初日 最後の訪問先は『奈良萬』醸造元 夢心酒造さん。
WEB  夢心酒造株式会社


代表取締役社長の東海林 伸夫さん


「うちはビックリするぐらい 機械化されていて、人の手が入りません。
酒のテーマパークだと思いますよ」
と第一声。

この後 蔵見学をしながら 実際その言葉に「なるほど なるほど」と頷くことになります。
とにかく目に飛び込んでくる機械・設備が大きい!
そのスケールに圧倒されました。



浸漬用タンク。
洗米・浸漬した米はベルトコンベアを伝って、左にある連続蒸機へと運ばれます。

 



一年中稼働しているという連続蒸機。
洗米を終えた米がベルトコンベヤー内をゆっくり通る間に蒸し上げられ
手前にある放冷機の出口部分で種切り(種麹を振る作業)されるとのこと。



自動製麹装置。
このブログの蔵見学レポでよく登場する「麹室」という部屋は存在せず、
この装置自体が麹室そのものになっています。
中は棚状。上下に動くようになっており、理想的な温度を設定すれば、冷風を送ったりの作業を人の手を介さずしてくれる優秀な装置なのです。



自動製麹装置の上から見た図。
今回の蔵見学、メタル素材の画像が多いのが特徴ですね。


発酵室。
一見 何もない空間に見えますが、この階下がタンク室になっているんです。
ナンバーリングされているのがタンク上部の口部分です。


蓋をあけるとタンクの中が覗けます。
この後 下に降りていくと 驚きの光景が待っているのですよ(謎)


醪温度を厳密に管理できる制御装置。
何やら ボタンが一杯。通称 NASA(東海林社長 命名)。


ここが階下のタンク室。
タンク自体が丸いんです!初めて見ました!
丸い底にすることで醪の対流に向くんだそうです。


これはタンク内部を撮った画像。
近未来的ビジュアル!! ホント NASAみたい。
醪を掻き上げるような攪拌機が付いているのが見えますが、これが櫂入れ(櫂棒で醪の温度や成分を均一化するため撹拌する作業)作業の代わりになるのでしょうか。


6000㎏のタンクが全部で14機。大吟醸クラスでも70~80本造るそう!!
すごい規模ですね。

原料米は地元産を中心した五百万石のみに限定。
「毎年同じ米で造っていると データの蓄積ができるし、毎年 同じ味ができる。ブレない酒が出来るんです」と東海林社長。


非常に新鮮な蔵見学となりました。
東海林社長 丁寧にご案内頂き ありがとうございました。

そして この日の夜は…

東海林社長オススメだというお店で懇親会でゴザイマス。


会津の名物 馬刺し♡



焼き鳥 旨しっ!!




恒例 集合写真!!
美味しく楽しかったですー!!

東海林社長 大変お世話になりました。
ありがとうございました!

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弦や
福島県喜多方市細田7197-3

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