国木田さん回第2回。
思った以上に救いのないお話でした。


蒼の使徒からの挑戦状により、横浜にかくされた爆弾を捜索することに。
武装探偵社の誇りと存在意義をかけての任だと発破をかける福沢。
大事な会議をすっぽかした太宰は、佐々城信子とティータイム中だった。
その太宰を叱責しつつ、どこか信子を意識する国木田。
二人の喧嘩をあきれながら見ていた敦だったが、そこに乱歩からの連絡が入った。

爆弾の場所が分かったのだ。

アクションシーンでお互い相性の悪い相手に当たり、
交代するところはカッコよかったです。
このコンビが互いを信頼し合ってるのがよくわかります。
しかし、厳しすぎるバディでもあった…。

ラストシーンは悲劇的ですが、そこで太宰さんは理想ではない真理を投げかけます。

国木田さんの正しさ・理想に疑問を投げかけながら
それでもその生き方を変えない、変えることはできない彼の強さと脆さ。

田口の父を死なせる原因となった自分を
ずっと戒め続け、後ろを気にしながら前を向くことを強い続ける。
間違ったことは許せず、放っておけない。
それは決して悪い事ではないけれど、時には傷をつける。

太宰さんは、それを国木田さんの眼前に見せつける。
おそらくは国木田さんの未来を守るために。

深みが出てきたかな。

喫茶店でのギャグでは国木田さんがお尻アピールしまくってたり
信子さんがさらっと国木田さんを撃沈させたりとなかなか楽しめましたww

が、そこからこれか。。。落差がなあ。。。

そしてこのお話し、原作は番外編の小説のようです。
だから敦くんがサブに置かれてたのね;;

ちなみにこの信子さんの元ネタで、
国木田独歩の最初の妻である佐々城信子さんは
有島武郎の「或る女」のモデルになった女性。
wikiで調べたんですが、国木田氏との(駆け落ち同然)結婚生活…5か月て…。
しかも国木田さん嫉妬深くて外出禁止とか…。こわ。

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【文豪ストレイドッグス 過去感想】
  1話 人間万事塞翁が馬
  2話 或る爆弾
  3話 ヨコハマギャングスタァパラダヰス
  4話 運命論者の悲み
  5話 Murder on D street
  6話 蒼の使徒



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