BRM519西東京300km富士【完走】前編 ~「寝台特急」でGO!!
「ブルベ戦記」 第185話
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今年5回目のブルベ、BRM519西東京300km富士(22時スタート)
無事完走しました。(タイム=16時間8分/タイムリミットは20時間)
青葉400km御坂みちの1週間後で、300kmはすでに今年走っていた(107鎌倉)ので、
当初出る予定はなかったのですが、いろいろなご縁?^^で、気がつくと走っていました。
しかし、よく考えてみると、
1) 昨年はDNF(途中棄権)しており(大雨、膝故障)、リベンジの機会となる。
2)完走することで、DNFした先週の400御坂みちからの気持ちの切り替えにできる。
3) 22時スタートの300kmで、徹夜明けの翌日午後まで走る、という点では、ブルベ2年目でまだ本格的に臨んでいない600kmに向けたイメージトレーニングにもなる。
と、この西東京300km富士は自分にとっていろいろ意味のあるブルベなのでした
(と走っている途中で気づきました^^;)。
■経過(詳細)
前回のナイトブルベ(BRM421西東京200km山中湖 )の寝だめ無しの反省から、
今回はブルベ装備の準備を金曜夜にじっくりと行いました。
ばたばた準備する時とは違って、ゆっくり時間をかけて装備してみると、
取り付け具合などをいろいろチェックすることが出来て、
LEDライトの脱落などといった、走行中のつまらないトラブルを防ぐことにつながります。
補給を上手いタイミングで出来なかった先週のブルベ(400km御坂みち)の反省から、
今回から、ハンドルバー直下に小さなネットをぶら下げることにしました。
これまで補給食はヒップバッグのサイドポケットに入れたりしていましたが、
位置が脇腹付近なので、走行中に取り出しにくく、不便でした。
ネットには、SOLO-TOURIST製のジャケットサスペンダーを転用してみました。
(↑現在販売されているモデルは、メッシュ地ではないようですが)
本来はバッグの横に付けて、ジャケットをぶらさげたりするのに使うんですが、
大きさ、軽さ、ハンドルバーへの装着が楽なので、家で使っていなかったものを思いついて転用。
ここに、チューブ式ゼリーや小さな補給食を入れておき、走行中も、すぐ手にしたり、あるいは戻したりすることができる。ハンガーノックにならずに適時補給できるようになれば、と。
実際に今回のブルベで使ってみて、ブルベ向きで、とても使いやすかったです。もし縦長な袋だと、走行中にぶらぶらして邪魔になるかもしれませんが、こうした横長であれば、支障はありませんでした。
スタート前
土曜夜の出発前に寝だめが理想ですが、
結論からいうと、この日も寝だめは出来ませんでした。
土曜はいろいろ家事が忙しく、あっという間に時間が過ぎます。
前回はよくもまあ、こうした土曜の当日に、ブルベ準備までしたものでした(呆)。
と、
せわしいながらも充実した土曜日も日が暮れて、
家族よりも早めの夕食をとり、
19時半ごろ、自走でいつもの町田・ケルビム前(スタート受付)へ出発。
世田谷通りから、県境wの多摩川を渡ります。
世田谷→町田は25kmなので、1時間ちょっとかかります。
新百合ケ丘のあたりから、スタートに向かう自走の参加者が散見されるように。
今日はいつにも増して賑やかな感じが。
雑誌?の取材の人も来ているようでした。
これで参加ですか@@ しかも2台も。やりますねえ!
そしてこちらが我々、「寝台特急」3人組。
(すいません、撮影アングルが悪くて、全身が映ってませんでした・汗)
西東京のナイトブルベによく出没している、
mamo師匠、イーチョ女史(以上、TMR)、そしてヒラの私(markun)です。
ナイトブルベで睡魔と闘いながらも快走する(はずの)、寝台特急列車。
しかし、実はこの3人、
昨年は、大雨で心が折れる^^;などして、そろってDNFしており、
別称、「DNF3人組」w
さあ、このDNF3人組、今年はどんなリベンジの走りを見せるでしょう?
昨年は大雨で、出走たった20人ほどでしたが、
今年は出走64人!で、今年からブルベを始めた人も15人ほどいました。
内容は主に、交通安全のこと。
「身を守るのは自分」
そして「ブルベに命を賭けたりしない」
ブリーフィングも終わり、いよいよ出発へ。車検開始
22:00前、出発。(あれれ、ピントが合ってませんでしたね)
最初が肝心、とばかりに、我ら3人組はさっさと車検を済ませて先頭で走り出します。
が、やっぱりこの踏切(K42 相鉄線・さがみ野-かしわ台間)はいつもすんなり通してくれません。
列車3本通過を待たされます。
この後、K42・43を藤沢に向けて南下。
南からの向かい風がありますが、
私が先頭で盾となって自己犠牲精神を発揮しw、30km/h台巡航を維持します。
38.7km地点 PC1(片瀬江ノ島駅入口S)
23:28着(有人通過チェック、タイムリミットなし)
スタッフの方々が待つところへ先頭で到着。
で、トイレタイムの間に後続も次々と入ってきます。
もっとのんびりしたいロケーションなのですが、
いつもブルベでここを通過する時は、文字どおりの「通過」。
すぐに出発します。
今回、最初に休憩するのは、さらに40kmほど先の、PC2(小田原)後の24時間マック(開成町)にしようということになっていたので。
後続に刺激されてかW、
イーチョ女史が真っ先にPC1を先に出て、いつものR134を飛ばし始めます。
慌てて私も追いかけますw
バナナ休憩?していたmamo師匠も追って出たはず。
今日は女史が絶好調のようで、快走ガールの本領発揮。
ちぎられそうになるんで、こっちも必死です。
それでも、大磯あたりで、
後続で速い方がちらほら追いついてきて、
お一人の方が、女史と私を引っ張る形に。
「mamoさんも追いついてくるから、それまでゆっくりいきましょう」とか言葉を交わしているのに、
さらに二宮あたりで「特急列車」1本が追いついてきて、
イーチョさんと私は後ろに連結。
この特急列車ペースでさらに快走しますが、
最後尾にいて、国府津あたりの登り手前で、ちょっと変速がうまくいかず間隔が、と思ったら、
連結が切り離されるように、私だけすっと列から離れてしまいました。
一瞬のことでしたが、列車から下がってしまうと、あっという間にちぎれてしまいます。
で、イーチョ女史をくっつけた特急はどんどん前へ。
空気力学とは怖いもんですw
やがて小田原市内へ。
夜間は単独で走っていると、どうしてもペースが落ちがちですが、
追いついてきたmamo師匠に声をかけられて、覚醒します。
そのままPC2へ。
73.1km地点 PC2 セブンイレブン小田原寿町3丁目店
0:49着(タイムリミットは2:52)
ここで先頭集団にいた女史とも合流。
「貯金」は十分なので、
今日は通過レシートをゲットして、すぐ出発。
開成町まで行ってマック休憩することにします。
3人組がPC2をすかさず飛び出したら、
先頭付近の速い方々もすぐに追いついてきました。
、と思ったら、小田急栢山駅手前の「探偵アーウィン」看板で左折するのを忘れて直進しかけ、
先がT字路になっているので、変だと思って、ミスコースに気づく。
無事、栢山駅方面へ戻ります。
小田急の終電?を踏切待ちしていると、「特急列車」も追いつき、
今度は私が引っ張って、夜道を開成町方面へ。
で、特急を引っ張って快走するのかというと、そうではなくw
01:20ごろ
ブルベで何度か通過しているマックですが、入るのは初めて。
椅子に座って、ひと休み。
15分ぐらいで出発。
ちょうど後続の方2人が店前の交差点を通りかかるところを合流。
山北町のR246方面を目指して、緩い登りが始まりますが、
先頭をゆくイーチョさんについていくと、ペースが速い!
ふと後ろを振り返ると、mamoさんらがいません。
そして、坂の上に前走者が見えると、
イーチョ女史はそれに追いつこうとばかりに、登坂でさらに加速!
速い!私は見事ちぎられました。
さすが海藻、いやw、快走ガール!
(という訳で、山北町から御殿場あたりまでは、3人組はしばらく解体状態で走りますw)
再び一人になり、小山町郊外の暗闇の坂をそれなりに登っていると、
またmamoさんが追いついてきて、さらに先を登っていってしまいました。
(師匠はこのあたりはまだ登坂力は十分だったようなのですが、、、、)
自分は逆に、いつもブルベ序盤の登坂では脚の筋肉がなかなかうまく目覚めず、
全力稼働できないことが多いようです。
それなのに、コース中盤~後半のほうになってから、持続的に登れるようになります。
これはどういうことなんでしょう???
(準備体操?が足りないとか?)
さて、
K394の吉久保Sを直進して(間違ってここを右折すると、須走方面の、例の真っ暗闇の坂が待ち構えています)、さらに丘陵地帯を登ります。
後ろにもちらほら参加者のライトが見えますが、
自分もそれなりのペースで走れているようで、そのまま坂を突破してゆきます。
やがて御殿場の市街地に入って、
前週の400km御坂みちで向かい風対策で多用するようになった下ハン走行(下ハンドルを握る走り方)でペースアップして走っていると、mamoさん、イーチョさんにすぐ追いつくことが出来ました。
ちなみに、この下ハン走行、向かい風以外にも通常の平坦路走行でも有効で、
長い時間=持続的で、ペダリングの調整で意図して加速もできることに気づいてきました。
思い返してみると、
中学生の頃、ドロップハンドル車(ミヤタのカリフォルニアロードとか)に乗っていた時は、
基本は、この下ハンドル走行でした。
今にして、それを復活させた訳ですが、
大きくゆっくりめにペダリングすると、
ぐんぐん加速して前走に追いつけたりして、なかなかいい感触です。
御殿場から先、沼津までは長い下りです。
夜明け前、
我々3台+2台の計5台で列になって、
50km/h前後で下っていきます。
昨年は、夜明け前の土砂降りの中を1人で下っていた区間、、、。
今回は星空の夜明け前。
なので、このブルベで最も「気持ちのいい」区間でした!!
夜明けが近い沼津駅前を通過。
昨年は同時刻ごろ、この場所で膝痛でDNFしていました。
今年はそのままさらに、富士川の向こうのPC3を目指します。
(後編 につづく)
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<markun 走行記録集>
●月間走行距離 (300km超が目安) (2012年5月) 計517.73km
●年間走行距離
(2011年9月~現在) 計3310.27km
(2010年9月~2011年9月) 計2963.47 km ※ブルベ時サイコン不調の未計測分(数十km?)除く
→合計 6273.74km
●2012年(ブルベ2年目)戦績表
BRM107神奈川300km鎌倉
【完走】 晴/曇/小雨
BRM421西東京200km山中湖 【完走】 曇/(自走帰路で小雨)
BRM512青葉400km御坂みち 【DNF】 晴
BRM519西東京300km富士 【完走】 晴/曇
BRM526青葉600km鳥坂峠 【エントリー】 これもリベンジしたいが、運動会とバッティング!
BRM602青葉600km冷川峠 【エントリー】 鳥坂峠がDNSなら、こちらに
BRM623西東京400km富士大回り 【エントリー】 6月の日程が読めないので、630とどちらかに出られれば
BRM630青葉400km富士 【エントリー】
BRM707千葉600km茂木 【---】 600kmをなんとかクリアしたいがため
BRM728青葉200km新雛鶴 【---】 初体験、炎天下ブルベ?
BRM808北海道600km 【エントリー】 自分の「庭」・北海道を走りたいが、休み日程が合わない恐れ
BRM810北海道300km【エントリー】 せめて300kmは出たい^^;
BRM908青葉300km or 600km美ヶ原 【---】
BRM1027青葉200kmヤビツ 【---】 1年の締めのブルベに
●2011年(ブルベ初年)戦績表
BRM416西東京200km山中湖
【完走】 晴
BRM423青葉400km御坂みち 【完走】 雨/晴
BRM514青葉600km鳥坂峠 【DNF】 晴
BRM528西東京300km富士 【DNF】 雨
BRM604(→611)千葉600km茂木 【DNS】 雨
PBP2011(パリ・ブレスト・パリ1200km) 【参加できず】
BRM1009埼玉400kmアタック三保
【完走】 晴
1119ヴェロクラブランドヌール青葉走行会
【完走】 雨
●「Randonneur 5000」への道 2011年10月9日~2015年10月9日(~2015年9月)
現在 計1400km
※Randonneur5000 (ランドヌール5000km)
ACP認定BRM全シリーズ200、300、400、600、1000km
パリ-ブレスト-パリ ランドヌール1200kmを1回
Fleche Velocioを1回(日本ではFleche Velocio の規定に基いたFleche Japon でよい)
・ブルベはレース、競技ではありません
ブルベは一般の公道を走行します。したがって、交通法規の遵守はブルベ参加への大前提となります。交通法規の違反は失格の対象となります。また、他の道路使用者との円滑な道路共有の基にブルベが成立することをご理解ください。
・ブルベは危険を伴うスポーツです
ブルベは公道を走行するため、安全に十分な注意を払うことが絶対条件になります。しかし、それでも、常に事故の被害者および加害者になる危険があります。事故によって永続的な身体障害、麻痺、及び死亡を含む重い身体障害を自己および他者に生じさせるおそれがあることをしっかりと認識した上で安全走行をしなければなりません。