電通と博報堂DYの9月期単体(監査まだなし)が出たので、
まとめておきます。

電通の9月単月度の売上高総計は1307億9000万円(前年同月比で83.0%)
博報堂の9月単体は642億円(前年対比96.7%)
大広の9月単体は112億円(前年対比89.2%)
読売広告社の9月単体は81億円(前年対比101.1%)

電通9月単体売上

http://www.dentsu.co.jp/news/release/2008/pdf/2008087-1007.pdf

電通の9月単月度の売上高総計は1307億9000万円(前年同月比で83.0%)

新聞125億円(前年対比85.9%)

雑誌63億円(前年対比85.2%)
ラジオ18億円(前年対比92.8%)
テレビ533億円(前年対比85.7%)
インターネット25億円(前年対比107.3%)



博報堂DY 3社単体売上 

http://www.hakuhodody-holdings.co.jp/ir/library/mb/mb200809.pdf


博報堂642億円(前年対比96.7%)

新聞56億円(前年対比72.1%)

雑誌28億円(前年対比68.3%)
ラジオ12億円(前年対比106.9%)
テレビ248億円(前年対比91.2%)
インターネット15億円(前年対比137.9%)

比較すると
電通:                                  博報堂

新聞125億円(前年対比85.9%)             新聞56億円(前年対比72.1%)

雑誌63億円(前年対比85.2%)              雑誌28億円(前年対比68.3%)
ラジオ18億円(前年対比92.8%)             ラジオ12億円(前年対比106.9%)
テレビ533億円(前年対比85.7%)            テレビ248億円(前年対比91.2%)
インターネット25億円(前年対比107.3%)       インターネット15億円(前年対比137.9%)

2008年4月以降の前年対比               2008年4月以降の前年対比
4月95.3%                           4月100.9%
5月98.7%                           5月90.1%
6月95.7%                           6月102.2%
7月91.3%                           7月94.8%
8月101%                           8月95.5%

引き続き新聞の対比80%台が続く。          同様に新聞の対比が70%台 


電通の8月はオリンピックでテレビ広告100%超えをしているので、
やはり4月くらいから落ち込みが激しくなっている考えられる。特に4マスへの依存率が高い電通の落ち込み具合は顕著である。
原材料価格高騰・北米市場低迷によりトヨタ、マスメディア広告費削減
したのは記憶に新しいですが、企業のマス予算が削られた影響とは思える時限をよもや超えています。

このあたりはネット系代理店各社の月次売上をみれば明らかになるでしょう。サイバーエージェントは10月30日に9月単体を出す予定。

景気の後退が本格的になってくると

企業は経費削減の対象とする、

3Kといわれる広告宣伝費、交際費、交通費が削られていくことになるので、各社厳しくなってくる。

次月以降はより厳しい単月売上がでてくるでしょう。

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