過去の記事にもどんどんコメントしてくださいね
インデックス
作家50音順です
インデックス・2
タイトル50音順です
きゃつ太の2008年BEST10
一位 『すべてがFになる』 森博嗣
二位 『ガダラの豚』 中島らも
三位 『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ
四位 『パレード』 吉田修一
五位 『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎
六位 『イン・ザ・プール』 奥田英朗
七位 『夏期限定トロピカルパフェ事件』 米澤穂信
八位 『天使のナイフ』 薬丸岳
九位 『ベルカ、吠えないのか?』 古川日出男
十位 『水の恋』 池永陽
7月の読書記録
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:961ページ
![シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51QeBNVd9XL._SL75_.jpg)
動物パニック小説です。ヒグマ、強すぎ。ちょっと気になる点は多いですが、楽しめました☆☆☆
読了日:07月16日 著者:増田 俊也
![異国の迷路 (新潮文庫)](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51QNVT0S18L._SL75_.jpg)
ショート・ホラー短編集で、一編がすごく短くて読みやすい。蒸し暑いこの時期にピッタリの作品ですね☆☆☆
読了日:07月11日 著者:坂東 眞砂子
![東京ボイス (講談社文庫 ひ 44-1)](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51EuhuQQgpL._SL75_.jpg)
面白かった!東京であがくいろんな人たちの話しが、楽しめました。ラストも余韻が残って素晴らしかったですね☆☆☆☆
読了日:07月09日 著者:ヒキタ クニオ
読書メーター
このところ、忙しくて読書ができません。。。
![しょぼん](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif)
少しづつでも読みたいのですが。。。
これからも、ペースは落ちますが、なるべく更新していきたいと思っています
![ショック!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
『シャトゥーン ヒグマの森』 増田 俊也
北村薫さんが、やっと直木賞を取りましたね
今更って感じもありますが、本当におめでとうございます
日常の謎という、ちょっと地味目の作品ですが、直木賞にはぴったりだと思います
個人的には、「時と人 三部作」(『スキップ』『ターン』『リセット』)が好きですが、「円紫さんシリーズ」も、日常の謎としての金字塔ですね
早く、『鷺と雪』が文庫化されて欲しいです
というわけで、最近読んでませんでしたが、昨日は読めました文庫本
それは。。。
- シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)/増田 俊也
- ¥590
- Amazon.co.jp
内容(「BOOK」データベースより)
マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、飢えて凶暴化した手負いの巨大ヒグマ、“シャトゥーン”ギンコが襲いかかる!次第に破壊される小屋。電話も通じない孤立無援の状況下から抜け出すことは出来るのか!?第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作の文庫化。
って感じの、動物パニック小説です
まず、嫌いじゃないです
内容としては、雪山に閉じ込められた人間たちを、巨大ヒグマが、食べまくるって話ですね
陸上最強は、やっぱりヒグマでした
この作品がデビュー作らしいので、読み難い所や唐突だなと、感じるところも多かったですが、勢いは感じました
ただ、ヒグマに食べられながら、抗う人の目線での表現が多かったんですが、いまいち緊迫感が感じられず、もったいなかったですね
多少のミステリー的部分もありますが、気にせず読んだ方が、良いと思います
純粋にパニック小説として読んだ方が、楽しめますよ
というわけで、俺的には。。。
『シャトゥーン ヒグマの森』 増田 俊也
動物パニックものは、大好きですから、評価は甘め
残酷なシーンが連続ですから、好きな人にはお勧めです
映像化したら、スプラッタ系の面白い作品になるかもしれませんね
スティーブン・キングの『クージョ』のような作品ですが、あそこまで、勢いも心理描写も無いのが残念でした
『異国の迷路』 坂東 眞砂子
最近、蒸し蒸しした日が続いてますが、今朝の浜松地方は、快晴
この週末、お出かけの方には、もってこいのお天気です
まぁ、自分は、仕事ですけど。。。
というわけで、昨日は読めました文庫本
それは。。。
- 異国の迷路 (新潮文庫)/坂東 眞砂子
- ¥380
- Amazon.co.jp
内容(「BOOK」データベースより)
ここはどこ?たよりないひとり歩きで道に迷ったときの恐怖。日常の裂け目に落ちこんでこぼれ出た無意識の悪意。ニューヨーク・イスタンブール・メキシコ・トリエステ…国境を越えた場所に踏み入ったとき、気づけばそこに、見知らぬ自分がいた。囚われた異界で、男と女に何かが起こる―人の心に潜むあやしい感情を呼び覚まし、遙かな異国へと連れ去る13編のショート・ホラー。
って感じのショート・ホラー短編集です
坂東さん独特の不思議な雰囲気の話しが続きます
1992年から、93年にかけて雑誌『るるぶ』に掲載されたもので、あの『死国』よりも前に書かれた坂東さんの一般小説における原点的作品だそうです
舞台は、外国です(ラストの『秩父巡礼』だけは、別)
すべて、坂東さんが旅したところです
どの話も、読みやすく怪しい雰囲気の漂うホラーで、現実的な怖さではなく、精神的に不安定になるような作品ばかりでした
ただ、死んだり呪われたりしますが、これが『るるぶ』に連載されていたなんて、JTBさんもなかなかやりますね
さわりを書こうとしましたが、あまりに短いのでネタバレになりそうなので、舞台だけ紹介します
『マルガリータをもう一杯』・・・メキシコ・カンクーンのリゾートホテル
『死者を忘するなかれ』・・・アイルランド・ダブリンからアスローンへ行く途中の古い教会
『黒い靴』・・・フランス・パリの靴屋
『信じる?』・・・ネパール・カトマンズの安食堂
『理想の妻』・・・トルコ・イスタンブールのロンドンへ向かう急行列車の中
『極楽の味』・・・マレーシア・ペナン島のレストラン
『霧の中の街』・・・イタリア・トリエステのアンティック屋
『離れない』・・・アメリカ・ロサンゼルスの空港
『夜の散歩』・・・イタリア・フィレンツェのペンショーネ(ペンション)
『地の果てにて』・・・オーストラリア・町から遠い牧場
『ムーンライト・キス』・・・フィリピン・パラワン島のダイビングポイント
『ガラスに映る貌』・・・アメリカ・ニューヨークの街角
『秩父巡礼』・・・日本・秩父の札所めぐり
どの話も10ページ前後で、読みやすいです
飛び抜けて面白いものも無かったですが、外国の雰囲気が良かったですね
旅に出たくなるような、そうでもないようなお話したちでした
というわけで、俺的には。。。
『異国の迷路』 坂東 眞砂子
寝苦しいこの時期、寝る前に一編づつ読むのに丁度良いですね
サラッと読めて楽しめると思います