わたしものがたり序章 

わたしものがたり1 将来の夢はお嫁さんだった
わたしものがたり2 大恐慌時代
わたしものがたり3 じぶん探しの長い旅 前編
わたしものがたり4 じぶん探しの長い旅 後編


の続きです。





【ブレイクスルー 前編】




こころというものに目を向けはじめて、でもどちらかというと心理学ではなく、哲学とか宗教などに興味を惹かれました。



ヒーリングスクールに通ったり、本をたくさん読んで、本当に少しずつそれまでの考え方から全くちがう考え方へとシフトしてゆきます。



一気に変われないことに苛立ちを感じることもあったけれど、それがわたしにとってベストのスピードだったのだと思います。




あの出来事が起こる少し前、わたしはまだまだ毎朝起きるとき憂鬱でした。


仕事が特別嫌な訳ではない。でも楽しい訳でもない。

何かが違うという思いでいっぱい涙







「今ある環境の中でベストを尽くせば道はひらける」
という言葉、そうなんだろうと思う。



でもそれを実行出来るほどの気力が残っていなかった髑髏



人生を楽しむプライベートなひとり時間を楽しむということにも支障が出る位、エネルギーが枯渇していたのです。




景気があまりよくなかったこともあり、正社員で、一人暮らしできるだけのお給料ももらっている、「贅沢を言ってはいけない」という諦めるための理由もちゃんと用意してました





そして、


2011.3.11  東日本大震災がおこります。


会社のある品川から、歩いて渋谷まで帰りました。

帰り道は寒かったけど、電車とは違うルートに、少しウキウキしていたなぁ。小学生の頃の、台風の日みたいに。

状況とか、まだ何も分かっていなかった。



つづく…