ソー/ラブ&サンダー | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Thor: Love and Thunder
監督:タイカ・ワイティティ
キャスト:クリス・ヘムズワース/クリスチャン・ベール/テッサ・トンプソン
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開:2022年7月
時間:119分




アベンジャーズ/エンドゲーム』までのアベンジャーズを牽引してきた『アイアンマン』と『キャプテン・アメリカ』シリーズが終わり,さらに『ブラック・ウィドウ』も『スパイダーマン』も居なくなったMCUシリーズにおいて,この『ソー』シリーズが単独キャラとしてMCU初の第4弾を迎えるのは嬉しい限りだ。『エンドゲーム』のエンディングから『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの1キャラとなっていくのかとも思われただけに,単独シリーズでの続編に心が躍った。そんな『ソー/ラブ&サンダー』を今夜は紹介。監督は前作『バトルロイヤル』に引き続きタイカ・ワイティティ。

乾いた砂漠を彷徨う飢えた父(クリスチャン・ベール)と娘(インディア・ローズ・ヘムズワース)。父の祈りも虚しく娘は息を引き取る。娘を埋葬した父は声に導かれ,緑豊かなジャングルに迷い込む。そこにいたのは崇拝する神ラプー(ジョナサン・ブルー)。しかし来世を祈る父に,ラブーはまさかの暴言を浴びせる。機会を窺っていたように現れたのは,呼ぶ声の主である魔剣“ネクロソード”。父はその剣でラブーを殺めると,“神殺し”ゴアとして全ての神を殺すことを誓うのだった。

一方,サノスとの最終決戦の後,ノルウェーに再建したの“ニュー・アスガルド”の王位をヴァルキリー(テッサ・トンプソン)に譲り,ピーター(クリス・プラット)やロケット(ブラッドリー・クーパー)ら“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の仲間たちと宇宙へ旅立ったソー(クリス・ヘムズワース)。アスガルドの王やヒーローとして戦い続けてきた彼は,自分探しに迷走する。そんな時,ゴアがニュー・アスガルドに攻め入ったと知り急遽地球へと戻るソー。強力なゴアに苦戦する彼の前に現れたのは,新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた,元恋人ジェーン(ナタリー・ポートマン)だったのだが…。

アベンジャーズの中にあった,軟派のアイアンマン,硬派のキャプテン・アメリカ,別格で放漫な神ソー,というスタンス。ある意味で,今後のシリーズでそれらの全部を1人で受け持つことを象徴し映像化した秀逸な1本だ。

共演も超豪華。中でもゴア役に元『バットマン』のクリスチャン・ベールが起用されたのに驚き,映像でその姿を見て2度驚かされた。ゼウス役にラッセル・クロウ,舞台でロキを演じる役者がマット・デイモンだったりと見どころ満載。

ちなみに,ラブ役のインディア・ローズ・ヘムズワースはクリス・ヘムズワースの10歳の娘。さらに双子の息子のトリスタンはソーの子供時代を,サーシャはゴアに誘拐されたニュー・アスガルドの子供の1人を演じている。誘拐された子供たちの中には,ナタリー・ポートマンの息子アレフと娘アメリア,クリスチャン・ベールの娘エメリンと息子ジョセフ,タイカ・ワイティティ監督の娘テ・カインガとマテワもいる。


映画クタ評:★★★★★


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◆シリーズ一覧◆

マイティ・ソー』(2011年)

マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014年)

マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017年)