かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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セラミドシリーズの続きになります!


これまでの記事です↓

セラミドとは① ~セラミドの役割と一般的特性~

セラミドとは② ~「ヒト型セラミド」について(合成vsヒト型?)~

セラミドとは③ ~「ヒト型セラミド」について(天然型?活性型?)~


セラミドとは④ ~『ヒト型セラミド』 最新の分類~





これまででは↑の画像で言う

合成由来の『ヒト型セラミド』について中心的にお話しています。




今回
『天然セラミド』『ヒト型セラミド』の違いについてのおはなしです。


天然セラミドは、



↑の図のように、 

①の記事で大雑把に 動物性・植物性 に分けましたが、
 
実際には動物や植物だけでなく微生物由来のものなど


様々な天然素材から取り出されてきています。 
 


幾つか例を挙げるとこんな感じです↓
 

【動物性】 
・馬 
・牛乳 
・卵 
 
【植物性 】
・米 
・とうもろこし 
・小麦 
・大豆 
・コンニャク 
・きのこ 
・ヒマワリ 
・ユズ 
・醗酵粕(麹菌) 
 
(主に化粧品用として流通しているもののみ) 


基本的には、

天然素材から「抽出・精製」することによって
 

「構造を化学的に変化させることなく」取り出したものを 


『天然セラミド』と呼んでいるようです。 



◎「天然セラミド」と「ヒト型セラミド」の構造の違い


『天然セラミド』と『ヒト型セラミド』の基本的な構造

簡単にモデル化すると↓のような形になります。




まぁあまり名称とかその辺りは気にせず、

 天然セラミドと言われるひとたちは

普通のセラミドと違って頭になんかくっついてます・・・
ね?;


この微妙な違いがどのような違いになるのか…

セラミ
ドとは② ~「ヒト型セラミド」について(合成vsヒト型?)~


で解説したように、

再び『ネジ』で喩えて説明してみたいと思います。 




◎セラミドクラスと「ネジ頭」
 

上記『セラミドとは②』の記事で

「ヒト型セラミド」をネジで喩えましたが、 


この時のネジは

改めてよく見てみると軸の部分だけでした(笑) 
 
                 
 
しかし実際のネジには

ドライバーやレンチで回すための「ネジ頭」があるわけで、 

その使いドコロに応じて色んな種類のネジ頭が存在しますよね。 
 

 

これって実はセラミドにも言えることで 


お肌のバリア機能は様々な状況に対応すべく、

常に柔軟に構造を組み替えています。


 
そのため、

ネジと同じく使いドコロに応じて

色んな形のネジ頭のセラミドが必要というわけです。 


 
例えばネジ頭が、

六角形だったり、尖っていたり、広がっていたり… 
 

↓こんなイメージです 

 

いろんな形のヒト型ネジ頭!


 
前回の記事『セラミドとは④』では、

「セラミドのクラス分け」の難し~いお話をしましたが(^_^;)


このクラス分けにおける違いの「一つ」が、 

ネジで喩えた場合のネジ頭に相当してくるというわけです。 

 

まぁ本当はネジ頭の他にも違いは色々あるのですが、 
その辺りはあまり気にせず次に進みましょう^^;



◎天然由来セラミドには「余計なもの」がくっついている!


では次に、

先ほどの「ヒト型」の「ネジ頭」のイメージに対して

 
天然由来のセラミド関連素材の「ネジ頭」は

どんなイメージか見てみましょう。 




モコっ・・・ 
 

あ、あれ・・・ 
ネジ頭の上に、

何か乗っかってますね・・・(;´д`) 
 


そう…、最初に見せた図↓


でも分かるように

天然セラミドには「なんか余計なもの」がくっついているのです。



ネジ軸の部分はヒト型(光学活性体)と同じものだとしても、 

これって、セラミドなの? 

セラミドじゃないの? 


 
う~ん… これは、

厳密にはセラミドではないんですよね(^_^;)



このようにセラミドの頭に何かくっつけた状態のセラミドを、

俗に「セラミド前駆体」と呼びます。



◎ほとんどの天然由来セラミド≒「セラミド前駆体」  


「セラミド前駆体」

というのは簡単に言えば、

『セラミドの素』です。


というのは、

セラミドは
生体の中で必要に応じて必要な量

その都度作り出されるわけですが、、


その都度一から作り出していたら製造が間に合いません。


そこで生体内ではセラミドをいつでもすぐ作れるように、

『前駆体』の形で常にお肌の奥底に備蓄しているのです。



◎「前駆体」は『セラミド』じゃない?


まぁヒトのお肌も


多くの生物達と同じようにセラミド前駆体を蓄えていますし、


蓄えていた前駆体が

必要に応じてセラミドに変換されるという点でも同じです。  




それなら、これってセラミドと呼んでいいんじゃないの? 


・・・という理屈で天然由来のセラミド関連素材は

自らのことを“天然から抽出したセラミド”という意味合いで

「天然セラミド」
と呼んでいるわけですね。



 一方、

「天然セラミドはヒト型じゃない!」と主張する立場からは、

セラミド前駆体とはいえまだセラミドになっていないんだから

『セラミド』って名乗っちゃダメでしょ!


というわけです。  

 
確かに

セラミドはネジ頭の形で役割を決めているわけですが、


前駆体のようにネジ頭の形が分からないのでは

これはセラミドとして十分な役割を果たせないと考えるべきでしょう。

(光学活性体セラミド構造特有のバリア機能は持っているので、全く無意味というわけではないですが。)



さらに、

セラミド前駆体は

お肌の内側からお肌の表面に出るときにセラミドに変換されます。


しかし外から与えられたセラミド前駆体が、

その場でセラミドに変換されるかどうか・・・。


実はこれは現在まだハッキリしていないのです。



もしも外から与えた前駆体がセラミドになっていないとしたら…。

やっぱりこれって『セラミド』ではないんじゃないの?


ということです。




まとめてしまえば、

天然由来↔ヒト型の違いは

天然由来→余計なものがくっついた セラミドの前駆体

ヒト型→余計なものがくっついていないセラミド


ということになるわけです。



◎セラミド前駆体(天然セラミド)の表示名称について
 

今回はネジの喩えで、 

「天然vsヒト型」における「ヒト型」の意図をお話しました。 

 
これまでのヒト型セラミド関連の記事をまとめれば

現在の化粧品市場における「ヒト型」の意味は


・ヒトと同じ「光学活性体セラミド」かどうか (vsラセミ体)

・頭に余計なモノが付いていない「遊離セラミド」かどうか (vs前駆体)


の2つの要素のどちらかで使われている場合がほとんどです。 
 


よって「ヒト型セラミド」第一幕はここまでとして、 
 

今後は 

記事の最初に挙げた様々な天然由来のセラミド関連素材 
 

【動物性】 
・馬 
・牛乳 
・卵

【植物性】 
・米 
・とうもろこし 
・小麦 
・大豆 
・コンニャク 
・きのこ 
・ヒマワリ 
・ユズ 
・醗酵粕(麹菌) 
 

といった具体例について、 

化粧品の中でどのような表示名称で書かれているかも含めて

見ていくことにしましょう! 



(つづく) 
 
→セラミドとは⑥ ~天然由来セラミド関連素材の種類と名称~ 




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