会津に到着し、まず向かったのは『末廣』醸造元である末廣酒造さん。
木造の歴史ある建物、嘉永3年(1850年)創業の老舗酒蔵です。
WEB  末廣酒造

ちなみに会津入り直前、お天気が急変してしまい雨に…。
早くも雨の洗礼を受けるのでした(苦笑)


正面右手には水汲み場があり、創業当時から枯れることのない湧水を使っているとのこと。ペットボトル片手に近所の方がよく来るそうですが、私達が到着した時もポリタンクで汲んでいる方を見かけました。


大正11年に建てられ、現在6つの蔵からなる嘉永蔵。
仕込みは10月から3月ということなので、この時期は蔵内も静かですね。


醪室。歴史を感じる漆喰の分厚い扉。


現在メインの酒造りは会津美里町にある博士蔵に移っていますが、ここでも少量の仕込みを行っているそうです。


目を引いたオーク樽。
ウィスキー好きの社長のアイデアで、この樽の中に日本酒を詰め、熟成させているとのこと。
10年熟成もの!!味わってみたいですね~。


今回蔵内を案内してくださった方。


使用している原料米。50軒の米農家に契約栽培をお願いしているそうです。


こちらは古酒貯蔵庫。


明るめに画像調整していますが、実際はかなり薄暗いです。この中には約2000本の古酒が静かに眠っているとのこと。


一番古いもので1979年製。16年前のお酒とか。
かなり早い段階からビンテージにも通り組んでいるのですね。


同じ敷地内には社長一族が昔住んでいた自宅もあり、その広間には貴重な書籍や歴史品が飾られています。


野口英世の直筆の書!!
野口英世の恩師の姉が末廣酒造3代目に嫁入りしたご縁から、援助をしてきた経緯があり、この書は大正4年9月に一時帰国した際、実際にここで書かれたものだそう。



クラッシックカメラの博物館や蔵を改装した「酒蔵カフェ 杏」等も併設されており、ふらりと立ち寄っても十分楽しめる空間になっています。

今回伺った5蔵の内、4蔵に関しては曜平さんが直接コンタクトを取り、日程調整をして下さいましたが、末廣酒造さんはノーアポイント。
随時見学コースが用意され、釜場から仕込みまでを見学できるので、会津観光の際にはおススメですよー♪

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末廣酒造 嘉永蔵<br />
福島県会津若松市日新町12-38

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