仙台を出発。
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まず訪れたのは、群馬県前橋市にある町田酒造さん。


『清りょう(※りょうは口偏に尞)』『町田酒造』を醸す蔵元さんです。
バイク&車、時間差で到着する私たちを出迎えてくださったのは、こちらの方。


5代目蔵元にあたる町田晶也(あきや)さん。
13年前 蔵元のお嬢様と結婚し、蔵入りされた方です。
お嬢様である恵美さんは、女性杜氏として頑張っておられます。

現在 480石を造り、内7割が『清りょう』をメインとする地元流通酒。
残り3割は、夫婦ふたりが行錯誤の末 新しく誕生させた『町田酒造』ブランド。
純米酒以上を醸し、首都圏を中心に限定流通として販売しているとのこと。

新しく立ち上げた『町田酒造』シリーズは、香りにウェイトを置いた酒だと言います。
「群馬の地酒は越後杜氏の土壌だったせいか、新潟の淡麗辛口の流れを組むお酒が多いのです。
でも 同じ路線の酒を造っても仕方ないと思っているので、
僕らがゴールとして考えているのは、女性にも好んで飲んでもらえるようなフルーティーな酒です。
もっと若い世代にアピールしていきたいと思っています」
と晶成さん。



敷地内にある井戸水。
木造瓦屋根付きの覆屋で、四方にはしめ縄を張り、水神様を祭っています。
非常に大切に扱っている様子が伝わってきますね。

「この辺の水は利根川の伏流水で、水量が豊富。酒造りに適しているんです。」
町田酒造の隣、そして少し離れた所にもう1軒の造り酒屋があったのですが、そちらは廃業されたとのこと。
残念ですね。。。



香りを重視する『町田酒造』ブランドは全て、低温貯蔵庫での瓶貯蔵が原則。
仕込み蔵の向こう側には冷却機能付きのサーマルタンクの姿も見えます。
柱上部の平たいスペース、ここでは蒸米の枯らし作業を行っているそうで、梯子をかけて行き来できるようになっています。



試飲もさせて頂きました。ありがとうございます!

町田酒造 純米吟醸 火入れ 山田錦50%精米
町田酒造 純米吟醸 五百万石55%精米
町田酒造 純米吟醸 火入れ 五百万石55%精米
清りょう 本醸造 火入れ 60%精米

『町田酒造』ブランドのお酒って、飲む機会があまりなかったのですが、
確かにフルーティーで、女性受けしそうなイメージがあります。
個人的には五百万石の火入れタイプが、少し落ち着いた丸みのある味で、美味しかったです!







最後は奥様の恵美さん(後列淡グリーンのTシャツ)も一緒に加わり、記念撮影。
町田酒造の皆様  お忙しい中 ありがとうございました!

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株式会社 町田酒造店
群馬県前橋市駒形町65番地

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