諸君、ご壮健かな。
諸君は今日、3月12日は何の日かご存じだろうか。
ホワイトデーの2日前？
ちがう、そんな不謹慎なものではない。
これの発売日だ。
そんな記念すべき日は、実は因果な日だったことを知っているだろうか。
それは。
シャア・アズナブル とアムロ・レイ が、サイコフレームとともに消えていった日。
サイド７で偶然出会い
宿命のライバルとして、因果のメビウスを回り続けた二人。
そんな二人の戦いにピリオドが打たれた日なのだ。
真っすぐに生きるあまり、自分をい追い込み、民衆も追い込んでいくシャア。
社会に順応し、自分を抑え、民衆全体の幸せを祈るアムロ。
二人の思う将来は、地球と共存する世の中と同じなのに。
多くの民衆を粛清して地球に謝罪する、多くの民衆で地球を再建する、
その思う過程が違うことで、戦わなければいけない二人。
結局、多くの兵士の思いはアムロの思いに共感し
サイコフレームが共振してアクシズは地球に落ちなくて済むわけであるが。
私は、シャアの人間性に惹かれる。
アムロのほうが政治的にも正しいことは分かっている。
でも人間的にはシャアだと思わないか。
その信念に基づいた生き方をみんな知っているからこそ、
彼が塵と消えた後も、シャアの名は語られ続け、戦後もネオ・ジオン残党はパラオに潜伏し
マフティー騒乱など反政府組織も存在し続けるのだ。
スポーツ選手にもいるだろう。
記録に残る選手。
記憶に残る選手。
どちらも素晴らしい。
でも私は、記憶に残る選手のほうに
果てしないカタルシスを感じてやまないのだ。
こんな日に、新たな宇宙世紀が動き出すという事実。
ロマンが存在するとおもわないだろうか。
参考文献
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