音楽は流れ続ける。川のように。 / 流れ続けるために大事なこと | 愛の夢のつづき

愛の夢のつづき

指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
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人間だから

 

ミスはします。

 

どんなに凄い人や有名な人も

 

ミスはします。

 

 

 

大事なことは、

 

それを客席の人々に

 

気づかせない、

 

もしくは気にさせないこと。

 

 

そして、

 

目指すべきは

 

「今」この瞬間に出ている音を

 

大事にしながらも

 

先にある目的地、

 

もしくは音楽のまとまる処を目指していること。

 

 

 

音楽は流れ続けます。

 

曲の最初から最後まで。

 

 

 

ミスするたびに

 

「あ~!やっちゃった~!!」と思っていると

 

それが客席に伝わってしまいます。

 

 

すぐに忘れて

 

何とかして流れを途切れさせずに

 

次へ行くことに集中します。

 

 

それができれば、

 

聴く人、観る人は

 

それほど気になりません。

 

 

でも、

 

ミスにショックを受けてしまうと

 

聴く人、観る人の

 

印象に残ってしまいます。

 

 

 

ミスにばかり拘る教育が

 

良くないと思うのは

 

そういう意味です。

 

 

 

音大を出た方でも

 

レッスンで通している時、

 

ミスをするとビクッとして

 

「すみません!」と声を出したり

 

一瞬止まる方が結構いらして

 

そういう習慣をつけてしまうと

 

本番でも

 

お客さんが気になるミスをする

 

癖がつくからやめましょうとお話しします。

 

 

 

ミスした瞬間に

 

音楽の流れに乗っていた集中が

 

途切れてしまいます。

 

 

 

先日、

 

リハーサルで何があっても

 

諦めずに最後まで通すという記事

 

■ピアノも同じ。リハーサルで何があっても頑張って続けることが本番に繋がる

 

に、

 

アンダンテさんが反応して

 

書いてくださった記事

 

■めげずに最後まで演奏するほうがいい

 

の中に

 

衝撃的なエピソードがありました。

 

 

昔の話との事で

 

今はそういう先生はいらっしゃらないと

 

思いたいですが、

 

発表会本番の演奏について

 

「人前で演奏していて

 

ミスをするなんてとんでもないから、

 

ミスしたら

 

その瞬間に演奏をやめて

 

(舞台袖に)戻っていらっしゃい」

 

という指示を出されていた話。

 

 

 

お客さんのことを考えるという

 

視点も持って

 

指導して頂けたら・・と思います。

 

 

 

「演奏」または「演技」という

 

聴く人、観る人がいる芸術

 

学ぶときには、

 

(今弾いている曲が

 

人前に出す曲ではなくても)

 

聴く人、観る人の為に

 

どう在るべきか、どう練習すべきかということも

 

指導する必要があると私は考えます。

 

 

なので、いつも同じところで間違えるなら

 

もちろん、そこだけの部分練習も必要です。

 

 

 

そうは言いつつ、

 

私自身も、

 

もちろんミスは気になります。

 

極力流れ続ける努力はしても

 

演奏後は凹みます。(^_^;)

 

 

ただ、

 

お客さんの反応を見ると

 

ミスがあるかないかよりも

 

ずっと重要なことがあると

 

いつも思い知らされます。

 

 

 

もう、10年近くも前に

 

突発性難聴の

 

4回目の発症(または激しい悪化)があり

 

聴覚過敏の症状で

 

音を聴くのが非常に苦痛で

 

大変だった中で演奏した

 

東京での

 

あるコンクールの入賞者披露演奏会で、

 

私は記録的と言えるほど

 

ボロボロの演奏をしました。

 

 

謙遜でもなんでもなく

 

本当に

 

酷い演奏でした。

 

 

なのに、

 

習いたいという方からメールが着ました。

 

 

 

本当にあまりにも酷い演奏だったので

 

さすがに不思議で

 

どうして

 

私に習いたいと

 

思ってくださったのかと

 

レッスンの時に訊きました。

 

 

 

そうしたら、その方は

 

生演奏を沢山聴かれる方で

 

生演奏だと有名な人でもミスはあるから

 

それほどミスは気にならないとのことと、

 

それより何より

 

音や音楽が

 

全く他の人と違ったから

 

何でこんなに違うんだろうと不思議で

 

習いたいと思った、

 

とのことでした。

 

 

 

そういう「ミス以外の事」を

 

こんなにも

 

受け止めてもらえるのだと

 

つくづく分かった

 

私にとっての「事件」でした。

 

 

(その方は今も

 

東京でレッスンに来られています。)

 

 

 

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             Megumi(野谷 恵)