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化粧品を選ぶ上でもっとも大切なのはその成分だっていう話をしましたね。
なんせクチコミやメーカーの宣伝なんて一切あてにならないのですから。
→CMは嘘だらけ！
→クチコミはあてにならない？
しかし実際には成分を自分で判定して化粧品を選ぶことができる人は希少です。
専門で研究した人か美容好きの薬剤師かと言ったところでしょうね。
ということはつまり
一般人には化粧品を自分で判定することはほとんど無理
ということになります。
これは困ったことですね…(´･_･`)
ところで、
こうやって解析依頼を受けているとですね、
依頼される化粧品類には結構似たような傾向があるんですよ。
というのが、
「聞いたことのないメーカーの化粧品が多い」
ということですね。
そしてみなさんも薄々感じているかと思いますが、
こういった聞いたことのないメーカーの化粧品は
ほとんどが微妙な評価になります。
つまり
誰も知らない適当なメーカーの作るものは品質が良くない可能性が高い
ということなのです。
実はこのように、
化粧品はその成分を知らなくても
ある程度失敗のリスクを落とすコツ
みたいなものがあります。
何点かのポイントを押さえておけば、
成分から実際の使用感や価格の適正までは把握できなくても
とんでもない失敗や無駄な買い物をするといった
そういったリスクを最大限まで回避できるということなのです！
今日はそのいくつかのコツを皆さんに伝授しましょう。
◎会社の年齢が若すぎる
起業から最低15年経ってないメーカーは非常に危険です。
若いということはそれだけ研究の年季が短く、
商品のリスク排除が完璧でないことがあります。
これは美容業界が基本的に「嘘」で成り立っている業界であることから、
大した技術を持たないメーカーでも宣伝の方法や謳い文句だけでも
十分利益を得られるという側面があるからです。
→美容の世界は嘘だらけ
こういったメーカーは宣伝の方法もアフィリエイトを悪用したり、
レビュー代行などを使ってクチコミの操作を行っていたりします。
なので化粧品のメーカーはとにかく老舗を選ぶことが肝心です。
会社年齢は公式ホームページの会社概要などから簡単に見ることができますから、
今まであまり気にしていなかった人は注意して見てください。
ちなみにナプラで55年、日華化学（DEMI）は80年の歴史があります。
タカラベルモント（ルベル）なんかは創業から90年以上経ってます(^_^;)
ディアテックの20年でも大分若いですよね。
オーセル（8年）、Raffi（７年）、
なんてのを考えると、年季というのは結構重要なポイントですよね。
とは言っても大企業なんかは創業から100年以上経ってたりしますから、
これも100％正確とは言えないポイントではあります。
この理論で言えば創業150年近いP&Gなんかが最優秀メーカーになっちゃいますからね（苦笑）
◎クチコミサイトの高評価クチコミ数が多過ぎる
Raffi 楽天クチコミ 1010件？
レビュー代行業という仕事があったりするんですが、
高評価レビューをお金出して書いてもらっているんです。
有名なデミ・ミルボンなどのシャンプーでも、
1000件なんていうレビューはつかないです。
だってレビューなんて書いたところで普通の消費者は何も得しませんからね。
そして代行によって高評価のレビューが膨大につくことで商品が流れ、
一週間でたくさんの商品が売れたりすれば「○○ランキング一位！」も
簡単にとれてしまうということです。
簡単に言えば、極端にたくさんのレビューが付いているということは
レビュー代行を行っている危険性が非常に高いということ。
なので高評価レビューがたくさんありすぎる化粧品はまず避けるべきです。
レビューは高評価のものを参考にするのではなくて、
低評価のレビューがいくつ付いているかで判断すると良いでしょう。
実際にRaffiなんかは星１つが7件、星2つが14件ついてますが、
実はこれすごく多いんですよね。
20件超も悪い評価が付いているシャンプー、
Amazonで探してみてください。
ほとんどありませんからね。
本当に良いシャンプーだったら悪い評価はついて１～２個か、
普通なら０個が一般的です。
◎「天然成分」「無添加」「ノン○○」「電子/イオン」…に注意！
とにかく胡散臭いことを言っている化粧品は避けます。
化粧品に「天然」とか「無添加」なんていうのは無理です。
→天然シャンプーは存在しない
ノンシリコンやノンパラベンやノンアルコールとか言っているのも絶対に避けます。
シリコンやパラベン、エタノールが入っているべき場合もあり、
優秀なメーカーはそんなことに頓着せず
入れること入れないことのメリットデメリットを天秤にかけて
化粧品を作っているんです。
わざとらしく「ノンシリコン処方」とか書いてあるようなメーカーは避けるべきです。
これは言葉のイメージで商品を売ろうとしている危険性が非常に高いからです。
また電子や陽子やイオンみたいな一般人にはわかりにくいワードを使ってるメーカーも危険です。
「電子が発生して髪を補修」とかわけのわからないことを言うと
一般人にとってはすごい最先端技術！みたいなイメージを植えつけられますが、
実際には電子のやり取りやイオンの交換というのは
溶液中の化学反応では非常に普遍的に、普通に起こっていることですから
何もすごいことではないのです。
（詳しくはまた今度マニア向けに解説しましょう。）
すごく普通のことをさも凄いことのように紹介しているメーカーも非常に悪質ですね。（某アル○ダなど…。）
◎公式ホームページの商品紹介ページが口説い
→Raffi公式通販サイト
誰か読むんでしょうかね？これ（苦笑）
とにかく自画自賛の嵐ですごくたくさんスクロールしなくちゃ商品購入ボタンにたどりつけないホームページ、ありますよね。
あれは心理学的に買いたくなるように作られているんですが、
ず～っとあまりに褒められまくった内容が続くとついと買ってしまうのが人間の心理なんですよね。
最初は疑ってみているのに。
このホームページのつくり方は悪質な会社にはよくあることです。
アフィリエイト系の会社がよく使っている手法です。
正直、こういうHP作っている会社は例に漏れず良くない気がしますね…。
僕は公式行ったらこんなページだったら絶対に買いません。
◎失敗しないためにはメーカーを選別する！
このように、
あまり良くない化粧品を見分けるのには
必ずしも成分を理解する必要はありません。
会社の良し悪しを判断していけばいいのです。
優秀なメーカーは長期的な繁栄を願っているので、
まずこうやって批判されるような商品の売り方はしないものです。
しっかり研究してしっかりした商品を作り、
少しずつ美容室などで試行してフィードバックを受けて改善し、
本当のクチコミや使用感の良さにファンを集めていくのです。
大して品質が良くないのにこういった売り方をすると、
確かに一時的には売り上げが伸びますが
使用者もどんどん増えていって、逆に低品質が露呈していく結果にもなります。
こういうことをしたメーカーが最終的にどうなるかは、
まぁ想像に難くないかなと思いますが。
とにかく
このような条件にあてはまるようなメーカーの化粧品はまず避けたほうがいいでしょう。
どれだけ良い成分が入っていようと、
正しく研究して正しく用いられなければ全く意味がありません。
中には聞こえだけ良い成分をふんだんに用いている化粧品はたくさんありますが、
上手く活用していない為にほとんど効能を得られないようなものもあるわけです。
ある意味、
「成分」での判断は失敗を招くこともある、、
ということなのでしょうね。
にわかに化粧品成分を勉強すると、
こういった悪質なメーカーに足元を救われてしまいます。
まずは疑わしいメーカーの選別から始めるのが、
もっとも確実なのかもしれません。
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