笑うと幸せになる | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

「笑う」とからだにいいことがアレコレあるっていうのは、これまでも何度かお伝えしてきました。例えば「毎日笑って免疫力アップ&シェイプアップ」「笑いと免疫力 吉本新喜劇での実験」「体調管理に、笑いの効用」など。「安保流ストレスを減らす方法」もそうですね。

昨日は、アメーバニュースで↓下記の記事をみつけました。

「笑うと幸せになる」をオックスフォード大研究所所長が確認

 白澤卓二氏は1958年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。アンチエイジングの..........≪続きを読む≫
リラックスしたときよりも、コメディ映画でもみて笑ったほうが、痛みに対する閾値(いきち)が高くなるという話。この研究をしたダンバー博士の見解は、笑う→エンドルフィンの分泌が増える→痛みの閾値が上がって痛みが緩和されるとのこと。

閾値というのは、反応するかしないかの限界値。つまり、「これ以上または以下だったら反応するよ」というポイント。痛みの閾値が上がるということは、例えば1~10の強さで刺激したとき、これまでは5で痛いと感じてたのが、6や7でも痛みを感じなくてすむようになるってことです。

神経細胞って、コンピューターと一緒で1か0、反応するか、しないかなの。で、神経細胞が反応を起こすのは、受け取った神経伝達物質による刺激がある一定の値を超えたとき。つまり、閾値に達したときなんです。

神経細胞は、脳の中で複雑なネットワークを築いてますから、一方で反応を起こそうとする物質を受け取りながら、他方で反応を抑えようとする物質も受け取ったりするの。足したり引いたりのバランスで、反応したり、反応が行き過ぎないように抑えたり、反応を止めたりしてるワケです。

エンドルフィンは、鎮痛作用をもたらすオピオイドペプチドで、脳内麻薬とか脳内モルヒネと呼ばれています。分泌が増えると「いい気分~」とか「幸せ~」という状態を呼び起こすので、脳内快感物質とも言われます。アメーバニュースにも書かれているように、ランナーズ・ハイをつくるのはこれね。

あら?幸福感をもたらす神経伝達物質はドーパミンじゃなかったっけ?はい、その通り。「脳の中の報酬系」にそう書いてます。でもね、A10神経を刺激してドーパミンを出させるのは、エンドルフィンなのよ。エンドルフィンがGABA神経を抑制して、結果的にA10神経からのドーパミン遊離を促進するしくみ。

エンドルフィンは、からだがストレスを受けたときに分泌されるようになっています。つまり、ストレスからからだを守るためのものなのね。その証拠に、ジョギングで「苦しい~っ」という状況になった後にランナーズ・ハイがやってくるでしょ?しかも、エンドルフィンって、ストレスホルモンと呼ばれるACTHと由来が同じ。

そんなエンドルフィンの分泌が、笑うことで増えたっていうのが今回のニュース。しかも、複数名で一緒に笑い合うと、余計に増える。そう言えば、ランナーズ・ハイの実験でも、ひとりよりふたりで走ったときのほうが、エンドルフィン量が増加しやすかったんじゃないかしら。

笑うっていいよね。NK細胞が活性化する、ストレスホルモンが減る、炎症性サイトカインが減る、脳血流が増える、そしてエンドルフィンが増えて幸せ気分になれる。ストレス解消にも、ガン予防にも、花粉症の症状軽減にも、大いに笑いましょ。

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一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。

白梅
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