かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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今日は

「植物エキス」

の話をしたいと思います。




本日の例はこちら↓

水、ダマスクバラ花水*、プロパンジオール、ジグリセリン、ベタイン、カニナバラ果実エキス*、ビルベリー葉エキス*、セイヨウノコギリソウエキス*、ローズマリーエキス*、オオヒレアザミ花/茎/葉エキス*、ヒアルロン酸Na、シロキクラゲ多糖体、スイゼンジノリ多糖体、ザクロ果実エキス*、カニナバラ果実油、ダマスクバラ花油*、ニュウコウジュ油、オレンジ油*、ビャクダン油*、イランイラン花油*、PCA-Na、グリセリン、BG、エタノール、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、クエン酸、クエン酸Na、デヒドロ酢酸、ベンジルアルコール *オーガニック植物成分
(とあるオーガニックブランドの化粧水 150ml:4104円)




お~、何やら「◯◯エキス」がいっぱいあって、

解析が難しそうですね・・・(^_^;)


ウェブ上の成分辞典でこういうのを検索すると、

いろんな効能が書いてありますよね。


例えば

<カニナバラ果実エキス>
ローズヒップの果実より抽出したエキス。ビタミンA・C、ミネラルを含有。肌荒れを防ぎうるおいを与える保湿成分として配合されています。

<ビルベリー葉エキス>
北欧の森に自生する野生種ブルーベリーの一種であるビルベリーの葉から抽出されるエキスのことです。北欧の強い紫外線から自らの身を守るため、葉にはポリフェノールをはじめとする多くの成分が凝縮されています。そのため、ビルベリー葉エキスには美肌・美白効果、ニキビやアレルギーなどを防ぐ効果があるといわれています。


上位二つのエキスを調べるだけで、

これだけの効能が謳われています。


・肌荒れを防ぐ

・潤いを与える

・ビタミンA&C、ミネラル含有

・美白効果

・ニキビ予防

・アレルギー予防


などなど…

二つのエキスを調べただけなのに、

思わず購入したくなるほどの効能が列挙されます。



これって凄い化粧品なんじゃ・・・??


と思っても無理はありません。



ある意味メーカーもそれを狙ってこういう成分表を作っているのですから。




しかしこれは、

「植物エキス」の読み方を完全に間違えています。



今日お話するのは、

かずのすけ流「植物エキスの読み方」です。



◎植物エキスって何?


「植物エキス」

については一度美容コラムで記事を書いています。

どういう成分なのかは

植物エキスとエッセンシャルオイル

にてご確認下さいm(_ _)m



簡単に言うと、

植物に含まれる芳香物質や化学成分を抽出し溶剤で薄めたもの

のことを言います。


植物そのものは漢方薬にも使われている場合があるので、

確かに効能を示すものもあるのですが

ただ実際の所はご覧のようにエキスは溶剤が主成分のため非常に濃度が薄いです。


原料の時点で1%にもならないはずですので、

実際に化粧品に入れたとしたら

その実際濃度はppm単位の配合量になっていると考えるべきでしょう。
(1ppm=0.0001%)


そう考えれば、

エキスというのは実際量は非常に少ないため

その効能はほとんど期待できない

と考えるのが妥当です。





◎植物エキスがあったら、「1%以下」が確実!


で、

植物エキスっていうのは

原料の段階で既にエキスの量は1%以下・・・
(化粧品に配合したらさらに濃度は下がります)

ですから化粧品の成分表でエキスが現れれば、

当然それは1%以下ということになり、


水、ダマスクバラ花水*、プロパンジオール、ジグリセリン、ベタイン、カニナバラ果実エキス*、ビルベリー葉エキス*、セイヨウノコギリソウエキス*、ローズマリーエキス*、オオヒレアザミ花/茎/葉エキス*、ヒアルロン酸Na、シロキクラゲ多糖体、スイゼンジノリ多糖体、ザクロ果実エキス*、カニナバラ果実油、ダマスクバラ花油*、ニュウコウジュ油、オレンジ油*、ビャクダン油*、イランイラン花油*、PCA-Na、グリセリン、BG、エタノール、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、クエン酸、クエン酸Na、デヒドロ酢酸、ベンジルアルコール *オーガニック植物成分
(とあるオーガニックブランドの化粧水 150ml:4104円)


今回で言えば

ベタイン
カニナバラ果実エキスの間で1%のライン

になっていると考えられます。

「1%のライン」を見切る!



更にもっと詳しい話をすると、

エキスの溶剤には大体BGエタノールが使われます。

そしてエキスを化粧品に配合すれば、

この溶剤も化粧品成分として記載しなければなりません。


この成分表を見ると

BGとエタノールがどちらも1%のライン以下に入っている
ので、

エキスを薄めている溶剤で1%以下ならば

肝心のエキスの量はどのくらい少ないのか…(^_^;)


想像するのも難しいですね。。




◎植物エキスは「無視」で十分!


というわけですので、

植物エキスなんて入っていてもほぼ何の効果も無いと言ってもいいでしょう。


植物原料には植物成分独特のデメリットとして

アレルギーのリスク刺激性があったりもしすが、


これだけ配合が微量であればそのデメリットもほぼ無視できます。


(ただし溶剤がエタノールなどの場合、エキスを入れすぎることでエタノールが増えてそれが刺激になる場合もあるので注意)



つまり、

植物エキスはいちいち効能を調べる意味などなく、

入っていても無いものとして考えればよい!

ということになります。





※まぁもちろん高い効能を持っているエキスもいくつかありますがそういうのは高額原料ですし名前もよく知られているものが多いので基本あんまり知らないものは無視して結構ということです。






そういうわけで、

さっきの成分表からエキスを取っ払ってみると・・・


水、ダマスクバラ花水*、プロパンジオール、ジグリセリン、ベタイン、ヒアルロン酸Na、シロキクラゲ多糖体、スイゼンジノリ多糖体、、カニナバラ果実油、ダマスクバラ花油*、ニュウコウジュ油、オレンジ油*、ビャクダン油*、イランイラン花油*、PCA-Na、グリセリン、BG、エタノール、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、クエン酸、クエン酸Na、デヒドロ酢酸、ベンジルアルコール


という感じになり、

一気にシンプルになりますね!

(ちなみにダマスクスバラ花水はエキスではなくて花を蒸留して得られる「水」です。成分評価の際にはただの水と考えて結構です。)


これなら成分を一個一個調べても

そこまで難しくはないと思います。






ま、エキスを何種類も入れて

「植物エキスの効果でお肌が蘇ります!」

的なことを謳っている化粧品があったとしたら…



そんな微妙な成分 大した効果ないわい!ヽ(`Д´)ノ

と一蹴してしまっても結構ということになるわけですね(笑)




◎「精油」の考え方


で、あと難しそうなのは『精油』です。

「植物名+油」

っていうのは精油(エッセンシャルオイル)のことなのですが、

これの読み方にもコツが有ります。


それがわかると今回の例なんかは一般の人でも

パパっと読めてしまうようになりますね(^-^)



これについては次の機会にお話したいと思いますm(_ _)m

化粧品の読み方 ~『精油』はできれば1種まで!~






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