次ページ、■どこまで、その曲を追及するか / じっくり取り組むことと、複数回人前で弾くことの効果
◆出演者さんの想い5「命を想って、踊れたことに、心から感謝です」
◆出演者さんの想い3「カボチャじゃなかった」/ 一切の資格を問わない演奏の場
◆出演者さんの想い2 「一人ではない」 / 募金箱のところで・・
2003年から今年に至るまでの
多くのチャリコン出演者さんや
スタッフとして関わってくださった皆さん、
チケットを買ってくださった皆さんは
余裕があるから
チャリティーに関わってくださったとは限らず、
どんなに大変な状況にいらしたか
あるいは
今現在も大変であるかを
楽屋などで
打ち明けてくださることも
ありました。
***
第1回に出てくださった
がんを経験された初心者さんは
その後再発して
脚を切断されることとなり
深刻な状況で
お仕事を辞めて
本州の専門の病院施設へ
行かれました。
***
もうすぐ乳がんの手術をすると
話してくださった方も
お二人いらして、
おひとりは再発で
リンパ節も全部取るので
ピアノが弾けなくなるとのことでした。
「今日が最後の演奏です。」と仰って
私は何とお返事したか
覚えていません。
でも、
素晴らしい演奏だったことだけは
忘れられません。
***
私も4回目のチャリコン前に
心臓の難病で
何度も危篤と生還を繰り返した母が
ついに亡くなり、
それでも責任を果たして
主催と演奏を終えて
舞台袖に戻って
大号泣したことがあったり、
耳の病気の悪化で
ホールで音を聴くことは
病院で止められている状態でも
(なるべく客席内には
いないようにしつつ)
主催し続けました。
***
それぞれ、
色々な
大変なことを抱えながら、
なぜ、
チャリテイーコンサートで
演奏したのでしょうね。。
100%は、自分でも分からないし
出てくださった皆さんも
完全には分からないかもしれないけれど
そういう
本当に大変な時に
何か
人のために役立つことに
参加することは、
ただただ泣いているよりも
自分の心を支えやすかった
ということは
あったかもしれません。
***
今日の最後のレッスンは
園さんでした。
(最近園さんのことを書くことが多く
他の門下生の皆さんが
依怙贔屓のように感じないでくださることを
祈っています。。)
上記記事では
半身不随のことを書きましたが
その重い症状で
心が擦り切れたのでしょうか、
昨年の札幌チャリコンの直前には
病みツイートを多発し、
自殺するのではないかと
1000人近いフォロワーさん達を
騒然とさせ、
私も連絡が取れなくなって
心配などという次元ではなかったのです。
そんな大変な精神状態で
(連絡はとれないままで)、
園さんは
札幌まで演奏しに来られたのでした。
次から次と演奏されている
今の状況を
きっと多くのフォロワーさん達も
感無量で見守られていることと思います。
私ももちろん、感無量で。。。
そして、今日は、
昨年のチャリコン演奏曲、
ジュネーヴの鐘のレッスンでした。
これは、お世辞でも励ましでもなくて、
今日、またさらに一段
演奏のレベルが上がりました。
何度レッスンしても、
100%完成ということはないし、
もし、あったとしても、
「その時点での100%」に過ぎません。
昨年とは、比較にならないほど
もっと大きな音楽が作れて
たっぷりと歌いながらも
ずっと流れ続けていき
大きな山で感極まる・・・
そんな演奏になりました。
今週末、
お時間ある方は、
是非、お聴きください。
【第2回 響き体験コンサート ~ピアノの弾き比べ・聴き比べ〜(午後出演)】
日時:2017年3月4日(土)13:00開演
会場:北とぴあ・さくらホール
演奏曲目:リスト / ジュネーブの鐘
(同じ曲をスタインウェイとベーゼンドルファーで弾き比べる予定です)
入場料:無料
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Megumi(野谷 恵)
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