BRM421西東京200km山中湖 【完走】 寝だめ無しでナイトブルベ~前編 | .

BRM421西東京200km山中湖 【完走】 寝だめ無しでナイトブルベ~前編

「ブルベ戦記」 第172話

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今年3回目のブルべ、BRM421西東京200km山中湖
無事完走しました。
(タイム=11時間24分/タイムリミットは13時間30分)



■経過


当日に準備したら、、、


土曜日の22時スタートなので、ブルベ装備の準備はその日の日中に行っても、間に合います。

慣れとは恐ろしいもので、

(1~2時間あれば準備はできる)と頭で計算した訳ですが、

しかし、そうしてしまったことが、今回の唯一にして最大の失敗でした。

(やたらと失敗談ばかり出てくるブルベ記かもしれませんが、次回以降の改善のためには、「日々是学習」なのです)



なぜスタート当日に準備することが失敗だったのか。


それは、準備にいそしむのはいいにしても、徹夜ブルベを控えているのに、「寝だめ」をすっかり怠っているからです^^;


土曜は家事で朝6時起きだったにもかかわらず、そのまま夕方から翌日午前まで一睡もしないで走り続けると、どうなるか。


明け方の登坂区間で朦朧として蛇行を繰り返すことになり、やってはいけない「命を賭けたブルベ」に陥ることになってしまうのであります。




とにかく、


そんな修羅場の夜を過ごすことになるとは思わずw、

土曜の日中はいそいそと(それなりに楽しみながら)ブルベ装備の準備をしていたのでした。
allez!! allez!!  「ブルベ戦記」

充電済みのエネループをあちこちのLEDに次々と仕込みます。

この白色の頼もしい電池を手にすると、闇夜を走り抜けることに、何のためらいも感じなくなります。

(実は黒色のエネループ=強力型=もあって、数本、混ぜて使ってるんですが)


allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
尾灯には、防水のために小さなビニール袋を被せたりもします。


allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
前照灯2本(LED)のマウント方法を以前のやり方に戻しました。


今年初めにトピークのハンドルバーバッグを使ってみた時、

ライトが干渉するのでハブ軸に移していたのですが、

走りながら光軸調整が出来ないので、

ハンドルバーバッグを止めてから戻したのですが、

マウントが甘く、前回のブルベ(道志みち200km)では走行中にライトがぐらついて困りました。

そこで以前に使っていたマウント(INFINI ARCSPAN CG-901)を買い直して付け直しました。

(で、試走すべきだったのですが、付けてそのままブルベに向かったので、この後、一騒動が起きますw)



allez!! allez!!  「ブルベ戦記」

登坂でのハンドルのふらつきを起こしていたハンドルバーバッグ(しかも完全防水ではなかった、、、、)をやめてからは、オルトリーブのサドルバッグLのほかは、この、同じくオルトリーブのヒップバッグ(全天候型)を使い始めましたが、これは使えます(2度のブルベで実証済み)。

以前はハンドルバーに付けていた、全天候型マップケースも、こうしてヒップバッグに巻き付けています。


allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
とにかく、準備は出来ました。が、何か忘れているような気がします。


allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
そうそう、空気を入れ直さなくては。いつも前後輪とも120PSIになるようにしています。

allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
とかなんとか、準備していると、もう17時過ぎ。

そろそろ腹に何かを入れ始めないと。

(とこの後、パスタなどを食べたりします)


が、事前の睡眠時間はゼロのままで、

ナイトブルベを迎えるのでありました、、、。



allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
服装はいつもの通り。

上着は、防寒も兼ねてモンベルのストームクルーザージャケット着用。

東京~神奈川~山梨の天気予報は曇。翌日の日曜昼から雨予報。

その前にはさすがにゴールできるでしょう。

(と、「脱・原発」ならぬ「脱・雨男」wを確信、、、、したのですが、、、、)



さて、


今回は昨年の時と違い、

町田のスタート受付地点(今野製作所=ケルビム)まで、

世田谷から自走することにしました。


距離は25km。
行きは世田谷通→津久井道と登り基調だし、輪行するかどうか、微妙な距離になりますが、

今年は、昨年からの自らの「進歩」を見いだすべく?自走でいくことにしました。


昨年は家を19時過ぎに出て輪行して、21時の受付前早々に着いてしまったので、

今年は20時前に家を出発。

21時ちょうどに町田のケルビム前に到着しました。

allez!! allez!!  「ブルベ戦記」

煌々とライトアップされたケルビムのスタート受付。

(といっても、ここはスタート地点ではありません。数百メートル離れた住宅地の中にある淡嶋神社公園の広場で車検→スタートします)

allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
次々と参加者がやってきます。


TMRのmamoさん、イーチョさんがいらっしゃいました^^

先に受け付けを済ませられていたようで、1組目。

自分は2組目。

もし追いつくことが出来たら、ご一緒できるかも、とお声かけします。

ほかにも、eijitomさんら常連の方々がいらっしゃいました。


この西東京のブルベはまだ始まって2年目ですが、

実力者揃いの顔ぶれからも、着実に根付いているのだなあ、と実感。


この後、22時まではまだ30分以上あるから、と思い、

自走で、LED前照灯のマウントが緩んでいるのを見つけていたため、

ケルビム前で、いったんネジを緩めて、締め直しを始めた自分。


ところが、

多少暗かったためか、締め直しでネジがうまく入ってゆかずに空回りを繰り返す。

まだ時間があると思ったら、

「淡嶋神社公園でブリーフィングをやりますので」とのかけ声。

そうだ、ブリーフィングの時間を失念していました。

ますます焦る。手暗がりで、焦ると余計にネジは空回りする。


みかねてスタッフの方が、照明のあるケルビムの工房にバイクを入れてくれました。

明るいところで見直すと、マウントの結合部に、ハンドルバーに沿ったブレーキケーブルが挟まっているのを発見。これではネジが入らないわけです。


ようやく作業を終えてお礼をいい、淡嶋神社公園へ。


allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
22時前、淡嶋神社公園でブリーフィング。

(もう始まってましたw)


主催するAJ西東京からは、

ナイトブルベならではの、真っ暗闇の登坂区間を楽しんでもらいたい、とか、

交通安全が第一であって、「ブルベに命を賭けてはならぬ」旨のお話をいただきました。

(これらのお話の全てが、このコースのクライマックス区間で体現されることになるのです)


allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
さあスタート。


「いってきまーす」と、10人規模の1組目を先頭に、車検を受けて次々と出発してゆきます。

一路、PC1(38.7km)の江ノ島へ。

前後に数台づつ連なり、座間市などを経て南下してゆきます。


1年前のこの大会=初ブルベ=の時と比べて、

そして、前半コースは今回で3回目ともあって、

沿道風景に目をやりながら走る余裕は多少はありました。



と思ったら、

allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
相鉄線の踏切で、目の前で遮断機が降り始め、普通列車を計3本通過待ち(泣)。


あまりに待たされて、ついには後の組の「特急列車」が追いついてくるほどw

さて、どうしようか(=この「特急」に乗るか乗らないか)思案しました。


前回の序盤の失敗(BRM318青葉200km道志みち  )があるので、ちょっと考えた訳です。

しかしこの日は、そんな余地は全くないことがすぐに判明しました。

踏切を過ぎたアップダウン区間で、すぐに自分はこの特急に置き去りにされたからですw

自分のほかの後続も、このあたりで徐々に特急からちぎれてゆきました。

(それにしても、速いなあ、、、、)と感心することしきり。


自分の脚力や走り方、バイク、装備の重量など、

特急列車の後ろ姿が徐々に遠ざかるのを見ながら、省みました。

が、まあ、徐々に改善することにしましょう。


とにかく、自分も一生懸命に走らないと、

TMRのお二人にもなかなか追いつけません。

特急列車に乗り遅れないようにしようとペースを上げた反動で、

ちょっと脚にきていましたが、

単独走になり、R1を過ぎて藤沢市の市街地に入るあたりから、

ペースを再び上げようと、

効率優先の回すペダリングから、軽く、ですが、踏むペダリングに変更。



ところでなぜ、今回は知り合いとの同走を志向したのか、というと、

答えは単純で、

あの、小田原以降の真っ暗な登りを一人で走るのが、なんとな~く嫌だったからw

それと、もし眠~くなってきた時、だれかとしゃべりながら走れれば多少は楽になるか、と思ったので。


で、藤沢市内は向かい風基調でしたが、それでもなんとかペースを上げて、

江ノ島まで出てきました。



38.7km地点 PC1(片瀬江ノ島駅入り口S)

23:30ごろ着 (スタッフによる通過チェックのみ)

allez!! allez!!  「ブルベ戦記」

到着順は先頭グループの次、といった感じ。


ところで、

このブルベ(西東京200km山中湖)の素晴らしいところは、

スタッフの方々も、通過チェックや写真撮影(はたまたコンビニでの雑談相手として)で、

コースのあちこちに展開してくださっていることです。

もちろん参加者の自己責任が全て、なのですが、

同時に、こうした運営体制は参加者にはとても心強く、有り難いことです。


そしてPC1では、先に休憩されていたTMRのお二人(mamoさん、イーチョさん)に追いつくことが出来ました。ここから僭越ながらも同行させていただくことに。

さあ、小田原に向けてR134→R1と、湘南の海岸沿いを3台連なって、ひた走ります。allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
PC1までに追いつくのにすでに脚力を使っていた自分は、このお二人の快速ペースに合わせるのに一苦労。(小田原の前で置いて行かれて、一人で暗闇の坂を登ることになったらどうしよ~)と半分本気で悩みますw 


という訳で、2人に遅れまい、とかなり真剣にこぎ続けます。




73.1km地点 PC2(セブンイレブン小田原寿町3丁目店)

01:02着(タイムリミットは02:52)

allez!! allez!!  「ブルベ戦記」
昨年の2回のブルベに続いて3回目と、

すっかり馴染みになってきた、この小田原寿町のセブンイレブン。

夜間は住宅地の中にあって、静まりかえっています。

(というか、ここには夜しか来たことがないのですがw)


いよいよ始まる「暗闇ブルベ」の序幕にふさわしい雰囲気がすでに漂い始めている、

そんなPC2です。


後編 につづく)



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●月間走行距離 (300km超が目安) (2012年4月) 計300.87km

●年間走行距離

(2011年9月~現在) 計2782.25km

(2010年9月~2011年9月) 計2963.47 km ※ブルベ時サイコン不調の未計測分(数十km?)除く

→合計 5745.72km


●2012年(ブルベ2年目)戦績表
BRM107神奈川300km鎌倉  【完走】 晴/曇/小雨  

BRM318青葉200km道志みち  完走  雨/曇

BRM421西東京200km山中湖   【完走】 曇/(自走帰路で小雨)

BRM512青葉400km御坂  【エントリー】

BRM526青葉600km鳥坂峠  【エントリー】 リベンジしたいが、運動会とバッティング!

BRM602青葉600km冷川峠  【エントリー】 鳥坂峠が無理なら、こちらで

BRM707千葉600km茂木 【---】 600kmをなんとかクリアしたい

BRM728青葉200km新雛鶴  【---】 初体験、炎天下ブルベ?

BRM808北海道600km 【エントリー】 自分の「庭」・北海道を走りたいが、休み日程が合わない恐れ

BRM810北海道300km【エントリー】 せめて300kmは出たい^^;

BRM908青葉300km or 600km美ヶ原  【---】 

BRM1027青葉200kmヤビツ 【---】 1年の締めのブルベに


●2011年(ブルベ初年)戦績表
BRM416西東京200km山中湖 完走】 晴

BRM423青葉400km御坂みち 完走】 雨/晴

BRM514青葉600km鳥坂峠  【DNF】 晴

BRM528西東京300km富士 DNF】 雨

BRM604(→611)千葉600km茂木 DNS】 雨

PBP2011(パリ・ブレスト・パリ1200km) 参加できず

BRM1009埼玉400kmアタック三保 完走】 晴  
1119ヴェロクラブランドヌール青葉走行会完走】 雨    


●「Randonneur 5000への道  2011年10月9日~2015年10月9日(~2015年9月)

現在 計900km


Randonneur5000 (ランドヌール5000km)

ACP認定BRM全シリーズ200、300、400、600、1000km

パリ-ブレスト-パリ ランドヌール1200kmを1回

Fleche Velocioを1回(日本ではFleche Velocio の規定に基いたFleche Japon でよい)


・ブルベはレース、競技ではありません
ブルベは一般の公道を走行します。したがって、交通法規の遵守はブルベ参加への大前提となります。交通法規の違反は失格の対象となります。また、他の道路使用者との円滑な道路共有の基にブルベが成立することをご理解ください。

・ブルベは危険を伴うスポーツです
ブルベは公道を走行するため、安全に十分な注意を払うことが絶対条件になります。しかし、それでも、常に事故の被害者および加害者になる危険があります。事故によって永続的な身体障害、麻痺、及び死亡を含む重い身体障害を自己および他者に生じさせるおそれがあることをしっかりと認識した上で安全走行をしなければなりません。

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