今日の集会では、プロの写真屋さんに来ていただき、インスタントカメラとデジタルカメラの使い方、上手な撮影の仕方の講義をしていただきました。教室での講義の後、実際に校庭に出てチューリップや風景写真を撮る実習も行いました。
いろいろと教えていただいた中で、知らなかったこと、印象に残っていることを書いてみたいと思います。
まず、フィルムの話です。今回生徒が使うインスタントカメラは、27枚撮りです。よく見かける24枚撮りのフィルムは、実際には、27枚分のフィルムが含まれているのだそうです。これはなぜかというと、カメラにフィルムを装填するときは、明るい場所で入れ替えるのが普通です。明るい場所での入れ替えで、ダメになる分を想定して余分になっているのだそうです。それに対して、とりきりカメラのフィルムは、工場の暗い場所での装填作業になるため、ダメになるフィルムがないため、丸々27枚分の写真が撮れるようになっているのだそうです。
次はファインダーの覗き方の話。皆さんはカメラのファインダーをどちらの目で覗きますか。撮りきりカメラは、右目で覗き、右の人差し指でシャッターを押すように作られています。普通は、右目で覗き、左目はウィンクをします。皆さんもそうだと思います。写真屋さんが言うのには、両目を開けた状態にした方がよいそうです。ファインダーを覗いていない方の目(普通は左目)で被写体の状況をよく観察できる方がよいのだそうです。瞬きしたり、横向いたりという状況を観察するために両目を開けて撮影するのがベストなのだそうです。
シャッターを押す右手の持ち方、カメラの支え方も教わりました。撮りきりカメラはぶれやすいので、両肘を体側に付けて固定する必要があるそうです。また、カメラは鼻と額押さえながら、カメラを持つ右手は、人差し指をシャッターボタンに添え、残りの親指、中指、薬指、小指は、ピンポン球が手の平に入るくらいの空間を作りながら、4本の指全部で持つようにすると、力が平均にかかり、カメラを水平に保つことができるそうです。
日がよく当たる場所で、人物を撮るときに光線のはいる方向はどっちからがよいかご存知でしょうか。「斜め後ろから」光線が差し込む方向に向いてもらうのがよいそうです。言われれば、「あっ、そうか。そうだよな。」ということになります。やはり専門家に言われると、「ナルホド、ナルホド」と頷いてしまいます。
逆光の時には、フラッシュを焚くとよいこととか、バスの車中から夜景を撮るときには逆にシャッターを焚かないこととか、フィルムカメラの使い方の細かい注意事項も教えていただきました。
デジタルカメラを使うときは、ホワイトバランスに注意しないと、赤っぽく写ったり、逆に青っぽく写ったりすることや、明るすぎる場所や、反射する色の物を撮るときに、露出を抑え気味に撮らないと、あとで補正が効かなくなることとかいろいろためになることをたくさん教えていただきました。夕日を撮る場合も露出を抑えて撮るのがコツなのだそうです。
今回のように、ゲストティーチャーから講義や実技指導をしていただくような授業では、教師自身も目を開かせられるものがあります。時々は、今日のように、地域に住んでいらっしゃるその道の達人に来ていただき、教師と生徒が「共に学ぶ(教わる)」総合の時間もよいものだと思いました。
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