辰年だから、龍のごとく! | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

今日は小寒、寒の入りです。大寒は21日。節分までの間、暦の上では1年でもっとも寒い時季になります。年末からの寒さ続きで、今年の冬はとても冬らしい冬。カゼやインフルエンザに気をつけてくださいね。

さて、今年は辰年です。先日、ことばおじさんのコラムで、十二支のもともとの意味について、解説されてました。十二支は十干と組み合わされていること、当初は方角や12ヶ月を示すものだったことは知ってたんですが、もとの意味までは知らなかった。

十二支は、1年12ヶ月を示すために、植物のタネから芽が出て、枝を伸ばし、葉が繁り、花を咲かせ、実がなり、実が落ちてタネに戻るまでを、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥としたのが最初だそうです。5番目の辰は、枝がぐんと伸びるさまに当てはまり、「奮い立つ」様子を示しているとか。

その十二支を庶民に広めるために、覚えやすいように動物を振り当てた結果、私たちがよく知っている十二支になったとのこと。

つまり、子(し)・丑(ちゅう)・寅(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(ゆう)・戌(じゅつ)・亥(がい)が、ネ(ネズミ)・ウシ・トラ・ウ(ウサギ)・タツ・ミ(ヘビ)・ウマ・ヒツジ・サル・トリ・イヌ・イ(イノシシ)になった。

十二支の動物のうち、タツだけが龍で、架空の動物。なんでそうなったかまでは、わかってないようなんですが、辰の意味が「奮い立つさま」「動いて伸びる」「整う」であることから、それにふさわしいもので、縁起のよいものってことで、龍に白羽の矢が当たったんでしょうかね。

龍は四方を治める四神のひとつにもなっています。東を守る青龍です。中国では、その姿に「九似あり」というそうで、①体は大蛇、②腹は蜃(蛇に似た架空の動物)、③爪は鷹、④手は虎、⑤目は兎(別説では鬼)、⑥頭は駱駝、⑦角は鹿、⑧耳は牛、⑨うろこは鯉に似ていると。で、うろこは全部で9x9の81枚。

十干十二支自体は、古く商(殷)の時代からあったそうですが、その組み合わせで、干支として年をあらわすようになったのは、漢代になってから。干支(かんし)を「えと」というのは、日本でのことで、十干の○○兄(○○え)の「え」と○○弟(○○と)の「と」を取ったようです。

十干は、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)ですが、これに陰陽五行説が入ったことで、木火土金水の五行に、○○兄で陽、○○弟で陰を示し、↓下表のように読むようになりました。

十干

これに十二支が組み合わさると、甲子(きのえね)から始まって、癸亥(みずのとい)まで、5x12で60になって、還暦っていうワケですね。ちなみに今年は、壬辰(みずのえたつ)だそうです。

甲子園は甲子の年にできたんでしょうね、きっと。壬申の乱は壬申の年に、戊辰戦争は戊辰の年に、辛亥革命は辛亥の年に、それぞれ起きたってことよね。十干十二支を知っておくと、歴史の勉強もおもしろくなるかも?

辰年、しかも壬辰の今年、水の勢いに龍の勢いを得て、私たちもドーンと上っちゃおう!
一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。


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