『邪馬台国はどこですか？』　鯨　統一郎

酒井美紀さん、結婚するそうですね

以前噂になっていた松井秀樹さんも最近結婚しました

何か、決意させるものがあったんでしょうか。。。

とにかく、おめでとうございます

というわけで、昨日も読みました文庫本

それは。。。

カウンター席のみのバーに３人のお客

常連の３人は、いつも歴史の認証バトルを繰り広げる。。。

って感じの作品です

まぁ・・・とんでも歴史本です

バーマンと３人のお客は、カウンターから一歩も動かない。。。

言葉のやり取りだけで展開します。。。

エンターテイメントとして、読むにはものすごく面白い

表題作の他６篇の歴史ミステリーですが、作品によって多少内容に差があるような気がします

歴史ミステリーの大変なところは、証拠はすべて、史実に基づいたものを使うということですね

つまり、作者が都合のいい資料などを捏造してはいけないということです

かなり、制約がかかります。。。でも、この『邪馬台国・・・』は、この条件をクリアし、尚且つとんでもない説をホントのように結論付けます

鯨さん、すごい力です

その中で、面白かったのは、やっぱり表題作の『邪馬台国はどこですか？』が良かったですね

邪馬台国の場所の謎に答えを出していくわけですが、意外性もあり上手い組み立てで、ホントにその場所に在ったのかと思わせる感じです

大胆な切り口と義務教育レベルの歴史知識があれば読める気やすさで、非常に面白く仕上がっています

ただ、他の作品の中で、宗教を取り上げたものがあって、ちょっと気になるところが多かったですね

でも、あまり目くじら立てずにフィクションとして、読めばそれもまた素晴らしかったです

それにしても、この作家さんは結論に誘導するのが、本当にうまいです

気楽に読んでいると、コロッと騙されますよ(騙すってことはないか。。。)

というわけで、俺的には。。。

『邪馬台国はどこですか？』　鯨　統一郎　

かなり面白いですちょっと、レベルが落ちる作品があったので満点じゃないですが、歴史ミステリーで、これほどしっかりとしたエンターテイメントに仕上がっているものは初めてです

かなりお勧めですので、読んでない人はお試しを

きゃつ太の読み散らかし