ADKの2008年12月の発表が決算の関係で公開されていないかったのですが、

ようやく上がっていたので、比較してみます。


電通・博報堂の12月は以下でご紹介いたしましたが、
博報堂DY(博報堂・大広・読売広告社): 2008年12月売上速報 電通比較
電通:2008年12月度単体売上  速報 


ADKが平成20年12月期の売上を発表した。
http://www.adk.jp/ir/sold/090213_1.html













アサツーディーケー(ADK)の12月単月度の売上高総計は332億7400万円(前年同月比で90.2%)
新聞 :20.7億(77.4%)
雑誌 :15.7億円(75.6%)
ラジオ:3.1億円(73.5%
テレビ:144.1億円(95.0%)
インタラクティブ:15.1億円(110.4%)
OOH:12.2億円(85.3%)
クリエイティブ:44.3億円(88.7%)
マーケティング・プロモーション:67.8億円(88.8%)
その他:9.4億円(86.1%)



電通の12月単月度の売上高総計は1272.46億9000万円(前年同月比で87.3%)
新聞 :122.47億(82.2%)
雑誌 :44.33億円(84.0%)
ラジオ:18億円(88%)
テレビ:597.44億円(90.2%)
インタラクティブ:27.2億円(97.7%)
OOH:34.74億円(84.1%)
クリエイティブ133.09億円(86.3%)
マーケティング・プロモーション:148.59億円(82.5%)
その他:146.2億円(86.7%)


博報堂   :12月単体は581億円(前年対比92.5%

新聞53億円(前年対比71.0%

雑誌24億円(前年対比72.9%
ラジオ10億円(前年対比96.0%)
テレビ258億円(前年対比99.0%)
インターネット14.7億円(前年対130.2%)
OOH:19億円(104.6 %)
クリエイティブ61億円(97.5%)
マーケティング・プロモーション:126億円(86.3%)
その他:11億円(164.3%)



ADK単体のインタラクティブが若干ですが、博報堂単体をうわまっていますね。


しかしながら、通期では↓前年割れの格好だ。


ADKの通気業績ですが、
http://www.adk.jp/ir/pdf/090213_t.pdf
11月に下方修正した予想をさらに悪い内容となっています。

連結売上高は3994億5200万円(前年同期比8.2%減)
営業利益は36億9900万円(同48.1%減)
経常利益は53億3500万円(同40.5%減)

部門別売上(注)
当期売上高 前年同期比
(百万円未満切捨て)
雑誌広告 23,737 △16.4
新聞広告 30,376 △11.1
テレビ広告 162,453 △ 8.7
ラジオ広告 3,710 △16.7
デジタルメディア広告 13,467 △ 0.3
広告取扱高
OOHメディア広告 12,097 4.4
小 計 245,843 △ 9.0
セールスプロモーション 57,434 △ 0.9
制作売上高
広告制作その他 55,318 △ 7.5
小 計 112,752 △ 4.3
合 計 358,595 △ 7.5



雑誌広告部門では、
売上の中核をなすトイレタリー・ファッション関連の市況が低調に推移したこと
デジタルメディアへの移行が進行したことの影響を大きく受け、売上高は237 億3千7百万円(前年同
期比16.4%減)でありました。

新聞広告部門では、
新規大口広告主を獲得いたしましたが、金融・保険、自動車・関連品業種の既存
大口得意先における大幅な予算削減の影響を受け、売上高は303 億7千6百万円(前年同期比11.1%減)
でありました。

テレビ広告部門では、
昨年に引き続き、利益率の改善をテーマに採算性を重視した営業活動を推進し
ました。番組提供広告におきましては、外食・各種サービス、金融・保険業種の出稿減の影響を受けま
したが、情報・通信、食品、自動車・関連品業種を中心に健闘し、全般的売上は前年を僅かに下回るに
留まりました。
スポット広告におきましては化粧品・トイレタリー、外食・各種サービス、自動車・関連品、家電・AV機器、情報・通信業種で大きく低下
アニメコンテンツ分野におきましては、
ニメ配信サイトやモバイルでの動画配信に着手し、新しく開発したアニメコンテンツの海外番組販売や新旧のコンテンツのDVD販売などを順調に伸ばしましたが、急激な円高のため、円換算後の海外番組販売の売上は大幅に減少しました。その結果、テレビ広告部門全体で売上高1,624 億5千3百万円(前年同期比8.7%減)でありました。

ラジオ広告部門では、
ラジオ広告市場全体が縮小する中、部門内シェアが大きい自動車・関連品業種
大手広告主の予算削減による出稿の減少の影響を受け、売上高は37 億1千万円(前年同期比16.7%減)
でありました

デジタルメディア広告部門、
売上面においては教育・医療サービス・宗教業種で大きな出稿を獲得いたしま
したが、一部取引先との契約が終了したことが影響し、売上高は134 億6千7百万円(前年同期比0.3%
減)と僅かながら前期を下回りました。


全体的に明るいものとはならず、これから2009年3月期決算を迎える、

電通、博報堂DYもインタクティブ領域を除いて同じような結果になってくるだろう。



■ADK行関連エントリー
アサツーディ・ケイ(ADK):2008年12月期 通期予測下方修正
アサツーディーケー(ADK): 2008年11月単体月次売上


■業績関連エントリー
電通:2009年1月度単体売上
電通:2008年12月度単体売上  速報 
博報堂DY(博報堂・大広・読売広告社): 2008年12月売上速報 電通比較
アサツーディ・ケイ(ADK):2008年12月期 通期予測下方修正
博報堂DY(博報堂・大広・読売広告社): 2008年12月売上速報 電通比較
インターネット広告:さらに拡大が加速 2009年に新聞抜き第2のメディアへ
電通:2008第2四半期決算発表 落ち込みははげしい
電通:2008年10月度単体売上
電通 博報堂DY:4月~9月度売上比較①
電通 博報堂DY:4月~9月度売上比較② +IABの成長予測も・・。

電通:サイバー・コミュニケーションズ(CCI)を完全子会社化
サイバー・コミュニケーションズ:ネオ・アット・オグルヴィ株式会社一部株式取得
博報堂DYホールディングス:DACを連結子会社化へ DACは博報堂アイスタジオ子会社化