食あたりの特効穴 裏内庭の位置 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

大寒波が近づいています。関東地方でも、もしかするとホワイトクリスマスになるかも?日本海側の地域や東北・北海道のみなさまは、大雪と突風にご注意くださいね。

昨日、「ノロウイルスにかかりやすい人、かかりにくい人」をお届けしましたけど、心当たりのある方がいらっしゃるようですね。血液型O型がかかりやすくて、B型がかかりにくい。なら、A型は?

昨日の記事中にリンクを貼った健康百科の医療ニュースには、とくにA型に対する記述は見当たりませんでした。

そこで、医療ニュースの中にリンクのあった広島市衛生研究所トピックスの「カキにあたる人、あたらない人」を見てみると、A型はノロウイルスのタイプによって、感染しやすい場合とそうでない場合があるみたい。

ということは、かかりやすいのは、O型・A型・AB型・B型の順ってことになるんじゃないでしょうか。もちろん感染して発症するかどうかは、個々の免疫力にもよりますから、血液型だけがすべてじゃありませんけどね。

感染性胃腸炎の症状緩和に、裏内庭のツボへのお灸をおススメしました。このツボの位置は、教科書的には、↓下図の黄緑●の位置になります。足陽明胃経のツボである内庭(ないてい)の裏側なので、裏内庭という名前がついたワケですから。

足底のツボ 

ところがですね、臨床的には↑上図の灰色●の位置に取ることが多い。「食あたりの特効穴 裏内庭」につけた図でも、そのあたりに印をつけてます。この位置、中国では食傷名灸穴と呼ばれているツボになっています。食傷(しょくしょう)というのは、食あたりのこと。

名灸師として名高い深谷伊三郎先生によると、「第二指の付け根のところで指幅をはかり、それを一辺の長さとして正三角形をつくって、角頂に取る」とよいとのこと。これも、↑上図に赤線で記入した逆正三角形の先っぽを見ていただくとわかるとおり、食傷名灸穴の位置になりますね。

私の経験、と言っても、食あたりの人にめぐり合うこともそうそうありませんから、数少ない経験ですけど、やっぱり灰色●の食傷名灸穴の位置に取ったほうが、いい結果が出てたように思います。

こんなふうに、教科書に書かれているツボの位置は、あくまでも目安。実際の臨床では、冷たいとか、硬いとか、色が悪いとか、ツボの様子や反応をみて治療点を決めることになります。

一天一笑、今日も笑顔でいい一日にしましょう。

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