ジョリヴェ

ジョリヴェ/打楽器のための協奏曲
旋律を奏でるマレット系の楽器だけでなく、本来リズムを下支えの打楽器をステージにあげ、光をあてる試み。たくさんの楽器が並び、視覚効果をも狙うものです。

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André Jolivet, Concerto pour percussion
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ピエール・ティボー

カメラータ・トウキョウ。81年録音。豊田耕児指揮の群馬交響楽団。モーリス・アンドレと人気を二分した往年のフランスの名手、ピエール・ティボーのトランペット協奏曲集。ハイドンの「トランペット協奏曲」、アルブレヒツベルガー、「トランペットと弦楽のためのコンチェルティーノ」、ジョリヴェの「弦楽とピアノのためのコンチェルティーノ」を収録しています。大らかでブリリアントな音色。いわゆるラッパにまで遡れば、その基となった起源は古い。ホルンと分化して、トランペットへの道を辿ってゆくのです。原初的な楽器の一つで、口唇で空気の流れをつくり出し、それをベルに伝える。倍音で構成されるナチュラル・トランペットでした。ピストンの発明で構成音も増えることになりましたが、トランペット協奏曲中、もっとも有名なハイドン作品は、ナチュラル・トランペットの不備を補う鍵盤付きの楽器という過渡期の作品です。楽器を制作したヴァイデンガーの依頼によって生まれ、その後、このシステムも普及せずに消滅していきました。管楽器の協奏曲ではトランペットは特殊な楽器で、バロック期、テレマン、ヴィヴァルディ、アルビノーニ、さまざまな作品が興隆しました。先述の楽器発達の過程でもあり、クロマティックな奏法には不向きで、かわりに求められたのが音量の自在なコントロール。響きを生み出す部分での制御でした。有名なバッハのブランデンブルク協奏曲中、音量に乏しいリコーダーや、独奏のヴァイオリンに交じって、トランペットが響く。そのときに、現代の楽器では響きが全体を圧してしまうのですが、音量のコントロールこそが技術であった時代に、声部を活かすコントロール。リヒター指揮の映像では、トゥッティの部分とソロ。バランスを留意するリヒターの姿を見ることができますが、ここでピエール・ティボーの姿を確認することができます。
当盤では、古典期の2作を収録。バロックを除けば、古典期の作品も珍しく、次いで、時代は飛び、20世紀作品となります。ジョリヴェの作品は、ピアノ協奏曲、フルート協奏曲といった表現主義的なものと、近代以降の協奏曲との折衷に並ぶ作品です。この人も、オンド・マルトノ、ハープといった協奏曲では珍しい楽器をも採り上げており、そのいずれもが完全な前衛ではなく、近代的な協奏曲の原理。独奏楽器の性能は生かされ、合奏と対比される。手がかりを過去に負う分、聞き易い作品ですが、ティボーのトランペットの明朗が作品を晦渋にもってくることはありません。アンドレ同様、自在にこなすティボーの現代作品の録音も多く、響きは生かされ、朗々と歌う。その発音が、素早さ、音程の正確といっただけではなく、生の喜びを伝える。トランペットの響きは健康的です。

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以下、ジョリヴェ作品はアンドレのもの。

André Jolivet: Concertino per tromba, orchestra d'archi e pianoforte (1948)
Maurice André, tromba
Annie d'Arco, pianoforte
Orchestre de l'Association des Concerts Lamoureux diretta da André Jolivet.

J.S. Bach Brandenburgisches Konzert #2 in F
Münchener Bach Orchester
Karl Richter Leitung
Pierre Thibaud trompete
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バッハ

バッハ/カンタータ第111番「わが神の欲し給うことつねに起こり」
コラール・カンタータ。冒頭合唱の躍動に核心があります。

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J.S. Bach Cantata Was mein Gott will, das g'scheh allzeit, BWV 111, Karl Richter
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