 

頭では解っても

 

身に着くには時間がかかります。

 

 

レッスンを重ねて

 

何年もかかる場合が多いです。

 

(但し、例えば

 

まずは、手に負担の少ない弾き方を・・

 

というように目的を絞ると

 

1~2年か、それ以下でも

 

明らかに楽になったという方は

 

結構多いです。)

 

 

 

なので、

 

確かに

 

子供の頃から

 

弾き方も表現方法も

 

具体的に習えたら良いですよね。

 

ピアノの先生の責任は大きいです。

 

でも、

 

ピアノ教室の先生方を育てた

 

音大の先生の責任は

 

もっと大きいかもしれません。

 

 

 

ピアノを趣味でされていて

 

情報通の皆さんが

 

「昭和のピアノ教室の弾き方」などと

 

表現されている弾き方を

 

今、平成も20年以上過ぎている

 

このご時世にも

 

音大で教えていたりします。

 

 

それどころか、

 

「手が痛くなるまで練習しなさい」とか

 

「手が痛いのを乗り越えて(生徒に)頑張らせなさい」

 

といったことを仰る偉い先生方も

 

いらっしゃいます。

 

 

 

音楽表現も

 

「自分で考えなさい」とか

 

「歌って」でお終いなら

 

CDのモノマネをするしかなくなります。

 

 

 

かなり前に

 

東京で1年弱程レッスンに来られた

 

一流音大卒の方が

 

ずっとCDのモノマネをされてきたそうで

 

「私、モノマネ得意なんですよ♪」とのことで

 

CDソックリに弾いて

 

良い成績も、コンクールの賞も、

 

もらえたとのことでした。

 

 

私の表現法に

 

大変感激してくださったのですが

 

(モノマネではない音楽表現をするという)

 

慣れていないことをすると

 

意識し過ぎてしまって

 

ステージでミスするので

 

やはり今まで通りにするとのことで

 

やめられました。

 

表現を考えて練習することに慣れるまで

 

続けてくださったら・・と、

 

残念ではありましたが、

 

耳の感受性の高い方は

 

そういう道もあります。

 

 

 

 

ジャズシンガーに感激し、

 

色々と考えたピアノの先生は

 

(ご自分のような)

 

「街のピアノ教室」で

 

何をどう教えるかが重要と

 

つくづく思われて

 

勉強も指導も

 

頑張るモチベーションが

 

あがったようでした。

 

 

 

その先生の

 

生徒さん達の

 

未来の可能性が

 

拓けて行くことを嬉しく思いました。

 

 

 

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