ボクがアメブロを始めたきっかけの一つは、「マイ・ウェイ」の原曲『Comme d'habitude/コム・ダビチュード』を作って創唱したフレンチ・ポップス界70年代のスター、クロード・フランソワの存在を風化させずに世に語り伝えたかったためです。

もう一歩踏み込んでいうと、「マイ・ウェイ」がポール・アンカの作詞・作曲だとする、一部で流布されている誤った情報を訂正(ポール・アンカは英語訳詞のみ)して、クロクロ(クロード・フランソワの愛称)の復権を願ったのでした(やや大げさですが・・・汗)。

ですから、「マイ・ウェイ」のオリジナル「コム・ダビチュード」をクロード・フランソワの歌唱で多くの人に聴いてもらいたかったのです。こんな人です。





興味をお持ちの方は、そのことを取り上げた記事(マイ・ブログがスタートしてから1カ月も経っていない2008年7月18日)「クロード・フランソワとポール・アンカ」をご参照ください。すでに3年以上前の記事でした。


⇒マイ・ブログ「マイ・ウェイとコム・ダビチュード」へリンク



最初にボクがブログを始めたときの形式(スタイル)は、二人のアーティストの関係性を明かして、その次の回にはそのうちの一人と他の人との関係性を紹介するという実に凝りまっくった手法でしたが、人つながりの難しさに半年でギブ・アップしてしまいました(笑)。

あまり読者も増えないし(その努力の仕方もわからないまま)、もうブログをやめてしまおうと思ったのでした。

ですからボクの第一ラウンド(約半年)の最終回の記事は、わがブログのアイコン(写真)として使用している歌手ルディ・ヴァリーを紹介したものです。

ところがどなたかから「やめないで」とコメントをいただいたことが心に残り、思い直して再開した形式が、現在も続いている「同じ曲を複数の歌手・プレイヤーで聴き比べる」というスタイルです。これなら無理なくスローペースでも行けると思ったためです

それからでもすでに3年近くが経ちます。続けるうちにYouTubeでの映像ストックが充実し、いままで観たこともない映像を発見するにいたったため、今度はそれが面白くて自分の楽しみにも続けるようになったのでした。

相変わらず読者の数はあまり増えないままですが、少なくとも読者登録いただいたかたには少しでもご満足いただけるようにと努力しておりますので引き続きごひいきに・・・。よろしくお願いします。


さて、自分のブログ話に手間どってしまいました。



次の歌唱は、どたたかが紹介されていたミシェル・サルドゥの「コム・ダビチュード」です。90年代の映像ですが、歌唱力が素晴らしい。

サルドゥはクロクロの全盛時の朋友ですから、深い思いが込められている感じがします。心に沁みる「コム・ダビチュード」です。




ちなみにミシェル・サルドゥの代表曲「恋のやまい」と「コム・ダビチュード」に共通するのは、作曲がともにジャック・ルヴォーだということです。

さて、次は異色な組み合わせ。ボクが敬愛してやまぬお二人、わが国演歌界の星・島津亜矢日本を代表するポップ・シンガー布施明

ボクは、たまたま地元であったコンサートに行って以来、熱烈な島津亜矢ファンです。ボクのブログでもご紹介したことがありますが、素晴らしい歌唱力です。




亜矢や(愛称)が、ちょっとウルウルしているようにも見えますね。また布施さんも振り袖の相方に敬意を表しているように思うのは、ボクのひいき目ゆえでしょうか(笑)。また天国のクロクロは、この振り袖娘と布施さんの「マイ・ウェイ」を聴いていたでしょうか



さて最後の「マイ・ウェイ」は別格トリオ(なんて失礼!)です。

3大テナー、カレーラス、ドミンゴ、パバロッティに、ズービン・メータ指揮によるものです。しかも御大シナトラがゲストとして最前列に・・・。






この様子も天国のクロクロに観て聴いてほしいヴァージョンです。