前回分は


朝の目覚め パラレル 01



朝の目覚め パラレル 02



朝の目覚め パラレル 03



朝の目覚め パラレル 04



朝の目覚め パラレル 05



朝の目覚め パラレル 06



で お読み下さい。








( そうすると・・・、 しばらくまた 誰とも会えないのか? それとも 一晩寝れば また 警官達が 現れるのか・・・? とにかく 今は なんとかして ここの留置場から 脱出しなければ・・・。 )



洋一は 今は 留置場に 閉じ込められた状況からの 脱出を 最優先に 考えた。



お腹も 空いてきていた。



鍵を探したが どこにも見当たらなかった。



見つけても 留置場の 中から 鍵を 持ち込むのは 困難だろうが 何よりも 鍵そのものも 見える範囲には なかった。



次に 何とか 出ることが出来ないか 再度 考えてみたが・・・、 当たり前だが 出ることは 不可能だった。



うたた寝でもいいから 一度 睡眠を取り 目覚めれば 違う世界に 行けるかもしれないと 眠ろうと試みたが 目覚めたばかりの上 空腹では 無理だった。



( こんな所で 死んでたまるか・・・。 何か 脱出する方法は あるはずだ・・・。 それとも これは全て 夢なのか・・・? 夢の中で もがいているのか? )



洋一は 夢かどうか 確かめるべく 自分の頬を たたいてみた。



痛かった・・・。



( どうやら 夢では ないようだ・・・。 でも この状況・・・、  俺は 無人の世界と 普通の世界 二つの世界を 行ったり来たり しているって言うか・・・? )



洋一は 頭が混乱していた。



確かに 考えれば考えるほど 今自分の身に起こっていることが 理解できなかった。




( 理不尽だ・・・。 なんで 俺が こんな目にあわなければならないのだ?  何をしたんだ 俺は?  しかし 記憶がないから どうしようもないなぁ・・・。)



( 以下 次回へ 続く )