世界的にグローバリスト左翼が主流派となってしまっている現在、政治的に保守的な考えを持つ人が脅迫されて、言論弾圧されるという現象が起きています。

 

 

原発運動を通じて「左翼」の恐ろしさに気づき、保守派に転向した元アイドルの千葉麗子さんが、2017年1月に著書「くたばれパヨク」のサイン会を開催予定していましたが、脅迫まがいの電話が相次ぎ、主催者である書店がイベントを中止するという事件がありました。

 

 

保守派の言論弾圧は、アメリカでも起きていて、2016年12月から「ドラッジ・レポート」が大規模なサイバー攻撃に遭ったり、今年2月にはトランプ支持者のマイク・アダムズ氏のサイト「ナチュラルニュース」が検索エンジンから外されるという事件が起きました。アダムズ氏は、これまで数え切れないほどの殺人予告や脅迫があったことをポッドキャストで述べています。

 

また、千葉麗子さんのサイン会のキャンセルをもっと大きくしたようなことが、アメリカでも起きています。

 

独立系ニュースサイト「ブライトバート」のイギリス出身の記者で保守派のゲイ(同性愛者)としてアイドル的な人気を誇るマイロ・ヤノプロス氏が2017年2月にカリフォルニア州立大学バークレー校で講演を予定していたのが、放火を伴う反対派のテロにより中止になりました。映像を見ると分かりますが、反対派は素人には見えず、プロ仕様の動きをしていることが分かります。これは、アメリカで暴力による言論弾圧が起きている証拠です。ヤノプロス氏は、カリフォルニア州立大学バークレー校のキャンパス警察が暴動を止めようとしなかったことについて「保守派への暴力を正当化している」と述べました。

 

 

マイロ・ヤノプロス氏というのは、アメリカの言論空間で特殊な位置にある人物で、日本には似たような人物が存在しないので説明が難しいのですが、日本で当てはまる人に喩えてみようと思います。(私の中では、日本のために尽力しているフリをしてイギリスの工作員だった白州次郎をゲイにしたイメージが強いですが…。)

  • 正装した時のりゅうちぇるのようなイケメン風の外見
  • 話し方は、ケント・ギルバートのように理性的。統計を使うので説得力がある。
  • 思想は、保守的だが桜井誠のようにイスラム批判も展開
  • フェミニストを「デブ」、「ブス」など言い、有吉のような口の悪さが大ウケ
  • ホワイトハウスの記者会見で報道官に質問をすると、名前を呼んでもらえる
  • アメリカ全土の大学で講演を展開し、トランプ大統領の当選に貢献
  • 黒人が好きで、これまでの恋人には黒人が多い。下ネタが得意
  • 母親がユダヤ人である(ユダヤ社会では、母親がユダヤ人だとユダヤ教徒)
  • イギリスのカトリック新聞の記者だった
 
 

左翼大手メディアでは、「人種差別主義者」などのレッテルを貼られていますが、ヤノプロス氏は、ゲイのユダヤ人というマイノリティであり、黒人の恋人がいるというのも、「人種差別主義者」がすることではないので、見当違いなレッテルであることが分かります。

 

ポリコレによる言論弾圧が進んだ今、アメリカにおいてアメリカ人が「ブス」とか「デブ」というような言葉を使う人がコメディアンの中にさえいなくなっていたのですが、ゲイだということと格調高いイギリス英語で風刺として話すために、なぜかマイロだけは言っていい、というような情況でした。

 

また、2016年7月には、ヤノプロス氏が共和党大会の「ゲイのトランプ支持者」というイベントに出席する20分前にツイッターのアカウントが凍結されるという事件も起きています。ツイッターでゴーストバスターズの新しい映画をこき下ろし、出演女優について「男に見える」と発言したところ、「言葉の虐待をした」という理由で締め出されたことが公開されています。ツイッターの言論空間から一生締め出されたことで、むしろ注目を浴びました。

 

しかし、2017年2月には、過去に「少年(ボーイ)」と大人の男の関係について述べたことが「児童性愛者だ」と大問題になり、3月に「デンジャラス」という本を出版する予定だったのが延期となり、ブライトバートの記者の退任を余儀なくさせられました。

 

 

ヤノプロス氏は釈明会見で、自分自身が過去に聖職者をふくむ大人の男性からの性虐待を受けたことを告白し、イギリスで性行為の合意が合法とされている年齢が16歳であることを述べたうえで、違法行為を推奨するつもりはなかったと弁明しました。

 

一連の事件の結果、すでに有名人であったヤノプロス氏への注目度はさらに高まり、現在、アメリカにおける「言論の自由」の旗手としてロックスター並みの存在感を持つ存在になっています。

 

日本における言論弾圧

グローバリスト主導の言論弾圧