戦闘 ★★★★★
カリスマ ★★★★★
かっこよさ ★★★★☆
参考文献
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
前回の記事で述べた ように、アムロ・レイはグリプス戦役でくすぶった後、テストに明け暮れた。
その地道な苦労を乗り越え、彼は成熟した一人の男として戻ってきた。
シャア・アズナブルの過激な行為に「エゴだよ!」と吐き捨てる。
その力強さは、一人の大人の男だ。
しかし反面、既定された人間になっているのは否めない。
一人の社会人であり、職業軍人に近くなっている。
そんな彼が、最後に宿敵・シャアと戦い。
熱く燃え。
傷つき。
散っていく。
二人の戦いで、熱い思いがよみがえったのはシャアだけではない。
アムロも、うっ屈した生活から抜け出すことができたのだ。
「シャアの再来」フル・フロンタルなど、シャアの生存を熱望する声は多い。
しかし、アムロの生存を熱望する声が少ない。
それが、残念でならない。
リ・ガズィ
独立部隊「ロンド・ベル」、モビルスーツ隊の隊長で当時の階級は大尉。
宇宙世紀0093年3月4日、第二次ネオ・ジオン抗争が勃発。
地球連邦軍の本部があるチベットのラサに向け、小惑星5thルナの落下を目論むネオ・ジオンを阻止するためにリ・ガズィに搭乗。
ヤクト・ドーガに搭乗するギュネイ・ガス を退けたが、サザビーで出撃してきたシャア・アズナブル には圧倒される。
そして、5thルナは地球へ落下。
この戦いで、MSの性能の差が決定的に感じたアムロ。
月面都市フォン・ブラウン市の工場でまだ開発中のνガンダムを、強引に受領しロンド・ベルの旗艦でブライト・ノア が艦長の「ラー・カイラム」へと向かう。
その後、サイド1のロンデニオンでブライトの息子ハサウェイ・ノア とクェス・パラヤ と共にドライブをしている時、白馬に乗って散歩していたシャアと遭遇。
シャアに掴みかかり取っ組み合いになった後、銃で狙撃しようとするも、クェスに邪魔をされギュネイがハイザックで救援に来たために逃げられる。
宇宙世紀0093年3月12日。
シャアは、地球を寒冷化しようと、ハマーン・カーン 亡き後のアクシズを地球に落とそうともくろむ。
アムロはアクシズの防衛ラインを単機で突破。
シャアのサザビーとのMS戦を繰り広げ、最終的には圧倒。
サザビーからシャアが脱出ポッドで放出されると、落下を始めたアクシズにそのポッドをめりこませる。
アムロは必死にνガンダムでアクシズを押す。
その光景に、敵味方問わず数多くのMSが落下阻止に駆けつける。
多くの人の意思を集めたサイコフレームは共振を始め、大きな力となりアクシズを宇宙へ押し返し始める。
その場面は胸を打ち、涙を誘わずにはいられない。
こうして二人の英雄は、宇宙の彼方へ消えていく。
※参考記事:UCの発売日の今日3月12日は、シャア・アズナブルとアムロ・レイが消えていった日です。
(過去の人物伝 )
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アムロ④(第2次ネオ・ジオン抗争時)