スパイダーマン/ホームカミング | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Spider-Man: Homecoming
監督:ジョン・ワッツ
キャスト:トム・ホランド/マイケル・キートン/ジョン・ファヴロー
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開:2017年8月
時間:133分




スパイダーマンの実写映画は,2002年からの15年間で6作目。個人的には『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが好きだったのだが,『アメイジング2』の興業不振で打ち切りとなり,ソニー・ピクチャーズは当初の予定を変更してマーベルとのパートナーシップを締結し,MCUの新シリーズとして再リブートすることになった。すでに『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場した場面がピーター・パーカーの撮影で再現されるのも面白い。監督は,長編3作目でいきなりブロックバスター作品に大抜擢された新鋭ジョン・ワッツ。

副題の『ホームカミング』は「帰宅,帰郷」の意味と共に,アメリカの多くの高校や大学で年に1回開催される「同窓会,学園祭」を指していて,物語内の重要なシーンに関わっている。

アベンジャーズ』で荒廃したニューヨークの瓦礫撤去を任されていたエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)は,トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)と政府が設立したダメージコントロール(損害統制局)によって職を奪われてしまう。行き詰ったトゥームスは,政府に未提出だったチタウリの残骸を再利用してハイテク兵器を作り,密売することを思いつく。

8年後,クイーンズに暮らす15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の際にトニー・スタークに見出される。ピーターはトニーによって開発された特製スーツに身を包み,スパイダーマンとして街のパトロールに精を出しながら,早くアベンジャーズの一員になりたいと夢見ていた。しかし,お目付け役のハッピー(ジョン・ファヴロー)からは返事すらもらえない。

そんなある日,見たことのないようなハイテク兵器を使うATM強盗団に遭遇するピーター。翌日,リズ(ローラ・ハリアー)のパーティーの途中で不自然な発光を目にして現場に行くと,そこでは件のハイテク兵器の密売が行われていた。犯人達を追跡するがトゥームスの飛行スーツ“バルチャー”に阻止される。救助に来た遠隔操作のアイアンマン・マーク47を通してトニーに事態の収拾を訴えるが相手にしてもらえず,ピーターはトニーに不満を募らせる。一方,これまで順調だった兵器密売を邪魔されたトゥームスは,スパイダーマンに対し殺意を抱き始めていた…。

様々な親子の姿や,最年少ヒーローであるピーターの葛藤と成長など『スパイダーマン』の世界をキチンと押さえつつ,アベンジャーズ色が巧くブレンドされている。予習として最低でも『アベンジャーズ』と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の2本は見直しておくのがお薦め。

MCUに『ホームカミング』した初々しいピーターと,若いメイ叔母さん(マリサ・トメイ),ゲストのキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス),トニーとハッピーと後半1シーンだがペッパー(グウィネス・パルトロー)の登場で,もう狂喜して5つ星★


映画クタ評:★★★★★


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