わたしものがたり1 将来の夢はお嫁さんだった
わたしものがたり2 大恐慌時代
わたしものがたり3 じぶん探しの長い旅 前編
の続きです。
【じぶん探しの長い旅 後編】
帰国後、
結局なんにもわかっていないわたしは、そこからナポレオンヒルの本を読んじゃったりして、自己分析をはじめます。(これって学生時代の就職活動のときと同じパターン。。。)
そして何をとち狂ったか、不動産業界へと就職しますが、ここから地獄の転職のはじまり。
まず、業界が肌に合わない。
(転職前に調べる基本ですよね。でも入ってみてはじめて分かることもあるの。もちろんわたしには合わないっていう意味で、業界がどうこうではないよ)
それから、会社もそこでの人間関係もなんだかうまくまわらない。転職そして転職。
疲れ果てる毎日。
明らかに歯車がかみあっていなかったのです。
こころの声を聞かずに「損得」や「出来そうなこと」、「世間一般での勝ち基準」を中心に頭で考えた就職は、このような悪循環におちいりました。
ということが後で分かった、経験。これもまた必然。
本当に坂道を転がり落ちるように落ちていったので、
さすがにこのままでは精神的におかしくなりそうとなったところで、以前と同じ「事務」の仕事に戻ります。
ここでやっと生活が落ち着きました。
留学前の、お金を貯めようと決めたときの生活に戻ったんです。
振り出しに戻る。
元々事務職は、留学資金を貯めるためにはじめた仕事。
不純な動機とはいえ、適性はあったんだと思います。
落ち着いて3年位すると、またフツフツと「わたしのやりたいことって何だろう?」と思う気持ちが再燃します。
あきらめない女、saiko。会社は飽きっぽいくせに。
というか楽しんでますよね、完全に。
それはそれでよし
当時流行っていた『ザ・シークレット』という本を読んでいたときです。
これは、以前知人に薦められて読んだ、でもそのときはそれほどピンとこなった、『神の使者』というスピリチュアルの本に書いてあることと同じでは?とビビビっときました。
なんかたぶん大変なこと(宇宙の秘密的な?)が書いてある!
『神の使者』という本は、『A Course in Miracles(ACIM)』奇跡のコースという教えについて書かれたものです。
内容がね、スピリチュアルを知らなかったわたしにはぶっとんでました。えぇ。
この世界はないの?え、夢?でもこれ理想~みたいな(笑)
そして、ACIMをベースとしたヒーリングクラスへ通ったり、瞑想を習いに行きます。
ここにきてはじめて、頭の中だけで答えを出そうとしていたところから抜けはじめます。
長かったなぁ。
ここからもひとっとびで「やりたいこと」が見つかる訳ではないのですが、大きな転換点となりました。
つづく…







