飯田線にいた戦前型(制御電動車)④ | 伊勢守の鉄道博物館

伊勢守の鉄道博物館

一応、鉄道博物館を名乗ってはいますが、偏りがあります(汗)
2018年11月4日より現役(?)に復活することにしました。

制御電動車の中でまともに撮れなかった車両はクモハ51029などいくつかあるのですが、クモハ61も3両在籍するのに撮れなかった車両です。

両運転台で予備車となることが多く必ずしも運用に入るというわけでもないので、空振りに終わることも有り得た車両でした。



田切のΩカーブ  田切-伊那福岡

クハユ二56の次にクモハ61が連結されています。この位置からでは車番までは判別することはできませんでした。



56002+61003


これもクモハ61がクハユ二56の次に連結されています。

パンタグラフの向きが下り側についていますので、クモハ61003ということがわかります。

3両いたクモハ61のうち003は飯田線転属の際に車両の方向転換が行われ、他の2両とはパンタグラフの向きが逆になっています。


61003&21009


見学範囲から外れた位置に停車していたクモハ61003とクモヤ21009

無理やり望遠レンズで撮影しましたが、画像修正ナシには見せられない出来でした。

連結器からぶら下がっている白い札は『手歯止め使用中』と書かれた札で、車輪に三角の木の破片を当てて車両の転動を防止する手歯止めを使用していることを示すものです。
車両を動かす時に手歯止めを取り外すのを失念すると、乗り上げて脱線する危険があります。





唯一、クモハ61を正面から撮影できた一枚。

クモハ61003のパンタグラフ側の運転台になります。







おまけ

クモハ52004

佐久間レールパークに展示されていた廃車時の姿。




連結面の姿は現役の時でもめったに見られなかったと思います。


参考までに同じ静岡鉄道管理局の旧形国電である身延線の写真も入れておきます。


クモハ51812

正面窓両側と運行窓がHゴム化されているタイプ。このような改造をした車両は飯田線にはいなかったと思いました。
側面もドア、戸袋窓もHゴム化されていています。



こちらは前面がHゴム化されている以外は、比較的原形のイメージが残っている車両です。
車番の記録がなく、クモハ51は確かですが・・・


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