やってまいりました、

今月の銀座『壬生 』のお時間です。


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玄関先の「別れしも」のお言葉に迎えられた今月の『壬生』は、


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「同期の桜」がお料理テーマです。


今年の旧暦ひな祭りは、

4月10日だったということで、

『壬生』では、

今月がおひな祭りです。


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先、物集女


日本一とも言われる京都の「物集女」でとれた筍のご飯です。


上にもこもこ見えるのは、

独活をかつら剥きしたものだそうです。


雲に見立てているとのこと。


器は、

バカラのシャンパングラスです。


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お醤油で味付けされた炊き立てご飯に、

大振りの筍がごろごろいます。


筍はまた後ほどお目にかかれるとのことです。


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椀、○


蓋の表も裏も、

桜柳のお椀です。


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黒っぽく見えるのが、

沼島のひじきと、すった慈姑を練り合わせたもので、

その上に覆いかぶさっているのが、

すった百合根と片栗粉を練り合わせたものです。


どちらもとろとろの蕨餅みたいな食感です。


が、

慈姑の苦いのなんのって。


女将さん曰く、

「慈姑は、姑って書くでしょ。 つまり、姑は苦いってこと。 分かるでしょ」と。


まだ私にはお姑さんがいないのですが、

おっしゃる意味はよーく分かりました。


でも、

この慈姑の苦味こそ、

体を浄化してくれます。


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2つのとろとろの下には、

風呂吹き大根が構えてました。


三位一体となって、

体を一気に温めてくれます。


急に温まったので、

鼻水もずるずる出ますが、

それは健康な証拠だそうです。


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向、桜鯛・煽り烏賊・トリ貝・ほうれん草


煽り烏賊は生と炙りです。


桜鯛の皮目も炙って添えてあります。


どれも大振りに切られてますが、

特に桜鯛は、顎が鍛えられる位噛み応えもあります。


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揚、桜鱒・丸十


もう今月でさようならの桜鱒は、

いったん漬け汁に漬けて味を含ませたものを天ぷらにしてあります。


丸十(さつまいも)は、

何の味もつけず揚げて、

軽く塩がふってありますが、

「何でこの春にさつまいも?」と、

疑問に思い、

女将さんに尋ねたところ、


昔の日本では、

ひな祭りに、

さつまいもを蒸かして、

味噌を塗って食べる習慣があったんだそうです。


日本昔話ですね。


因みに、

丸十の由来は、

薩摩藩島津氏の家紋が、

丸に十字であることだと言われてます。


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桜鱒は、

お腹と背の部分の両方が天ぷらとなってましたが、

脂の乗り具合も味わいも不思議な位違います。


それにしても、

毎度この揚げ物には、

日本酒がすすみます。


『壬生』での飲みものは、

卓上に置かれた日本酒(菊姫)だけです。


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煮、白魚・ふき・浅利


ぽっちゃりした白魚の大群が、


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片栗粉でコーティングされてつるんとなった浅利と、

おだしで炊かれたふきの上を牛耳ってます。


白魚に負けじと、

浅利も大群でした。


どのお料理もそうですが、

ご主人の迫力ある直球勝負なお料理スタイルが大好きです。

やはりこの後もそんなストレートなお料理が続きます。


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焼、筍


お品書きには、「筍」と書かれてますが、

まずは、

木の芽が盛られたお皿が目の前に。


桜型をした器には、

藤の花が描かれてます。


この器も今月限りですね。


器からも日本の四季がまじまじと感じられます。


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掌にのせて、

空気を含ませるようにして、

叩き、

木の芽の香りを立たせます。


すると、

タイミングよく、


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超BIGサイズの器を抱えて女将さんのご登場です。


器の中には、

漬け焼きされた物集女の筍が入ってます。


最初のご飯とははるかに表情の異なった筍です。


この筍を一つずつ女将さんから手渡され、


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お懐紙に挟んで頂きます。


極太・極厚の筍です。


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写真では伝えづらいですが、

本当に巨大です。


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所々木の芽を添えて頂きます。


これでまたパワーチャージです。


筍はもう今月で食べおさめです。


新陳代謝をUPしてくれる筍さん、

今年もありがとうございました。


来年もご活躍を期待しております。


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水菓子、柑橘


2つの日本の柑橘が寒天寄せになってます。

女将さんが、

ぷるぷるさせながら提供して下さいました。


少量の寒天だからこそこのぷるぷる感が出せます。


お腹も心も爽快になる甘酸っぱいおやつです。

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お菓子、草餅


お菓子といえるのか微妙ですが、

一切甘みを加えてない蓬餅です。


左から顔を出しているのは、

生の蓬です。


そのままお餅と一緒に焼かれてます。


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その蓬と蓬餅を一緒に口に入れて、

よーーーーく噛んで頂きます。


噛むことで、

蓬本来の自然な甘さが口に広がってきます。


これはまさに、

薬のお餅、

食べる漢方薬ですね。


生命力溢れる蓬を食べて、

また今から力強く生きていけます。


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最後の最後に、

女将さんが見せて下さった「スワロフスキーで作られたしゃれこうべのBAG」を目の当たりにして、仰け反りながら、


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お抹茶を頂きます。


今の日本は、

おかしい季候になってますが、

旬のものを食べてこそ健やかな心身が作れます。


女将さんより、

「まりちゃん、料理をしない人が増えてるけど、簡単でもいいから、食材を買って、料理をする人が増えるよう、ちゃんと伝えなさいね。 それがあなたの役割だからね」と。


おっしゃる通りです。


32歳の私ができること、

それは、

特に同世代の方々に、

日本と食の素晴らしさを伝え、

少しでも旬の食材を手にしてもらうことです。


健康だからこその幸せです。


より多くの方々が元気でいられるために、

私もまた改めて自分を見つめなおし、

素材とにらめっこしていこうと思います。


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「にらーゆ」

○材料(2人分)

にら…1束

塩・ラー油…各少々

○作り方

①にらは食べやすい大きさに切って、熱した(中火位)フライパンでさっと炒め、

塩とラー油で調味する。


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