バルトーク/舞踏組曲

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ドラティ

バルトーク/舞踏組曲
ハンガリー系。メニューインとの共演などと、バルトークと交流をもった一人。マーキュリーには当然、バルトーク録音がありました。

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Bartok, Dance Suite, Antal Dorati,cond
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ドラティ

ドラティ指揮のデトロイト交響楽団。交響的な演奏に加え、士官学校から借りた本物の大砲を駆使し、鐘の音などの演出で話題になったミネアポリス響のマーキュリー盤でない方の「1812年」の録音です。マーキュリー盤は58年。リビング・プレゼンスを標榜した通りに、それはダイナミクスの自然な流れを捉えます。マイクはステージの上から吊った3本のマイク。極力、編集という作為を加えず、レベルの設定が為された後は、ダイナミクスは奏者に委ねられるというのが音響の思想。シュタルケルのドヴォルザークの協奏曲、クーベリックの「展覧会の絵」、そして、「1812年」もまた音響という面で代表的なものとなったのでした。今でもドラティ、1812年と検索のワードを入れればマーキュリー盤がずらりと並びます。アメリカというレーベル。ドラティのリズムを重視した音響には、チャイコフスキーのリズムの才能が適合しました。35mmの磁気フィルム。ハンガリー出身のオーケストラ・ビルダーがアメリカで活躍する。ドラティのチャイコフスキーには当然、交響曲録音も射程に入ってきますが、アンセルメのロシアものと同様に、交響曲以上にバレエ、「組曲」といった周辺にある作品、そして管弦楽曲に焦点があたります。アメリカ生まれのバーンスタインに欠けていたもの。それは演奏の資質向上というオーケストラ・ビルダーという面でした。ショルティが、自身とは別にジュリーニを招いたり、オーマンディが、ストコフスキーの後を受けてのフィラデルフィア管、セルのクリーヴランド、ライナーのシカゴ響といったように、オーケストラの音色を決定づけるまでの改編を行う。そこには、ハンガリー系というキーワードがあり、アメリカのオーケストラを駆使し、ヨーロッパ型のオーケストラではあまりあがらなかった近現代の曲目を採り上げていった。それも難しい曲種で真価を発揮していたことがあります。デトロイト響も優秀録音を多く引出したもの。デッカ盤では最初期に採り上げられ、再び、本物の鐘と、南北戦争に使用されたカノン砲の響きが取り入れられます。デッカの音響思想はマーキュリーとは違い、曲を知悉したエンジニアたちのつくりあげる世界。巧緻を尽くしての自然な音響です。ミネアポリス響とデトロイト響では錬度も違い、ここから大きく前進しています。
当盤は編集盤で、「イタリア奇想曲」、「スラヴ行進曲」、「幻想序曲《ハムレット》」、「幻想序曲《ロメオとジュリエット》」を収録。「ロメオとジュリエット」、「ハムレット」はワシントン・ナショナル交響楽団で、音響スタッフは共通するもの、こちらは錬度が劣ります。70年アナログ後期。優秀な録音として知られたものでしたが、交響曲に匹敵する内容の管弦楽序曲。ここに、敢えて幻想という文字を加え、リスト、ベルリオーズ由来の標題的傾向。楽想のうちにロマン的な情緒の拡大を示す内容。ドラティの資質は、こうした情緒拡大の傾向よりも、リズムと音響的な色彩、それが録音と相まってつくりあげる過程に発揮されました。オーケストラ・ビルダーとは時にオーケストラの欠点を多い、その美質を引出す方向に楽曲を選択し、音響設計していくのですが、この使い分けにもそうした意図が働いているのかもしれません。

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下記、いずれも50年代の旧盤

Tchaikovsky, 1812 Overture, Antal Dorati

Tchaikovsky: Romeo and Juliet Overture (Dorati)
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リスト/ファウスト交響曲

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リスト

リスト/ファウスト交響曲
「ファウスト」「グレートヒェン」「メフィストフェレス」と3つの楽章。とくに「メフィストフェレス」の声楽の導入は、全曲の核心的なところです。

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Franz Liszt - Faust Symphony, S.108: III Mephistofeles
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