Anly@渋谷eggman

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2016年6月28日(火)

渋谷eggmanで、Anly。

業界向けのコンベンションライブが半年前に同場所であったが、一般客に向けての東京での単独ライブはこれが初。既にしっかりファンがついてるようで、会場満杯。

弾き語りで5曲、バンドで8曲。伸びやかな歌と、ずっと見守っていきたいってな親心にも似た気持ちを観る者(←僕)に持たせる真っ直ぐさ。この先いかにそれをちゃんと残したまま個性を出していけるか、ですね。

ある方面で数日前まで話題になってた曲…「天国への階段」(勝訴してよかった!)もバンドでカヴァー。あれを歌えるのはたいしたもの。

伸び伸びスクスク、大きくなぁれ。

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「We Are Your Friends」

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2016年6月26日

渋谷HUMAXシネマで、『We Are Your Friends』。

EDMで青春映画が1本できる…っていうのが“時代”なんだなぁ、と。で、とりあえずそこは成功してる。

お話的にはテレビドラマっぽいというか、「そこ、もうちょい丁寧に描きましょうよ」とつっこみたくなるところも多々あったけど、まあそれはそれとして。どうしたらガツンとアゲられるか、一気に多数の客を躍らせることができるかを理論的に説明して実践してみせるあたりとか、なかなか興味深かったです。久々にEDM系のフェスとか行きたい気分にちょっとなった(でも日本でのEDM系フェスって僕、客層が苦手なんだよなぁ)。

若者向け。
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Drop's@東京キネマ倶楽部

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2016年6月26日(日)

鶯谷・東京キネマ倶楽部で、Drop's。

素晴らしかった。何度も何度もぐっときた。

歌はもちろん、ギターの音もキーボードの音もめちゃめちゃいい。ドラムもいいしベースもいい。つまりバンドとして最高。日本でこれほど音楽に魂込めてるガールズバンドがほかにいるだろうか。と言いたくなるくらい、バンド力がとてつもないのだ。

アンコールで中野ミホさんがステージ向かって左上のサブステージで歌ったのが、なんだか昭和の歌謡リサイタルみたいで、あれもよかったな。

因みに観客層的には、ストーンズとかを好きで聴いてきた40オーバーのおじさんが大多数。もうちょっと若い子、特に女のコが集まるといいのにとは思った。若い子たちに絶対刺さる歌なのに。まあでも、それも時間の問題でしょう。
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2016年6月25日(土)

渋谷TOHOシネマズで、『10クローバーフィールド・レーン』。

こわかった~、けど、超おもしろかった~。ある意味シャイニングのニコルソンよりケープフィアーのデニーロよりおっかないわ、あのおっさん。ドアの音が耳から離れない。

好き嫌いハッキリ分かれそうだけど、僕はかなり好み。映画ならではの面白さが詰まってる。


2016年6月25日(土)

新木場スタジオコーストで、水曜日のカンパネラ。

出たばかりの高性能ダンスアルバムの音のよさを過不足なく伝えていたあたり、さすがスタジオコースト。声と音響の気持ちよさだけでもかなりの満足度が味わえた。前作の50倍、新作が好き。という僕はたぶん、言葉よりも音と声の合わさりの気持ちよさに反応してるんだと思う(だから言葉の立ったラップふうのものより、歌もののほうが好み。例えば「桃太郎」の50倍くらい「ツチノコ」が気に入ってます)。

演出アイディア満載。しかも、頭脳で考えたものでありながら、それをカラダ張って実現させているところがエライなぁと。

因みに1年半前くらいに初めてライブ観てからしばらく僕は苦手意識があったんだが、この前のtaicoclubでのライブがえらいかっこよかったので今回即チケット買って観に行ったという。コムアイさんに対する見方が変わったのはクイックジャパンの奥田愛基さんとの対談を読んでからで、いまじゃJ-waveの番組もわりと聴いてます。


2016年6月10日(金)

下北沢GARDENで、仲井戸麗市 with 早川岳晴 「旅に出る二人」。

終演後、GARDEN近くの焼き鳥・源八で余韻と麦焼酎を味わいながらツイートした感想はこれ。

<チャボと早川さん「旅に出る二人」at ガーデン。ブルーズをルーツとするチャボのギターとジャズをルーツとする早川さんのベース。繊細で、豊かで、青を基調にした深い色彩の、その音色と音色の合わさり。個人的には歌にも増してそこにグッときたライブだった。>

いや、もちろん歌にもグッときたんですよ。でも両者の楽器の音色とその合わさりが何より本当に味わい深くて。何にも代えがたい時間だなと。そう思った約3時間。

ただ、チャボさん、明らかに喉の調子がよくなさそうだったのが気になったところ。風邪だろうか。歌ってる際はさほど気にならないが、喋りのときの声がなんとも辛そうで。冗談めかしてはいたけどその度々の喋りの中身から察するに、やはり旅から旅への生活はカラダにこたえるのかもしれない。但し、「今日は喉が…」みたいなことは最後まで一切口にしなかった。矜持だと思った。

菊 /ft.鮎川誠 シーナ&ロケッツ

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2016年6月9日(木)

渋谷クラブクアトロで、菊 /ft.鮎川誠 シーナ&ロケッツ。

「やらせてくれたらそれでいい。やりたいだけさ」「いくらオマエがこばもうと、タンクにタイガーぶちこむぜ」

こういう歌詞をこんなにもギラギラといやらしく歌える69歳が日本にほかにいるか?! って話。

生誕69年記念アルバム『ロックンロール・ミューズ』を発売してシーナ&ロケッツとツアーを開始した菊こと柴山俊之さんの渋谷クラブクアトロ公演、それはもう凄まじいものだった。

20時に始まり、新作の収録曲を全て歌い終え、10分ちょっとの休憩挿んでそこからなんと第2部開始。終演は23時!。声の通りはすこぶるよく、発音が明確なので新曲であっても言葉がハッキリ聞き取れ突き刺さる。菊さんは3曲目ですでにシャツを脱いで上半身裸になり、オレンジの髪を振り乱しながら大蛇のようにいやらしくクネって「アオ!」とシャウトするのだった。いやぁ、なんて猥雑。なんてタフ。この69歳の稀有な歌うたいの凄さはもっと語られるべきだと僕は思うなぁ。菊さん、誕生日おめでとうございます。あと500年死ぬつもりはないと言ってたけど、マジでそんな気がします。最後、さすがに菊さん、嬉しそうで、いい表情だったし、鮎川さんもとても嬉しそうだった。そこから愛が溢れだしてた。最高。

後日、ライブレポ書きます。(*4月に行なわれたシナロケとサンハウスによる「シーナの日 #2」のライブレポは結局あげられず仕舞い。僕のせいです。申し訳ありません)


2016年6月6日(月)

六本木EXシアターで、ダミアン・ライス。

フジのドタキャンから早数年。遂に叶ったダミアン・ライスの初来日公演は想像の遥か上を行った。弾き語りを基本にしつつもサンプリングとルーパーを駆使しての多重演奏。で、ときどき爆音。ディランとレディヘが混ざった感じ(違うか)。照明はずっと薄暗く、ライトひとつが彼を後ろから照らしたりも。それが実に効果的。後半は何十人もの客をステージにあげてそのまま最後近くまで。濃密すぎる2時間半。

そしてダミアン・ライスは思いのほかよく喋るひとだった。女性をステージにあげてワイン飲みだしてそのまま何杯も何杯も飲み続けたときはこのまま終了するんじゃないかとすら思ったが、むしろそこからさらに濃い展開になっていった。

いろいろ驚きました。


2016年6月4日(土)~5日(日)

長野県「こだまの森」キャンプ場で、TAICOCLUB'16。

夜から雨が降り出し、夜中から朝にかけてはどしゃ降りのレベルだったが、それでも午前4時近くまで楽しむだけ楽しんで寝た。

フジのように「これとこれとこれを絶対観る!」などと気合い入れて臨むでもなく気分任せの出たとこ勝負でユルく楽しんでても、あとになってみれば強烈な印象で脳裏に焼き付いてるアクトが必ず数組ある…というのはTAICOCLUBの常。それ、こだまの森の夜が苗場の夜より闇の濃度が深いゆえってところもあるかもしれぬと、真っ暗な夜の坂を下りながらふと思った。森と坂と闇と空気と…あの場ならではの磁力の働きが確かにある。

クボタタケシ→シンリズム→テイラー・マクファーリン&マーカス・ギルモア→サカナクション→ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー→水曜日のカンパネラ→Tycho→ARCA+JESSE KANDA AV SET→Dan Deacon→Traxmanと観て、朝はLosoulの音を聴きながらテント撤収して帰路についた。

日も暮れないうちに始まったテイラー・マクファーリン&マーカス・ギルモアは今回楽しみにしてたひとつだが、想像の上を行った。「rest in peace、モハメド・アリ」と言ってライブを始めたテイラーは優しそうな顔してヴォーカルも柔和な感じなんだが、低音の圧がエグいのなんの。それはもうマッシブアタック並。恐らくジャズクラブで単独公演をやったとしてもあの音響は実現できないだろうから、TAICOであの地鳴りみたいな音を体感できたのは本当によかった(TAICOの音響のよさ…とりわけ低音の凄さは、フジと並ぶか、あるいはそれを上回るくらいに良いのだ)。テイラーはまた、ボイパをキメたりなんかもして、涼しい顔でやることがいちいちイカしてた。自由に出入りするマーカスの変幻自在のドラムとの息の合い方もバッチリすぎた。なんかとっても仲良しっぽいの、ふたりの関係性が。あー、これ、今回のベストアクトだわ、と、その時点では確かに僕は思ったのだ。が。

夜になって観たワンオートリックス・ポイント・ネヴァー。その、ある意味エイフェックスツイン的な狂気も感じさせるグロテスクなぶっ壊し電子音に、ぐえ~、こりゃすげえわと。なんじゃこりゃと。おもいっきり衝撃。

さらに、その数組あとに観たARCAのDJとジェシー・カンダのAVセット。これを今回一番楽しみにしてたんだが、狂気の意味ではワンオートリックス・ポイント・ネヴァーとは異種ながらもさらにその上を行ってて、なんというかもう全てがとんでもなく狂ってた。唖然呆然。ARCAは暴力的なビーツを延々繰り出し、ヴィジュアル・コラボレーターのジェシー・カンダが死んだ魚や羊の出産など血生臭い映像をくどいほど流し…。そしてARCAはおかしな踊りをしたりウサギ跳びしたりしながら咆哮。その毒気に初めの内こそ吐き気を催しつつ観てたんだが、くどさから次第に昂揚に至って、最後には味わったことのない種類の感動がきた。

ある場面では建物が崩れ落ちる映像と破壊的な音が合わさり、それはパンク衝動そのものだったりするが、躍動する音には両極性もあって、生命力やエロティシズムが噴き出す場面もある。またCDで聴くような抽象性が全てじゃなく、例えばレニー・クラヴィッツの「アー・ユー・ゴナ・ゴー・マイ・ウェイ」をかけて「踊れ~」と煽ったりもする。曰く言い難いのだが、何しろ変幻自在なのだ。観客の反応のよさもあってかARCAは終盤、シャツを脱いで胸をさらし、Tバックのお尻をこっちに向けて見せたりも。DJセットにも関わらずその過剰にして変態的とも言える見せ方に、僕は『コントラバーシー』期のプリンスをちょっと想起したりもした。

「要するにコミュニケーションの欲求が並外れてるから音楽やっるんだよね、ARCAは。あのくらい過剰にやらないとわかってもらえないからああいう表現になるんだ。それ、若い頃のプリンスと同じ種類の衝動だと思うんだ。」と、帰ってきて夜、酔っ払いながらツイートしたら、ある人がそれに対して「過剰という点では同じかもだけど、Princeのようなポップミュージックとは対極に位置する人だから……(笑)」とツイートされていた。いや確かに僕もこれまではそう思っていた。が、このライブを体感して考えが変わった。恐らく複雑なねじれを繰り返してああいう表現に今は至ったのだろうけど、そもそもARCAにはコミュニケーションに対する人一倍強い希求があって、その強さはやはりプリンスに通じるものがあるように思えたりしたのだ。ジョジョ立ちと言えばわかりやすいだろう歌舞いたようなキメポーズの数々もまたその思いを強くし、盤における表現からは計り知れなかった彼の表現の本質のようなものがそこから見えた気がしたのだった。

まあとにかくステージ上のARCAは思ってたよりずっとパフォーマー的であり、狂気を孕んだ天才といった感じで、いろいろ過剰だった。そしてジェシー・カンダはまるで女性のようで、淡々と機械を操っていたかと思えば最後は手をヒラヒラさせてニコニコしながらARCAに寄り添ったりもした。愛がそこにはあるのだろう。

というわけで、テイラー・マクファーリンにもワンオートリックス・ポイント・ネヴァーにも驚かされたが、ARCAに最も衝撃を受けた今回。目撃できた人の少なさも含め、このTAICOCLUBのARCAはあとあと伝説になるに違いない(フジだったら大絶賛の評が踊ったことだろう)。

ほかはどうだったかというと、邦楽では水曜日のカンパネラのパフォーマンスに驚かされた。前にクアトロで観た時(1年半くらい前だったか)はこう言っちゃなんだがまだどこか素人っぽさが残っているように感じられ、アイディアだけでライブをしているような気がして正直僕はあまりいい印象で受け止められずにいたのだが、この1年くらいで大勢の人に見られることによっての意識の変化があったのか、身体表現と言葉の訴えかけが驚くほど堂々としたものになっていた。雨が酷い時間ではあったが、白い服を着た彼女はどこか巫女のようでもあり、雨も味方につけていた。客席に降りて縦横無尽に走り回り、最後は球体のようなものの中に入って観客の頭上を転がり……。ある意味でカラダをはっている。パフォーマー魂というか、見世物としてどこまでやれるか、どうあるべきか、どう観客とひとつになれるかといったところの気概のようなものをそこから感じて、僕はグッときてしまったのだった(ということで、今度スタジオコーストの単独公演も観に行くことにした)。

あと、初っ端に観たシンリズムは、歌表現に関してはまだちと弱いけれど、楽曲のセンスとクオリティの高さに深く感心。現役高校生というのが信じられない洗練の度合に唸らされた。こういう新しい才能とバッタリ出会えるのがフェスのいいところ…って改めて書くのもなんだけど。一方、もっとも多くの人を集めていたサカナクションは僕は10年ぶりくらいに観たのだが、これはやっぱりピンとこなくて3~4曲で離脱。世間の人気の度合に関係なく自分に合う音と合わない音がハッキリするのもまたフェスのよさ、とか思いながらレッドブルのアンビエントフォレストに動いて名を知らない人の音を聴いてたら、幻想的でヘンに気持ちが落ち着き、ここにはしばらくとどまることとなった。

あとは深夜に音楽堂で観たDan Deaconもハチャメチャで楽しかったけど……やっぱり今年はテイラー・マクファーリン、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、何よりARCA。うん、ARCAの衝撃につきるな、今年は。もう一度観たい!


2016年6月2日(木)

新宿LOFTBAR で、「ニュー歌謡祭~決起会とついでに延本誕生日会~」。

GOOD BYE APRILの自主企画によるアコースティック・イベントで、出演はビッケブランカ、ヒグチアイ、コレサワ、GOOD BYE APRIL。

初っ端のビッケブランカの弾き語り、よかったなぁ。ステージ運びの腕があがってたし、大好きな「girl」も聴けたし。トリのGOOD BYE APRILは爽やかな初夏の風が感じられた数十分。アコースティックであっても…というか、あったからこそ…というか、いまのバンドの力がスッと自然に出てたよう。倉品くんはいまは歌うことを心から楽しんでるようで、そこがいいね。卓史くんのアコギもいい。で、「夏がもったいない」、からの、清野くんがピアニカで参加した「ラストダンス」。その流れ、とりわけ素晴らしかった。やっぱり、いい歌はいいね。