前回分は


朝の目覚め パラレル 01



朝の目覚め パラレル 02



朝の目覚め パラレル 03



朝の目覚め パラレル 04



朝の目覚め パラレル 05



朝の目覚め パラレル 06



朝の目覚め パラレル 07



朝の目覚め パラレル 08



朝の目覚め パラレル 09



朝の目覚め パラレル 10



で お読み下さい。







( 今 確かに 誰かが いたような・・・。 そして 路地へ逃げ込んだようだ・・・。 追いかけて良いのかなあ? 危ないのかなあ? )



迷いながらも 無意識のうちに 足は 人影らしきものを 追いかけていた。



何かが 逃げ込んだと思われる 路地を 捜索しながら 進んだ。



路地を 進むと 間もなくして 行き止まりになった。



そこには 20歳前後だろうか・・・、 二人の 素っ裸の白人 金髪の女性が 逃げ場を失い 立っていた。



( まずいな・・・。 日本語は 通じないだろうな・・・。 何故 裸の白人女性が いるんだ? こいつたちは 何者なんだ? いいカラダだが・・・ )



一瞬の間に 洋一は あれこれと 考えを巡らせた。



( なぜ 素っ裸の 白人女性が この街に・・・)



しかし 洋一は 片手には 拳銃を 持っていた。



少しは 優位な気持ちに なれた。



女性達は 両手を ホールドアップのように 挙げて 洋一に すがるような 瞳を 投げかけた。



「 撃たないで下さい。 私たちは 怪しい者じゃあ ありません。 今さっき 目覚めたばかりなのです・・・。 そしたら こんな格好で・・・。 それで 私たち以外に 他の人がいないか そして 何か着る物がないか 探っていたところです。 本当に 今さっき 目覚めたばかりで・・・、 そしたら 知らない街にいて・・・、 他に 誰も 人が いなかったものですから・・・。 」



何国語かは 分からなかったが 不思議なことに 何一つ 不自由なく 普通に 聞き取れた。 



殆ど 無意識のうちに 洋一が 答えた。



何を言っていいのか 何国語なのか 分からなかったが 流ちょうに 口から 言葉が 発せられた。



( 以下 次回へ )