夏カゼにやられる人が続出? | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


ここ数日でいらっしゃったお客様、みなさん夏バテ気味ショック! 今年が異常に暑いってこともあって、冷たいものの摂り過ぎが目立ちます。


「夏は代謝が落ちる?」「食養生の基本」「夏の腰痛はおなかの冷えのせい?」 でもお伝えしたように、おなかの冷えは免疫力を低下させ、夏バテや夏カゼを引き起こしますから、要注意です。


実際、お客様の中に寝込んだという方々、出てきてます。おひとりは、ヘルパンギーナ。別の方は、おなかのカゼ。いずれも原因は、暑さと湿気を好むウイルスのせい。


ヘルパンギーナは、手足口病 と似ていますが、発熱と口内炎が主症状です。口内炎の痛みで食事が摂れず、熱のためにグッタリします。


おなかのカゼは、ウイルスが腸で悪さをして、激しい下痢を起こします。熱やのどの痛みを伴うこともあるようです。


夏カゼとして流行るものには、ほかにプール熱(咽頭結膜熱)がありますね。熱が下がってからも、結膜炎や腹痛・下痢などの症状が残ることがあります。


ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱は、子どもがかかりやすい病気といわれています。それは、おとなに比べて、子どもの免疫力が弱いため。おとなは感染しても、発症しないことが多いんです。


ところが最近は、それらの病気に、おとなもかかるようになってきた。どれだけ免疫力が下がってるんだか、とても心配です。


夏に流行るこれらの病気、夏カゼとしてひとくくりにしちゃいますが、何よりも予防が肝腎です。かかってしまったときは、ひたすら水分補給をしながら、寝てからだを休めることです。ワクチンも特効薬もありませんから。原因はウイルスなので、抗生物質は効きません。


下痢症状は、おなかのウイルスを出してしまおうとする、からだの反応。下痢止めを飲んでしまうと、反って回復を遅らせてしまいます。下痢するからといって、水分を摂らないと、脱水症状を起こし危険です。あまりにひどい場合は、医師の診察を受けましょう。


そこらへんのどこにでもいるウイルスたち。感染しても発症しないように、免疫力を維持しましょう。免疫力アップのメニューは、手足口病 の記事中にまとめてありますので、ご参考にどうぞ。


また、夏カゼ予防として、

1 温かい食事と飲み物をとる

2 食欲が落ちても、そうめんやそばのようなものばかりにしないで、栄養バランスを考える

3 野菜もしっかり摂って、とくにビタミンCを補給する

4 水分をしっかり補給する(熱中症予防のためにもね)

5 冷房を控えめにする

6 シャワーですませずに、お風呂に入る

7 軽い運動をして、汗をかく

8 手洗いとうがいを欠かさない

9 疲れたなと思ったら、早く寝る

10 1日1回、ワッハッハと笑う


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


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