アジアでは、全般的に人種差別的な態度を取っている韓国ですが、ヨーロッパではそのようなことはあまりないようです。ヨーロッパには、韓国との関わりが多い国というのは少ないですが、1960年代から鉱山の炭鉱夫と看護師として多くの韓国人がドイツに渡りました。

 

 

【ドイツ】

ヨーロッパで韓国人の移民が最も多いのはドイツです。しかし、イギリスのBBCが行っている国家イメージアンケートでは、ドイツは韓国を否定的に評価している国でタイとトップを争っています。ドイツ人は、秩序があり規則を守るという特徴があります。それに対して韓国人は、無秩序で我が強く、自分達の振る舞いを直そうとしないため、ドイツ人の気質に合わないそうです。

 

ドイツの韓国嫌いは様々な要素がからんでいるようです。韓国は1960年代、経済発展のためにドイツから協力を受けており、1990年代後半の経済危機の際にもドイツから大規模な経済使節団を派遣してもらい、経済危機を乗り越えました。しかし、最近ではグローバル事業を展開する韓国企業がドイツの輸出業を脅かしており、経済面で対立することが増えています。ドイツからすると、恩を仇で返されていると感じているようです。

 

韓国企業の姿勢についても、よく思われない理由があるようです。ドイツでは、韓国企業は経済至上主義というイメージを持っているようです。利益を出すためには何をやってもいいという姿勢は、ドイツでは好まれていません。

 

2002年日韓ワールドカップでの、韓国がドイツに対して行ったことについても、ドイツの怒りを買っています。準決勝でドイツと韓国は対戦しましたが、ドイツ選手の顔写真を葬式用の黒枠で囲んだものや「ヒットラーの子孫たちは去れ」というプラカードを掲げたり、ハーケンクロイツに禁止マークをつけて掲示したり、信じられないようなことを行っていました。

 

日韓ワールドカップの影響なのか、2006年ドイツワールドカップでは、韓国をキャンプ地に誘致する都市は全くなく、韓国側が各都市にお願いしても全て断られました。FIFAがケルンにキャンプ地として受け入れるように要請しましたが、ケルン側は猛反発し、結局宿泊のみでキャンプはさせないという条件でようやく受け入れることになりました。ちなみに日本には、ドイツの各都市からキャンプ地誘致のラブコールが送られ、ワールドカップ出場国中で最も人気があったようです。

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