アイアンマン | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Iron Man
監督:ジョン・ファヴロー
キャスト:ロバート・ダウニー・Jr/テレンス・ハワード/ジェフ・ブリッジス
配給:パラマウント映画/SPE
公開:2008年9月
時間:125分




4月29日から公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(ディズニー)を前に,MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品群を辿りながら,4夜連続で『アイアンマン』と『アベンジャーズ』を紹介。

米国政府と契約を結ぶ巨大軍事企業スターク・インダストリーズの社長で,発明家としての顔も持つトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。彼はある日,自社新型兵器のデモ実験に参加するためアフガニスタンへ赴き,みごと実験を成功させる。だがその直後,テロリスト集団の襲撃に遭い,胸に深い傷を負ったまま囚われの身となってしまう。さらに,一味のために最強兵器の開発を強制されるトニー。しかし,彼は一味の目を盗んでインセン(ショーン・トーブ)の助けを借りながら,飛行可能なパワードスーツを開発。それを身につけ,敵の隙をみて脱出し生還を果たす。この一件で自社兵器がテロ組織に利用されているのを目の当たりにしショックを受けたトニーは,会社として武器製造を中止する一方,テロ撲滅を誓い,秘かにパワードスーツの改良に着手。こうして試行錯誤の末,驚異の攻防力と飛行性能を兼ね備えたパワードスーツ=“アイアンマン”を完成させるのだった…。

20代の頃は,ドラッグ中毒の若者役を演じた『レス・ザン・ゼロ』(1989年・20世紀フォックス)や,喜劇王チャーリー・チャップリンを演じた『チャーリー』(1993年・トライスター)で,天才俳優として認められながら,『レス・ザン・ゼロ』をなぞらえるように麻薬に溺れ,警察のお世話になるなど“業界の問題児”のイメージが強かったロバート・ダウニー・Jr。彼が再びハリウッドのトップスターに返り咲いたシリーズの始まり。波瀾万丈なダウニーの経歴が,トニー・スタークに,金持ちで天才でプレイボーイでナルシストにもかかわらず,嫌味がなく愛されるキャラを吹き込んだのだと思える。

シリーズを通してトニーを支えるペッパー(グウィネス・パルトロー)は初々しいし,J.A.R.V.I.S.の声なんかポール・ベタニーだし,運転手のハッピーはジョン・ファヴロー監督自身が演じる。

制作時点ですでに決まっていたMCU構想は,この作品の大ヒットによりさらに加速することになる。フィル捜査官(クラーク・グレッグ)が自己紹介する舌を噛みそうな「Strategic Homeland Intervention, Enforcement, and Logistics Division.(戦略国土調停補強配備局)」は,終盤でようやく「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の略称が登場。

また,エンドロールの後のシーンで,トニーの家を訪れるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が,アベンジャーズ結成の話を持ちかける。


映画クタ評:★★★★★


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◆シリーズ一覧◆

アイアンマン2』(2010年)

アイアンマン3』(2013年)