前回分は


朝の目覚め パラレル 01


朝の目覚め パラレル 02


で お読み下さい。




今日は 民家に侵入して おそらく 女子高生か 女子大生の 部屋らしきベッドで 眠ることしした。


性的興奮は 覚えないが 習慣で 下着を あさった。


色とりどりの ハデな 小さな 布きれが たくさんあった。


( 昔なら 興奮して 眠れなかっただろうな・・・)


そんなことを 思いながら 一人で ニヤッと苦笑ったその後 自然と 両目には 涙が溢れていた。


時々は 無理やり 環境を変化させて 眠る場所でも 変えないと 日々の暮らしの あまりの単調さに 頭がおかしくなりそうだった。


翌日 遅くまで眠っていたのだろうか・・・ 何か人の声のような 人が騒いでいるような 物音で 目が覚めた。


洋一が 目覚めた 女性のベッドの 回りには 数人の警察官が 待機していた。


若い警官は 警棒を 振りかざしながら 洋一に 怒鳴り声で 尋ねた。


「 貴様。 ここで 何をしている。 他人の家に 無断で 侵入して しかも その住人のベッドで 一晩 寝るとは いい度胸だ。 」


洋一は 久しぶりの 人間との接触に 怒られているのに関わらず すごく嬉しかった。


ニヤッと笑顔で 答えようとした瞬間に 警官達に 押さえ込まれた。



「 とにかく 警察署に来い。 」


「 ふてい野郎だ。 悪い事して 笑ってやがる。 」


「 この変態野郎。 」


警官達は 口々に 罵声を浴びせながら 洋一を 押さえつけた。


警官達が 怒るのも 無理は なかった。


洋一は 他人の しかも おそらく 若い女性のベッドに 素っ裸で 眠っていたからだ。



確かに 普通に考えれば 単なる 変態だった。


( 以下 次回へ続く )