前田利家
柴田勝家 ・佐久間盛政 のお話の中で~『賤ヶ岳の裏切り者』と紹介し
悪人みたく書いちゃった前田利家(まえだとしいえ)公を召喚
ま、弁護する必要も無く加賀百万石を築いた名君であらせられます
ただ、その名君ぶりを強調しすぎて神格化されて賤ヶ岳の裏切り等の戦国時代っぽい要素まで否定して聖人君子にされてしまってたりするので~逆にチョッとイジワルく書きたくなっちゃいました~
ファンの人はごめんなさい
この利家さま平成14年(2002)に『利家とまつ~加賀百万石物語~』としてNHK大河ドラマの主役もおさめた
妻の”まつ”とあわせて超有名な戦国武将のひとりです
『戦国無双』『戦国BASARA』といったTVゲームでもメインキャラのひとりとして人気を確立してます
利家は身長が6尺(182cm)もあり、若い頃は織田信長 の衆道※をつとめていたという美貌の持ち主で、かぶき者※として名を馳せました
また槍の又左と異名奉られる武勇の持ち主でもありました。
それでいて同時代の人物からは篤厚誠実(とっこうせいじつ)な人格と評されていたとか
う~ん完璧ですよね聖人君子のように扱われちゃうのも分かりますよね
※衆道(しゅどう)=男同士の同性愛。戦国期においては少年(青年)愛好が一般的だった。
※かぶき者(かぶきもの)=派手な人とは違った身なりを好み、ちょっと通常の方とは違う行動原理の方のこと。不良?
※前田利家(まえだとしいえ) 幼名:犬千代(いぬちよ)、孫四郎(まごしろう)、又左衞門(またざえもん)、
又左(またざ)の通り名で呼ばれる。
織田信長 の筆頭家老林秀貞の与力、荒子城主前田利昌(まえだとしまさ)の四男。
はじめ弟の佐脇藤八郎(さわきとうはちろう)とともに信長の近習として使えた。
尾張海津合戦・稲生合戦・浮野合戦など初期の信長の合戦にことごとく従軍し武功を上げ頭角を現した。
永禄2年(1559)信長 同朋(どうほう)の拾阿弥(じゅあみ)を斬り勘気に触れ出仕停止となるが、永禄4年赦され、その後は信長馬廻りの赤母衣衆(あかほろしゅう)の筆頭となり、前田家家督となるなど順調に立身していった。
その後も信長上洛戦・姉川などでも軍功を重ねたが、とくに朝倉義景 が浅井長政 救援に赴きかえって撃滅された天正元年(1574)の朝倉勢追撃戦では信長に激賞される功をあげた(当代記)。
天正3年(1575)9月、信長は柴田勝家 を越前一国に封じたが、越前府中周辺に不破光治 、佐々成政そして前田利家を配した(信長公記)。
この三人は府中三人衆と呼ばれたが、越前における相互監視の目付の役割を果たしたと云われる。
三人衆は柴田勝家 の被官ではなく、あくまで信長から勝家へ与力するよう命じられた存在であるが、勝家を「お親父殿」と呼びその統帥を受け入れていた(陳善録)。
上杉謙信 没後、北陸においてその勢力が減退したのをみて能登七尾城を奪った織田信長 は、天正9年(1581)8月ここへ利家を封じ能登一国を与えた。
以降、謙信の後継上杉景勝 との前線を受け持った。
天正10年(1582)6月、惟任光秀(これとうみつひで) による本能寺の変以降はその地理的立場から柴田勝家 と行動を共にしその軍団の取り纏め役として重きを成した(陳善録・甲陽軍鑑・能登古文書)。
天正11年(1583)3月、柴田勝家 が羽柴秀吉 討伐の為、近江柳ヶ瀬へ進出するとこれに従軍。
当初柴田勝家の本陣直営であったが、佐久間盛政 の奇襲部隊が出撃するとこの後詰めとして勝家の元を離れた。
それを機と捉えたのか羽柴秀吉 本隊来襲にあわせて突如戦線離脱し府中へ退いた。
そして堀秀政(ほりひでまさ) の斡旋を受け入れ秀吉方へと鞍替えし、その先鋒として勝家を滅亡に追いやる。
この功を秀吉に認められ、加賀二郡を加増され尾山(金沢)城主となった。
以降その政権の支柱となりさらに加増され続け、加賀百万石と呼ばれるまでになる(実際の石高は推定83万石)。
慶長3年(1598)秀吉 の死の直前、豐臣政権の五大老の一人となり、秀頼後見となる。
秀吉没後は五大老筆頭の徳川家康 の専横に対し、その譴責役を石田三成 ら五奉行から期待されたが三成の策動に加担せず家康と和解。それのみか自身の子の守り立てを家康に託したという(譜牒余録)。
慶長4年(1599)閏3月3日大坂で死去。享年62歳
『江~姫たちの戦国~』でも今後茶々 さんなどは前田利家やその奥方のまつ、娘の豪姫(ごうひめ)とかと関わるエピソードとかありえそうなんですが
賤ヶ岳の戦いにおいてまで全然出て来ないとこをみると配役ナシでしょうか
同じNHK大河『利家とまつ』で前田利家を演じた唐沢寿明さんや松嶋菜々子さんがゲスト出演したりしないかと密かに楽しみにしていたのですが
・・・それじゃなくても誰が演じるか楽しみだったのですが残念
って最近文章長いなぁ簡潔に書く心づもりなんですが~すみませ~ん
長文おつきあい下さりありがとうございます