目覚めよと呼ぶ声が聴こえ

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バッハ

バッハ/カンタータ第140番~「目覚めよと呼ぶ声が聴こえ」
リヒターの70年代後半。次第にロマンに傾きつつある緩やかさ。歌唱はシュライアーです。

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Bach - Cantata BWV 140 - Peter Schreier - Sleepers wake
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バッハ

アーノンクールとレオンハルトによるバッハの教会カンタータ全集。第4巻、ディスク6枚のうち4枚目、カンタータ第70番から73番までの4曲です。「目を覚まして祈れ! 祈りて目を覚ましおれ」、「神はいにしえよりわが王なり」「すべてはただ神の御心のままに」「主よ、御心のままに、わが身の上になし給え」を収録しています。第4巻には61番「いざ来ませ、異邦人の救い主」、63番「キリストの徒よ、この日を彫り刻め」65番「人々シバよりみな来たりて」、67番「死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ」76番「もろもろの天は神の栄光を語り」78番「イエスよ、汝はわが魂を」といった選集にも挙げられる諸名作を含みます。リヒターの教会暦順の選集にも諸編収められ、カンタータの核心である中核的な内容ですが、番号は単なるナンバーであり、相互の関連はありません。本来は、作曲の年次、教会暦をはじめとした用途から量らなければならないところ。当盤の4曲でリヒターと重なるところは70番の1曲のみとなっています。リヒターの分売された選集では140番「目覚めよ、と、われらに呼ばわる物見らの声」と組み合わされ、キリストが到着する、それを望楼から物見が先導する場を描いた名作と組み合わされます。70番はライプツィヒ、カンタータが量産された最初の年に書かれました。現在でも、カンタータの総数が論議されるところですが、カントルの主要任務は、カンタータを提供することだけではなく、演奏し、合唱を鍛錬し、その質の向上につとめるといった多岐に及ぶものでした。名士としての責務は、市街への出歩きといった制限にまで及びます。バッハ死後の最初期の評伝にあたる『故人略伝』では教会暦5年分が書かれたとまでされています。すると、現在残されたものよりも100曲ほど多いことになるのですが、『略伝』の記述そのものが疑問視されています。いずれにしても、ライプツィヒの時代は多忙を極め、旧作の転用も行われました。
たとえば70番はワイマール時代の改作にあたります。コラールが追加されたり、最後の審判の表象が盛り込まれ、第9曲には「怒りの日」まで引かれます。冒頭のトランペットに導かれる合唱の厳しさ。現代の耳には、諸名作の一つですが、祈りの場で、こうした「世の終わり」がテーマとなっていれば、その激しさが理解されるでしょう。ルター派の礼拝用。すべてが実際的な演奏目的があり、そこでは適切な長さと音楽の完結さも求められました。71番はバッハが生前中に出版された唯一のカンタータ。作品は実践の場であり、出版も制限されていました。71番はワイマール時代。ミュールハウゼン、市の参事会の就任式の委嘱作品で、若き日の作品。ここでは独唱が美しい。バッハでは女声も活用されていましたが、教会という事情から、少年の声を用いる。当盤のあたりは、そうした音楽学的な成果をも盛り込んだものです。ほか、バッハの教会カンタータ全集はレオンハルトとの共同作業で、分担されたものですが、当盤の4曲はいずれもアーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの演奏です。

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JS Bach Cantatas BWV 70,71,72,73,Harnoncourt & Leonhardt
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タンホイザー

ワーグナー/タンホイザー
ハイティンクの静的なタンホイザー。パリ版ではなく、ドレスデン版の採用が地味ですが、滋味につながります。派手さはないのですが、優れた全曲盤でした。

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Wagner: “Tannhäuser - highlights” (Lucia Popp & Haitink, 1985)
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